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声優になるには? 第四回 キャラクターボイスを演じる
声優になるには「演技力」が重要!
演じるということは、そのキャラクターに命を吹き込むということです。「声優に大切なのはなによりも声でしょう!」という意見も間違ってはいませんが、それと同じくらい大切なのが演技力です。
今回はキャラクターを演じるにあたっての注意点、演技のコツについて解説していきます。
声優になるには1:喜怒哀楽をはっきりと表現する
喜怒哀楽(きどあいらく)を演じるときは全身を使うことが大切です。身振り手振りなどのボディーランゲージはもちろん、つま先から頭のてっぺんまでを駆使しながら、周囲から見たときに「大げさすぎるのでは?」と思うほどに身体を使って演技してください。これはプロの俳優や劇団員、そしてもちろんプロの声優もやっていることですよ!
感情は身体に引っ張られるものです。喜怒哀楽を身体全体で増幅して、それを声としてアウトプットしてみましょう。
声優になるには2:抑揚をつける
抑揚、イントネーションというのは、話すときに調子を上げたり下げたりすることを言います。日常会話が棒読みの人はいませんよね? イントネーションがない棒読みのセリフだと、人間味を感じずに不自然で機械的な印象を受けるはずです。キャラクターに声を吹き込むときには、そのキャラクターが実在する人物のように振る舞って、自然なイントネーションで喋るようにしましょう。
どうしても自然に喋れずセリフが硬くなってしまうときには、数日間そのキャラクターになりきって生活してみることをオススメします。演じるキャラクターによっては、周囲から多少変な目で見られるかもしれませんが(笑)、そのキャラクターと自分が一体化して、自然体で喋ることができるようになりますよ。
声優になるには3:キャラクターのことを理解する
声優は、演じるキャラクターの一番の理解者になることが大切です。アニメの原作があるのなら、それを熟読してキャラクターの性格・設定・生活環境・趣味趣向(しゅみしゅこう)などをすべて把握しておきましょう。これは前述の「数日間そのキャラクターになりきる」にも通じることですが、ハイレベルな演技をするには、あなたとキャラクターが一体化することがなによりも大切なのです。
声優になるには基本を極めよう! 演技力の重要性
現在活躍されている声優のなかには、アーティストとして楽曲を出している方も数多くいらっしゃいます。キャラクターソングや出演アニメ作品のカバー曲を歌うなど、最近では歌唱力も必要とされている傾向にあります。
しかし、あくまで声優という仕事は俳優の一種であり、歌唱力よりも演技力の方がずっと基本的なスキルになります。そのことを忘れずに、演技力のトレーニングをしっかりと行っていきましょう!
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