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声優になるには? 第二回 滑舌をよくするために意識することは

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声優になるにはもちろん滑舌も重要

お友達や会社の同僚などと話している時に、「何を言っているのかわからないよ〜」「えっ、もう一度言ってみて」と聞き返された経験はありませんか?

言葉を発するときの、舌や口の「スムーズさ」を滑舌といいます。たとえ声の大きさや高さが合っていても、滑舌が悪いと、話している内容そのものが伝えられないことがあります。これは声優として致命的ですよね。

滑舌が悪い原因と滑舌をよくするポイントとは

滑舌が悪い原因は大きく分けて3つ。歯並び・舌の動き・発音です。歯並びに関しては歯科矯正(しかきょうせい)をするしかありませんが、それ以外ならトレーニングで改善が可能です。

今回は滑舌を鍛えるためのトレーニング方法を紹介していきます。

滑舌をよくするポイント1 舌の筋力を鍛えよう!

1.下唇と下歯茎の間に舌を入れる
2.舌の先にギュっと力を入れて、右端→左端→右端……とゆっくり動かす
3.これを数回(3〜6往復がオススメ)行う
4.上唇と上歯茎の間に入れ、同じように行う
口はしっかり閉じた状態でトレーニングします。やり始めは、舌がつるような感覚がしてキツイかもしれませんが、慣れてきたら徐々に増やしていきましょう!

滑舌をよくするポイント2 唇の筋肉を鍛えよう!

1.唇の付け根に力を込めて、破裂音(はれつおん)である「パピプペポ」を強く大きく発音する
2.閉じた唇を、歯と歯のあいだにしまいこむように吸い込む→戻す
3.口角を思いっきり上げて数秒キープ→口をすぼめて数秒キープ

これらの運動のなかでも、3は特にオススメです。口角を上げるということは、すなわち笑顔になるということ。そう、実は笑顔のトレーニングにもなるんです! トレーニングに慣れてくると、自然と口角が上がっていき、笑顔そのものがより良く変化していきます。他人への印象もグンとアップしますよ!

滑舌をよくするポイント3 言葉を母音だけで言おう!

例えば、“ありがとうございます”の場合、「り→い」に、「と→お」などとそれぞれを母音に置換して「あいあおうおあいあう」といいます。口を大きく開け、はっきりと発声することが大切です。

これはプロの声優や劇団の方などが実際に行っている、かなりメジャーなトレーニング方法だそうですよ。いろいろな言葉で試してみるのがいいでしょう。

滑舌をよくするポイント4 早口言葉をマスターしよう!

ただ早く話すのではなく、一つ一つの音を「大切に・しっかりと・明確に・誰にでも聞き取れるように」発音することが重要です。最初は焦らずゆっくりと発音していき、慣れてきたら徐々にスピードを上げて話していきましょう。

「なまむぎ・なまごめ・なまたまご」
「あかまきがみ・あおまきがみ・きまきがみ」
「とうきょう・とっきょ・きょかきょく」
「となりの・きゃくは・よく・かきくう・きゃくだ」

このあたりを躓かずに言えるようになったら、かなりのモノです。アクセントや間の取り方などを考えてトレーニングすると、演技の練習にも繋がりますよ!

声優になるには一歩一歩進んでいこう!

地道な努力が必要ですが、滑舌が良くなれば普段のおしゃべりも楽しくなります。そしてなにより、滑舌の改善=声優の技能の向上です。今回紹介したトレーニングを習慣にして、常にレベルアップを心がけましょう!

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