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2015年3月卒業の高橋さん、6か月後には立派な個展をオープン

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デザインカレッジ 2015年度3月 卒業生 
高橋 かな さん 

 

卒業して半年しかたっていない、高橋さんが個展をオープンすることになったので取材に行ってきました!

場所は大阪市の高級住宅街 堀江! 堀江公園の前!!

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〇お店のコンセプトを教えて下さい!
主に、バングラディッシュやネパールから見つけた素材で作品を制作していますが、作品を通して遠い土地の風景とか、そこにしかない色とかを、身につける人に身近に感じて貰えたらなと言うのがコンセプトです。
遠い土地でいろんな問題が起きても、「関係ないと言うか、遠くの事」という意識が自分にもあったりしますよね。
でもその国の洗濯物の色とか、子供たちの遊んでいる風景とか、植物の色とか、そういう物事を作品を通して伝えて身近に感じていただけたら・・・と言うのが目的です。



〇作品の紹介をお願いします!

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この布はバングラデッシュの民族衣装の布を使っています。オールドサリーと言うんです。
長い布を巻きつけて着る服装なんですけど、イスラム教の国で女性は肌の露出を避けなければなりません。でも、その中でもオシャレをしていているんです。すごく暑い国で女性たちが身にまとうハッキリとした鮮やかな色がキレイだなと思いました。
道端にマンゴー等様々なフルーツがなってたりカラフルな花が咲いている国なんですが、日本にはないこの国ならではの色を伝えられる素材だと感じたのと、民族衣装ってその国のその土地の暮らしや伝統を身近に感じられる素材だなっと思ったんですよね。日本だったら着物が民族衣装ですけど、例えば薄い生地だったら暑い国なんだなという想像が出来たり。
この素材はバングラディッシュに行った際にお世話になった方のおかげで、今もcilnee(チルニー)の代表的な素材として使わせて貰っています。


〇布を使った製品が多いですか?
20151229.6.JPGまだ海外から自分で持って来たって言うのがあまり多くないんですが、代表として布が多いですね。
他には、小さいんですが、ネパールで見つけたビーズも大好きな素材です。
最初は細工が綺麗だなっと思って買ってきてたんですよね。日本に帰ってきて調べたら、どうやらチベット仏教を信仰する地域でその伝統や文化の影響を受けて作られた、現地の人が身につけるビーズらしいと言うのが、わかりました。
動物の骨を大切に使って作られていて、ターコイズと赤サンゴを使ってチベットの伝統的な色である赤と青の模様が表現されているという情報もあって、知らない世界の様々なストーリーがこの一粒に詰まっていて、そんなものを見つけてこれたらやっぱり嬉しいんですよね。
信仰の盛んなその地域だからこそ生まれたこういうものや、ストーリのあるものを集められたらなと思っています。

〇石もちらほらと見かけますが・・・

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20151229.9.JPG海の物とか、自然の形もよく扱います。
【世界に絶対1つしかない】じゃないですか。こういうのって。これシーグラスやサンゴなんですけどそういう人間の力が及ばないところで自然に出来た形も、すごくキレイだなと思って、この素材が見てきた海の中や知らない土地の砂浜や、自分がみたことのない風景が沢山、あるんだろうなって想像しながら作品を作ります。


〇いつぐらいから個展をしたいと思ってたんですか?
実は、入学時はそういう具体的なイメージは全然なかったんです。笑
ヒューマンに入学したのも、フェアトレードに関わりたい。でも自分にはこれなら出来る!という技術がない。そんな中で
例えばパッケージを可愛くしたり、売り方や、広告の出し方をちょっと、おしゃれにすることで、「作った人にちゃんと対価が支払われるもの」がもっと売れるようになれるといいなと思ったのが始まりです。

なので私は、インテリア・雑貨専攻ではなく、グラフィック専攻で入学したんですよね。

だから、全然こういう風になると思っていなくて。在学中に、酒井先生やグラフィックの先生に、コンセプトの部分を考える方法から教えていただきました。今、フェアトレードに関われているわけではないのですが、自分で作るのも、素材を見つけるのもとても楽しくてなって
自分が作るもので素材が生まれた土地と身に付けてくれる人の距離を縮めることができたらいいなって、そう思うようになりました。
そして先生方に相談する中で在学中にこのブランドを作ることができました。


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〇どういった経緯でヒューマンへ入学されたんですか?
大学を卒業して、4年間、社会人をしてました。結婚もしてて、夫が転勤になってそれを機に、自分がやりたかったことをやろう!って思って転職も視野に入れながら学校を探したんですよね。
卒業したのものつい最近ですよ。だから笑

人との出会いってドコであるかわからないんですよね。まさか、神奈川を出る時はこんなことになるとは思ってもみなかったですし。
東京に戻って、友だちや会社の同期に会うと、「えっ何してるの?」「てどうしちゃったの?」って驚かれることが多いです。

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〇学校を選ぶにあたって、大切にしたことは?
他の学校もたくさん見ました。私の場合、やりたいことがデザインのどの分野なのか結構漠然とした感じだったんですよね。他の学校は、きっちり別れてたんですよ。
グラフィックの中でもイラスト、WEB、パッケージデザインとかすごい細分化されていて、どれか一つに決められなかったって言うのもあります。体験を受けてみて、酒井先生と話をして、ほんとに幅広く、自分のやりたいことを学ばせてくれそうな感じがしました。
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〇スクールや、夜間学校、専門という選択肢がある中で専門にした理由は?
習い事みたいな感じにはしたくなくて、これから学ぶことがずっと自分の仕事にしたいと思っていました。ただ、学費の問題とかいろいろあって、悩んだけど中途半端になるくらいなら2年間でがっつりやった方がいいだろうなと思いました。
でも最初は専科(1年制コース)で申し込んだんですけど、酒井先生がビシっと【1年間でしてもねー】と言って下さりました。
そのことには本当に感謝をしています。だって私、結局研究生として残ったのでトータル3年間やってますからね。笑

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〇だんなさんは応援してくれてますか?
はい。一緒に楽しんでくれています。一緒に楽しんでくれています。バングラデッシュに行く時も一緒に行って、色んな体験をして今でもよく話をします。
いろんな人にサポートして貰って有りがたいですよね。
旦那さんは転勤で今は東京なんですけど、今日も大阪まできちゃって。笑(※この日はクリスマスです。)自由にやらせていただいてます。


〇在学中に、先生に助けてもらった出来事とかありますか?
えっ、もうずっとです。笑 ずっとずっと。 最初って何やったらいいかもわからないじゃないですか。デザインのことも何にもわからなかったので。だからね。ほんとにこういう道に導いてくれたっていうこと、感謝しています。先生方に出会えなかったら出来なかっただろうなと思います。

ラフィックで入学してから、ブランドイメージの考え方・うちだし方とか、パッケージの作り方とか、DMの作り方等も学ばせていただきました。
それが今自分の作品を販売したり、個展の告知をするときに活かせています。グラフィックの先生にもとても感謝しています。
それにグラフィックにとどめないで雑貨のこととか、こういうもの作ってみる?とか導いてくれたりとか、いろいろ今の考え方の基盤になるようなことをずっと一緒に学生生活、先生と一緒にいる中で、ほんとに生活の中で教えて貰ったって感じです。

ヒューマンの先生は、親子関係のように、優しいんですよ。ただの先生と生徒って言うより、ずっと一緒に居たい!みたいな感じです!
少人数っていうのもあるんですけど、ヒューマンの先生って人生に本気で関わってくれるという先生ばかりですよね。考えかたとかも学べたので良かったと思ってます

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〇今後の目標は? 
  2015年は自分の力というよりは、周りの方のおかげで東京でアトリエをオープンできたんです。なのでこれからはちゃんと自分の力で東京でも作品を広められるようにすることがまずひとつ。
今回個展させて頂いて、反響も頂いたんですけど、その分自分の腕を磨かなければと思ったので、自分の技術のを磨くのと、もっとたくさんいろんな物を見に行きたいですね。

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〇入学してくる後輩へ
なんだろう。大それたことは言えないんですけど、なんかやりたいこととか、芯があれば、絶対報われるように導いてくれるし
そういうチャンスはヒューマンにいっぱいあるので、先生との時間を沢山過ごして、沢山、吸収して学生生活を楽しんでください。

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少人数で一人ひとりの個性を大切にしならサポートしてくれる学校がヒューマンアカデミーです。

ぜひ、デザイン分野で働きたい方は遊びにきてくださいね!


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