グラフィックデザインの資格を知ろう！

専用のソフトウェアを使って、広告やカタログ、ポスターなど商業的なデザインを行っていくグラフィックデザインの仕事。必ずしも資格が必要なわけではありませんが、資格を所持しているとグラフィックデザインにおけるスキルの証明になります。なお、グラフィックデザイン専攻では、資格を取得するための学習が可能です。グラフィックデザインに関する資格にはどのようなものがあるのかチェックしてみましょう。

グラフィックデザインの資格の種類をチェック

【Illustratorクリエイター能力検定】
サーティファイ主催の検定です。Illustratorクリエイター能力検定の特にエキスパートに関しては、Illustratorの基本的な知識を駆使して、実践的な内容を処理できるかの能力を問う試験内容になっています。また、PDFへの変換などDTP的な要素を含んだ試験です。グラフィックデザインではIllustratorとPhotoshopはよく使われるソフトなので、ぜひチェックしておきたい資格のひとつになります。

【Photoshopクリエイター能力検定】
Illustratorクリエイター能力検定同様、サーティファイ主催の資格。Photoshopの使い方から、Photoshopを使用した画像の編集のしかたなどの試験内容になっています。より実践的な内容のエキスパートまで取得しておきたいところです。

【DTPエキスパート】
社団法人日本印刷技術協会主催の資格で、筆記試験と実技試験の2段階の試験が設けられています。DTP概論から印刷技術、レイアウトまでより実践的なDTPの知識が問われる試験です。Illustratorクリエイター能力検定やPhotoshopクリエイター能力検定と比べると上位の試験にあたり、グラフィックデザイナーを目指すのであれば、ぜひ取得を目指したい資格になります。

【色彩検定】
色彩検定協会主催のカラーに関する検定。色彩の役割から、ビジネスやインテリアなどにおける色彩について問われる内容になっています。グラッフィクデザイン関連に進むのであれば、プラスアルファとして持っていると便利な資格です。

グラフィックデザインの資格にかかる費用とは

【Illustratorクリエイター能力検定】
スタンダード　7,200円、エキスパート8,200円（税込）

【Photoshopクリエイター能力検定】
スタンダード　7,200円、エキスパート8,200円（税込）

【DTPエキスパート】
20,520円（税込）

【色彩検定】
3級　7,000円、2級　10,000円、1級　15,000円

比較的取り組みやすいIllustratorクリエイター能力検定やPhotoshopクリエイター能力検定が、費用の面からも取り組みやすい価格になっています。

グラフィックデザインの資格の取り方

【Illustratorクリエイター能力検定、Photoshopクリエイター能力検定】
インターネット上から随時試験会場を探し、直接電話やメールなどで連絡を取って試験の申し込みを行います。特に必要な受験資格はありません。試験前は、事前にIllustratorやPhotoshopのソフトの使い方を理解してかつ実践的に使えるようにしておくと良いでしょう。

【DTPエキスパート】
受験に必要な資格は設けられていません。受験をする際は、資料請求を行ってから申し込みを行う形になります。受験日は3月と8月の年2回。気をつけておかないといけないのは認証期間が定められているということ。合格しても2年ごとに更新の試験を受験しなければなりません。

【色彩検定】
1～3級までありますが、どの級においても受験資格は設けられていません。併願受験も可能になっています。受験日は夏期と冬期で、1級2次のみ冬期の受験のみとなります。受験の申し込みは、インターネットで可能です。

グラフィックデザイン系の資格は、受験資格が定められていないことが多いのが特徴です。自分の好きなレベルの検定を自由に受けることができます。