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【原稿読み対策】読めると役立つ全国の難読地名
全国にはたくさんの地名がありますが、なかにはパッと見ただけでは何と読むのかわからない難読地名がありますよね。
みなさんの中にも「地理が苦手...」「漢字が苦手...」という人も多いのではないでしょうか。
しかし、声優やナレーターを目指す上では、仕事柄こうした文字に触れる機会が多い人ほど知っているだけでいざというときに役立つかもしれません。
そこで今回は、全国にある難読地名のなかでも特に頻出度が高いものをセレクトしてみたので一覧にしてご紹介していきます。
よくテレビやネットで目にする地名が必ずあるので、ぜひこの機会にチェックして覚えていきましょう。
【地域別】知っておきたい難読地名
北海道
択捉(えとろふ)島、国後(くなしり)島と併せて、「北方領土問題」で度々ニュースに取りあげられる色丹島や歯舞群島。
その他にも稚内市や釧路市など、あて字で付けられた地名が多く存在するのが北海道です。
- 稚内(わっかない):稚内市
- 釧路(くしろ):釧路市
- 函館(はこだて):函館市
- 歯舞(はぼまい):根室市
- 色丹(しこたん):色丹村
- 長万部(おしゃまんべ):長万部町
- 占冠(しむかっぷ):占冠村
東北
八戸市、弘前市はどちらも青森県主要3都市に含まれる全国的に知名度の高い都市ですね。
他にも、福島県を中心にメディアで取り上げられることの多い地名が存在します。
- 八戸(はちのへ):青森
- 弘前(ひろさき):青森
- 胆沢(いさわ):岩手
- 女川(おながわ):宮城
- 会津若松(あいづわかまつ):福島
- 郡山(こおりやま):福島
- 猪苗代(いなわしろ):福島
関東
高原キャベツやイチゴ狩りで有名な群馬の嬬恋村、陸上競技場のある等々力など、関東の名所として目にする機会の多い地名ですね。
とくに、千葉県には難読都市名が多い印象で、我孫子市、匝瑳市の他にも印西(いんざい)市、八街(やちまた)市などがあります。
- 嬬恋(つまごい):群馬
- 鴻巣(こうのす):埼玉
- 酒々井(しすい):千葉
- 我孫子(あびこ):千葉
- 匝瑳(そうさ):千葉
- 等々力(とどろき):神奈川
- 秦野(はだの):神奈川
東京
首都圏に住んでいると、路線図や案内板などで必ず目にするのが以下の地名です。
メジャーな場所からローカルエリアまで、ニュースや情報番組で取り上げられることも少なくありませんね。
古くから親しまれる下町エリアを中心に、一見わかりずらい地名ばかりですが、読み方と場所を覚えておくといざ東京に住んだときにも安心です。
- 葛飾(かつしか):葛飾区
- 日暮里(にっぽり):荒川区
- 舎人(とねり):足立区
- 御徒町(おかちまち):台東区
- 馬喰町(ばくろちょう):中央区
- 旅籠町(はたごまち):千代田区
- 麹町(こうじまち):千代田区
- 雑司が谷(ぞうしがや):豊島区
- 石神井(しゃくじい):練馬区
- 砧(きぬた):世田谷区
- 福生(ふっさ):福生市
北陸
新幹線の開通により以前よりもアクセスしやすくなった北陸地方では、翡翠(ひすい)の産出地として知られる糸魚川市、日本有数のホタルイカ漁獲量を誇る滑川市、巨大な原子力発電所がある敦賀市などが有名ですね。
- 新発田(しばた):新潟
- 糸魚川(いといがわ):新潟
- 滑川(なめりかわ):富山
- 珠洲(すず):石川
- 羽咋(はくい):石川
- 敦賀(つるが):福井
中部
富士山のお膝元にあたる中部地方には、ワサビの産地・安曇野市やレジャースポットで人気の飛騨・高山・白川といった観光地として人気のスポットが多く存在しますね。
比較的メジャーな地名が多いですが、中には聞き慣れない観光地もあったりします。
- 安曇野(あずみの):長野
- 飛騨(ひだ):岐阜
- 各務原(かかみがはら):岐阜
- 郡上(ぐじょう):岐阜
- 揖斐(いび):岐阜
- 韮崎(にらさき):山梨
- 四尾連(しびれ):山梨
東海
人気観光地の伊豆(いず)市や熱海市など、東海地方にもレジャーシーズン目にすることのある有名地が多く存在しますね。
他にも、焼津市、御殿場市など、初見ではわかりにくいものがあったりします。
- 富士宮(ふじのみや):静岡
- 熱海(あたみ):静岡
- 焼津(やいづ):静岡
- 御殿場(ごてんば):静岡
- 鶴舞(つるま):愛知
- 常滑(とこなめ):愛知
関西
古都・奈良や京都をはじめ、歴史遺産で馴染みのある近畿地方に観光に訪れた方も多いはず。
とくに、京都は各所で景勝地や行楽地も多いため覚えておきたい地名もたくさんありますね。
- 尾鷲(おわせ):三重
- 近江八幡(おうみはちまん):滋賀
- 烏丸(からすま):京都
- 先斗町(ぽんとちょう):京都
- 太秦(うずまさ):京都
- 橿原(かしはら):奈良
- 斑鳩(いかるが):奈良
- 赤穂(あこう):兵庫
- 養父(やぶ):兵庫
- 伊丹(いたみ):兵庫
大阪
世界遺産として人気の古墳群がある百舌鳥、2025年に開かれる大阪万博の会場・夢洲など、現在注目のエリアが多い大阪。
意外に難読地名も多く、他にも「四條畷(しじょうなわて)」、「羽曳野(はびきの)」などがありますが、上記の地名は特に頻出するのでぜひチェックしておきたいところです。
- 浪速(なにわ):浪速区
- 浪花(なにわ):北区
- 百舌鳥(もず):堺区
- 夢洲(ゆめしま):此花区
- 帝塚山(てづかやま):住吉区・阿倍野区
- 枚方(ひらかた):枚方市
- 箕面(みのお):箕面市
中国
山陽地方の瀬戸内海周辺には、尾道市、廿日市市の他にも、呉(くれ)市、備前(びぜん)市などがあり、地元民でなければ馴染みのない地名かもしれませんね。
また、山陰地方でも特殊な読み方をする地名がところどころ存在しています。
- 蒜山(ひるぜん):岡山
- 尾道(おのみち):広島
- 廿日市(はつかいち):広島
- 安芸高田(あきたかた):広島
- 出雲(いずも):島根
- 隠岐(おき):島根
- 防府(ほうふ):山口
四国
レモンの産地・小豆島や四万十川が流れる四万十市など、その美しい景観が多く残るのが四国地方。
こちらも、名産地や観光スポットを中心に頻出する地名が多々あるので、ぜひチェックしておいて損はないはずです。
- 鳴門(なると):徳島
- 小豆島(しょうどしま):香川
- 今治(いまばり):愛媛
- 四万十(しまんと):高知
- 宿毛(すくも):高知
九州
世界遺産に登録された宗像・沖ノ島(おきのしま)エリアをはじめ、対馬、壱岐など、周囲に島々が点在する九州地方にも多くの難読地名があります。
下記の以外にも、長崎県・諫早(いさはや)市や鹿児島県・薩摩川内(さつませんだい)市など、ついつい間違えて読みそうなものがありますね。
- 門司(もじ):福岡
- 宗像(むなかた):福岡
- 鳥栖(とす):佐賀
- 壱岐(いき):長崎
- 対馬(つしま):長崎
- 水俣(みなまた):熊本
- 指宿(いぶすき):鹿児島
沖縄
最後は、特殊な読みの地名が多数存在する沖縄県。
テレビでも取り上げられる嘉手納や宜野座といったところは馴染み深いですが、そのほとんどが特殊な当て字読みになっています。
ただし、「城(ぐすく)」「谷(たん)」のように、ポイントさえ掴めるとなんとなく読み方がわかるものが多いのも特徴です。
- 金城(かなぐすく):那覇市
- 豊見城(とみぐすく):豊見城市
- 嘉手納(かでな):嘉手納町
- 北谷(ちゃたん):北谷町
- 読谷(よみたん):読谷村
- 宜野座(ぎのざ):宜野座村
- 今帰仁(なきじん):今帰仁村
まとめ
というわけで、今回は声優・ナレーター志望者におすすめしたい全国の難読地名をご紹介しました。
簡単なものからちょっと難しいものまで揃えてみましたが、どれもよく目にすることのある地名だと思います。
この他にも、わからない地名はすぐにチェックして覚えておくと今後に必ず役立つはずです。
ライター:ゆうき