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SNSを楽しむために!ネットリテラシーを学ぼう

008.jpg「ネットリテラシー」という言葉を聞いたことはありますか?この記事を読めば、ネットリテラシーについて理解が深まり、もっとSNSが楽しくなるはずです。知識を身につけたい人は、ぜひご覧ください。

【目次】

①そもそも「ネットリテラシー」とは?

②ネットリテラシーが欠けていると、SNSでこんな危険が!

③発信する側が気をつけるべきポイント

④受け取る側が気をつけるべきポイント

⑤まとめ

①そもそも「ネットリテラシー」とは?

ネットリテラシーとは、インターネット・リテラシーの略で、インターネットを使いこなす能力のことをいいます。「リテラシー(literacy)」とは、もともと識字能力を意味する言葉でしたが、現代の日本ではより広義な「使いこなす」という意味を持つようになりました。この場合の「使いこなす」に含まれているのは、技術的な内容だけではありません。インターネット上に蔓延する嘘や危険を認識し、正しい判断ができることも指しています。

ちなみに、似た言葉に「ネチケット」「ネットマナー」がありますが、これはあくまで守るべきルールや礼儀作法のことです。インターネットの利用が日常的になった現代において、これらのルールを順守していても、重大な有害コンテンツや違法な事象への遭遇は避けられません。前もってその危険性を理解しておき、自分の知識でトラブルを回避することが求められるようになったのです。ネットリテラシーを持つことは、楽しく安全にインターネットを利用する上で必要不可欠だといえるでしょう。

②ネットリテラシーが欠けていると、SNSでこんな危険が!

利用者のネットリテラシーが欠けていた場合、大きな危険や事件に巻き込まれる可能性が高いのが、なんといってもSNSでしょう。拡散力が高いため、気づいたときにはすでに取り返しがつかない状態になっているケースが多いからです。「個人情報の漏洩」は、そのなかでも特に気をつけなければいけないトラブルのひとつ。電話番号の一部が記載された写真をアップしてしまったり、風景写真のなかに特徴的な建物が写っていたりした場合、深く考えずに撮影した写真から住所などの個人情報が特定され、世界中に漏洩してしまう恐れがあります。心ないユーザーから嫌がらせを受け、デジタルタトゥーとして半永久的にその情報が残り続ける危険性もゼロではありません。

また、ネットリテラシー不足が原因で、犯罪に加担してしまうこともあるでしょう。「SNSは匿名制だから、何を投稿しても問題ない」という間違った認識のもとで有名人などへの誹謗中傷を行った場合、侮辱罪が適用されて逮捕されるケースもあります。学校や勤め先、家族には多大な迷惑がかかり、被害者への賠償問題に発展することも少なくありません。今までと同じように平和な日常生活を送ることは、おそらく難しいでしょう。ネットリテラシーの欠落によって、大事な人生を棒に振る可能性があるということです。

③発信する側が気をつけるべきポイント

SNSで投稿を行って情報を発信するユーザーは、「個人情報をむやみに書き込まないこと」に気をつけましょう。自分の素性を知っている友人のみに公開しているつもりでも、知らないところで第三者があなたの個人情報を把握しているかもしれないからです。本名や学校名、顔写真などをプロフィールに記載することや、居住地が予想できるような投稿は控えてください。画像データを読み解いて撮影場所や撮影時間を特定させる方法もあるため、個人情報が写った写真を投稿していないから安心、というわけでもありません。少しでもリスクのある投稿は、避けておく方がベターです。

また、「相手を攻撃する言葉を使わないこと」にも気をつけてください。SNS上では相手の顔が見えないため、対面ではいえないようなひどい言葉を使ってしまう人もいます。しかし、アカウントの向こう側には生身の人間が存在することを忘れてはいけません。気軽に発した言葉がきっかけで、大きな炎上事件に発展することもあります。インターネットの世界も、現実世界と地続きであることを頭に入れて、情報を発信しましょう。

④受け取る側が気をつけるべきポイント

SNSを使って情報を受け取るユーザーは、「その情報が本当に正しいかどうか」をいつも考える癖をつけましょう。インターネットには、デマや間違った情報が飛び交っているからです。たくさんのユーザーに拡散されている情報だからといって、必ずしも正しい情報かどうかはわかりません。健康に関する情報や災害時のニュースがデマだった場合、人命にかかわるケースもあります。デマの流布に協力しないように、正式な情報ソースの確認や正誤チェックを行ってから情報を拡散しましょう。ボタンを押す前に、冷静な気持ちを取り戻して、一度考え直すことが重要です。

これに加えて、「セキュリティ対策に気を使うこと」も求められます。ネットリテラシーが欠けている人は、SNSを経由してたどりついた信頼できないwebサイトにアクセスしたり、不審な添付ファイルを開封したりしてしまいがちです。安全で正しい情報を受け取るには、セキュリティ対策は必須。ウイルス感染による二次被害を増やさないためにも、ウイルス対策ソフトの利用や、安全性が確認できないファイルへはアクセスしないことを徹底してください。

⑤まとめ

SNSを楽しく利用するためには、ネットリテラシーを持つことが重要です。「個人情報をむやみに書き込まないこと」「情報の正誤確認を行うこと」などに気をつけて、慎重さを忘れないようにしましょう。

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