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【VALORANT】かんたん解説!ヴァロラントってどんなゲーム?

03-01.png日本での人気も高くe-Sportsの文脈でも度々話題にあがる、近未来を舞台にエージェントたちが戦う、PC専用の基本無料一人称視点シューティングゲームであるFPS、「VALORANT」(以下ヴァロラント)。

この記事ではヴァロラントとは一体どんなゲームなのか。そしてどんな魅力があるのかを簡単にわかりやすく紹介します。

【目次】

①ヴァロラントってどんなゲーム?

②多彩な能力が魅力的なエージェント

③競技性が高く上達を実感できるe-Sports向けのゲーム内容

④ハイスペックPCが不要の敷居の低さも魅力

⑤まとめ

<①ヴァロラントってどんなゲーム?>

ヴァロラントは、e-Sports大会でもっとも注目され盛り上がりを見せている「League of Legends」を世に送り出した「ライアットゲームズ」が開発・運営を手掛けるキャラクターベースのFPSです。

5人1組でチームを組み、攻撃側と防御側に分かれて5vs5で各ラウンドを戦っていきます。

攻撃側は、スパイクと呼ばれる時限式の爆弾を特定の場所に設置し起爆させると勝利。防御側はスパイクの設置をタイムアップまで阻止するか、設置されたスパイクを起爆前に解除すると勝利となります。

なお、スパイク設置前であれば敵を全滅させた場合も勝利となりますが、スパイク設置後は防御側が攻撃側を全滅させてもスパイクの解除に成功しない限り敗北します。

1ラウンドの制限時間は100秒で13ラウンドを先取した側が最終的な勝者となります。12ラウンド目が終了した時点で攻撃側と防御側が入れ替わるため、1ゲーム中に最低1度は攻撃側と防御側が入れ替わる仕組みです。

各ラウンドの前には武器やアビリティを購入できる購入フェーズがあり、前ラウンドで獲得したリソースをどのように割り振るかという駆け引きも発生します。

このようにヴァロラントは、俗にいう爆破系FPSの特徴を多く備えたゲームとなっています。爆破系PFSは一発逆転の可能性があるほか、単純な撃ち合いにとどまらない高い戦術性を備えた作品も多く、海外を中心に人気を集めてきました。

一方で爆破系FPSは味方との連携が重要で、覚えることや考えるべきことも多く、敷居が高い面もありました。ヴァロラントではこうした特徴を持つ爆破系FPSに、操作キャラクターに超能力などの個性豊かで強力なアビリティを持つエージェントたちを加えることで、プレイの敷居を下げつつキャラクター性を持たせて観戦する楽しさも追加したゲームとなっているのが最大の特徴となっています。

2021年からは「Valorant Champions Tour(VCT)」という世界大会を開催しており、2022年の「VCT 2022: Stage 1 Masters」では日本代表のプロゲーミングチーム「ZETA DIVISION」が世界3位となり、SNSのトレンド入りを果たすなど大きな盛り上がりをみせました。Champions2023でも最高視聴者数71万人を記録。今年の大会も既に始まっており、国際大会への登竜門である国内大会もスタートしています。

<②多彩な能力が魅力的なエージェント>

ヴァロラントの最大の華は、個性的なエージェントの存在です。世界各国出身のエージェントたちは、アビリティと呼ばれる専用の能力を持っていて、炎の壁や電撃、テレポート、風を操っての大ジャンプ、クリーチャーの使役やドローン操作などのユニークな能力で戦いを優位に傾けることができます。

さらに敵を倒したりマップ上に点在するオーブを集めることで使用可能となる、アルティメットアビリティという切り札とも言うべき強力な能力も用意されています。

また、約6か月ごとの大規模アップデートで新シーズンが訪れる度にトレーラームービーが公開され、エージェントたちの活躍がCGアニメーションで描かれるのも本作の魅力です。これに加えて新エージェントや新マップの紹介動画や、ゲーム内での各キャラクターのセリフ、マップ内に点在するオブジェクトなどから、間接的にではありますがヴァロラントの物語やエージェントたちのバックグラウンドを垣間見れるのも、嬉しいポイントといえるでしょう。

<③競技性が高く上達を実感できるe-Sports向けのゲーム内容>

ヴァロラントはここまで解説してきた通り、爆破系FPSと個性的なキャラクターを組み合わせたFPSであり、仲間との高度な連携や作戦と共に、エージェントの持つ強力な能力を活用していかに役割を果たすかが重要となります。

これは、バトルロワイヤル系FPSにありがちな降下地点や偶発的な遭遇などの運要素に勝負を左右されにくく、立ち回りへの理解や操作テクニック、キャラクター能力の把握といったプレイヤーの実力が試合結果に反映されやすいシビアなゲームであるともいえるでしょう。これは同時に、プレイを重ねて知識やテクニックを身に着けていくことで、上達を実感しやすいゲーム内容となっているとも言えます。

最初に紹介した基本ルールのコンペティティブ以外にも、複数のゲームルールが用意されていて、勝敗でのランク変動が無く気軽に遊べるアンレートや、4ラウンド先取で短時間でプレイできるスパイクラッシュ、自分以外はすべて敵となり40キルで勝利となるデスマッチ、5vs5で合計100キルしたチームが勝利となるチームデスマッチなどから選んでプレイできるのもポイントです。

コンペティティブやアンレートでは決着がつくまで30分前後かかる場合がありますが、スパイクラッシュならその半分以下の時間でサクッとプレイできますし、撃ち合いやキャラコンを鍛えたいからデスマッチを周回するといった遊び方が可能です。もちろん、チュートリアルや射撃場も用意されているので、初心者はこれらを上手く活用していきましょう。

<④ハイスペックPCが不要の敷居の低さも魅力>

FPSはゲームの性質上、1秒間に何回画面を書き換えることができるかを表すフレームレート性能(単位はフレームパーセコンド(FPS))が勝敗に関係するため、比較的ハイスペックなPCが要求されますが、ヴァロラントはアニメ調の美しいグラフィックを採用しつつも動作が非常に軽く、そこそこのスペックのPCでも快適に遊べる敷居の低さが魅力でもあります。

詳しい動作環境は以下の表を参照してもらうとして、簡単に解説するなら最低スペックは15年以上前のPC性能水準。推奨スペックは10年近く前のPC性能水準。ハイエンドスペックでも5年近く前のPC性能水準と驚くほど控え目なものとなっています。

動作環境

Windows //10(Version 2004/Build 19041以上)/11 64-bit RAM//4GB VRAM//1GB

最低スペック/30FPS 推奨スペック/60FPS ハイエンドスペック/144FPS
CPU// Intel Core 2 Duo E8400(Intel), Athlon 200GE(AMD) Intel i3-4150(Intel), Ryzen 3 1200(AMD)

Intel i5-9400F 2.90GHz(Intel), Ryzen 5 2600X(AMD)

GPU//

Intel HD 4000, Radeon R5 200

GeForce GT 7300, Radeon R7 240

GTX 1050 Ti, Radeon R7 370

これらの条件は2024年現行のデスクトップゲーミングPCであれば、10万円台の低価格モデルでも余裕で条件を満たすことが可能です。なお、ゲームパッドによる操作には対応していない点には注意が必要でしょう。

<⑤まとめ>

ここまでヴァロラントの概要とその魅力を駆け足で紹介してきました。この他にも基本プレイが無料で、課金要素がエージェントのアンロックと武器の見た目を変更するスキンが中心なことも特筆すべき点といえるでしょう。

エージェントのアンロックはゲーム内で経験値を稼ぐことで可能なため、地道に頑張るなら購入は不要ですし、武器スキンも性能には関与しないため、課金が勝利に直結するいわゆるPay to Winの要素は一切ありません。

要求PCスペックが低く課金も不要なので、この記事を読んで興味をひかれたならまずは気軽にインストールして遊んでみるのもいいですし、大会の観戦(https://valorantesports.com/watch)から始めてみるのもおすすめです。

VALORANT公式:https://playvalorant.com/ja-jp/

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