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e-Sportsがオリンピック種目になるかも!どんなゲームが選ばれるの?
「e-Sportsがオリンピック正式種目に採用されるって本当?」「自分もe-Sports選手としてオリンピックに出場したい!」そう考えている人に向けて、e-Sportsがオリンピック種目に採用される可能性について情報をまとめました。気になる人はぜひ読んでみてくださいね。
【目次】
①e-Sportsがオリンピック種目に選ばれる日も近い!
②どんなゲームタイトルが選ばれる?
③e-Sportsがオリンピック種目になる問題点とは?
④運動が苦手でもオリンピック選手になれるかも!
⑤まとめ
<①e-Sportsがオリンピック種目に選ばれる日も近い!>
e-Sportsは、将来的にオリンピックの正式種目に選ばれる可能性が高いといわれています。なぜなら、オリンピックに準じる大規模なスポーツ大会でe-Sportsが採用されているからです。
・第18回アジア競技大会(2018年):「アジア版オリンピック」とも呼ばれている競技大会。大会のエキシビションとしてe-Sportsが実施された。
・Olympic Virtual Series(2021年):国際オリンピック委員会によって実施された初めての公式大会。スポーツ系のゲームが5種採用された。
・第1回オリンピックeスポーツウィーク(2023年):国際オリンピック委員会によって実施された公式大会。「e-Sportsのオリンピック」とも呼ばれる。
・第19回アジア競技大会(2023年):正式種目としてe-Sportsが採用され、全部で7種のゲームが選ばれた。
こうしてe-Sportsをスポーツ競技として推進している理由は、「若者の興味関心をひきたいから」です。若年層から人気が高いゲームを正式種目として採用することで、オリンピック全体の話題性を高めたいというねらいがあります。現に、若者から支持が厚いスケートボード、サーフィン、ブレイクダンスなどが近年立て続けにオリンピック種目として採用されていますよね。
しかし、現時点でe-Sportsのオリンピック採用が決定しているわけではありません。2024年開催のパリオリンピック・2028年開催のロサンゼルスオリンピックには間に合わなかっため、実現するなら2032年開催のブリスベンオリンピック(オーストラリア)以降となります。これからe-Sportsの人気が世界的に高まっていけば、e-Sportsがオリンピック競技として認められる日は決して遠くないでしょう。
<②どんなゲームタイトルが選ばれる?>
もしe-Sportsがオリンピック種目に選ばれた場合、どのようなゲームタイトルが採用されるのでしょうか。参考情報として、過去のe-Sports公式大会で実施されたゲームタイトル名をまとめました。
・Olympic Virtual Series(2021年):eBASEBALLパワフルプロ野球2020、Zwift、Virtual Regatta、グランツーリスモSPORT、Open format
・第1回オリンピックeスポーツウィーク(2023年):WBSC eBASEBALLパワフルプロ野球、Zwift、Virtual Regatta、グランツーリスモ7、Tic Tac Bow、Fortnite、JUST DANCE、Chess.com、Virtual Taekwondo、Tennis Clash
・第19回アジア競技大会(2023年):アリーナ・オブ・ヴァラー、ドータ・ツー、ドリーム・スリー・キングダム・ツー、FIFA Online 4、リーグ・オブ・レジェンド、PUBG Mobile Asian Games Version、ストリートファイター・ファイブ・チャンピオンエディション
国際オリンピック委員会が開催したOlympic Virtual Seriesや第1回オリンピックeスポーツウィークでは、スポーツゲームが多く採用されました。これに対してアジア・オリンピック評議会が主催する第19回アジア競技大会は、MOBAや格闘ゲームの人気タイトルが目立ちます。
オリンピック種目に採用される場合は、主催元が同じであるOlympic Virtual Seriesや第1回オリンピックeスポーツウィークのように、スポーツゲームを多く採用するかもしれません。
<③e-Sportsがオリンピック種目になる問題点とは?>
e-Sportsがオリンピック種目に採用されるまでに、いくつかの問題点も解決しなければなりません。主な課題は以下の通りです。
・「ゲームはスポーツではない」という考えがまだ根強い
e-Sportsの人気や知名度が高まってきたとはいえ、「ゲームをスポーツと呼ぶべきではない」という意見を多くの人々が持っています。「スポーツ=身体を大きく動かすもの」というイメージが強いからです。
・暴力性の高いゲームは採用できない
オリンピックは平和の祭典であるため、暴力性の高いシューティングゲームやバトルゲームは開催できません。FPSやTPSの採用は難しいので、残念に思うe-Sportsファンも多いでしょう。
・ゲームに著作権が発生するため手続きが面倒
ゲームにはそれぞれ個別の著作権があります。そのため、オリンピックとして採用するには権利を持つ会社に許可を取らなければなりません。もちろん、ゲームの利用には多額の使用料も発生します。
・ゲームのルールがわかりにくい場合がある
ルールが複雑でわかりにくいゲームを採用すると、観客からの人気を得られません。「観客目線」を忘れずにゲームタイトルを選ぶ必要があります。
このように、e-Sportsがオリンピック競技として認められるには多くの壁を乗り越えなければなりません。しかし、課題点を克服できれば、オリンピック競技に選ばれる可能性は高まるということです。
<④運動が苦手でもオリンピック選手になれるかも!>
e-Sportsがオリンピック種目に採用されたら、「運動が苦手な人がオリンピック選手として活躍する」ことが可能になります。多くのスポーツでは、幼いころから練習を積んでスポーツ選手としての実績を重ねることが必要ですよね。しかしe-Sportsなら、今からトレーニングを始めて未来のオリンピック選手を目指すことは十分可能です。
ただし、「ゲームを極めてオリンピック選手になる!」という夢を叶えるには、し烈な代表争いを戦う必要があるでしょう。オリンピック選手に選出されるような技術を身につけたいなら、e-Sportsの専門学校に通って実力を高めることが必要です。
<⑤まとめ>
e-Sportsは、オリンピックの正式種目に採用されることが期待されています。プロゲーマーとしてオリンピックに出場したい人は、e-Sportsの専門学校に通って自分のテクニックを伸ばしてみてください。