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「声がこもるのを直したい」ハキハキと発声するためのトレーニング3選
「声がこもっていて聞き取りにくい」と言われたことがある人はいませんか?しっかりと演技をしていても、声が正確に伝わらないと元も子もありません。今回のコラムでは、はっきりとした声で聞き取りやすくしゃべるためのトレーニングを紹介していきます。
ハキハキとした発声のためには舌が大切
声がこもる原因は、ズバリ舌に問題があることがほとんどです。舌の力がないからうまく発声できず、結果として声がこもってしまうことが多いのです。したがって、舌の筋肉を鍛えることが解決につながるわけですね。今回ご紹介するトレーニングにも舌を鍛えるものがあるので、実践して明瞭な発声を手に入れましょう!
トレーニング1:「ラ、タ、ナ、カ」の4行を発声
「ラ、タ、ナ、カ」の4行は舌を多用するので、まずはこの4行をくり返し発音してみてください。「ラリルレロ、タチツテト……」と頭から順に発声してみたり、「ラララララ、リリリリリ……」と同一音を続けてみたり、「ラタ、ラチ、ラツ、ラテ、ラト……」と2音を組み合わせていったり、様々なパターンで練習してみましょう。実際にやってみると舌がかなり疲れますが、そのぶん舌の筋肉は確実に鍛えられますよ。
トレーニング2:滑舌を鍛える
早口言葉や外郎(ういろう)売りなども、より良い発声を手に入れるためのトレーニングになります。外郎売りとは歌舞伎劇中の長ぜりふのことで、せりふをくり返すことによって滑舌や演技力を鍛えることができますよ。外郎売りはかなりの文字数(長さ)があるので、実行しようにも腰が引けるかもしれませんが、外郎売りの原文を見ながら毎日くり返して演じれば、せりふはすべて暗記できるはずですよ。また、外郎売りのような長文でなくとも、「なまむぎなまごめなまたまご」のような早口言葉を唱えるだけでも、滑舌と発声が鍛えられます。
トレーニング3:腹式呼吸
息の量が不足していても、明瞭な発声はできません。しゃべりながら(声を出して演じながら)安定した声量を確保するには、腹式呼吸が必要不可欠です。腹式呼吸をまだ習得していないなら、専門スクールなどで講師から直接指導を受けてください。腹式呼吸で発声しただけで、声のこもりが解消することもあり得ますよ。
深刻に悩んでいるなら、専門家の指導を受けよう
ハキハキとした発声には舌の使い方が大切ですが、滑舌や息の量など複合的な要因が絡んでいることも事実です。だからこそ自分一人では声がこもる原因を特定できず、今回紹介したトレーニング法だけでは不安を抱くこともあるかもしれません。腹式呼吸の項でも述べましたが、声のこもりを直したいなら、正しい専門知識を持った人にしっかりと指導してもらうのが一番早いと思います。専門スクールには指導のプロである講師たちがそろっているので、声に悩みを抱えているなら、一度スクールの見学などに行き、講師に相談してみるといいですよ。
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