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アフレコの基礎知識 第三回 抜き録りとオンリー録り?

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アフレコ業界の専門用語を覚えておこう

アフレコの基礎知識をこれまでお届けしてきましたが、第三回は業界用語である「抜き録りとオンリー録り」についてご紹介します。「抜き録りとオンリー録り」がなぜ必要なのかしっかり押さえておきましょう。

「抜き録り(オンリー録り)」とはなにか

まずは「抜き録り(オンリー録り)」についてご説明します。その後に、抜き録りの必要性について考えてみましょう。

アフレコ基礎知識1:抜き録りとは

抜き録りとはアフレコの際に、キャラクター・人物の台詞を個別に抜き出して、声優ごとに収録することを言います。オンリー録りも、基本的に抜き録りと同じ意味と考えて問題ありません。

アフレコ基礎知識2:抜き録りの必要性

出演声優をスタジオに集めてアフレコを行うのが最も効率的なのですが、声優たちがさまざまな理由(スケジュールや病気・その他)でアフレコの現場に出られない場合も当然あります。ただ基本的にアフレコのスケジュールは、遅延させる事ができません。スタジオは予約制ですし、遅延した日数の分だけ費用が発生するからです。そんなときに活躍するのが抜き録りです。アフレコ現場に出ることができなかった声優の音声を抜き録りで収録すれば、制作スケジュール内に収録を済ませることができるようになります。

この技術によって、多忙な人気俳優やアイドルを声優に起用しやすくなったそうです。抜き録りとは、声優たちのスケジュール管理がしやすい収録方法なのですね。

アフレコ基礎知識3:抜き録り・オンリー録りでこんな事も出来ます

アニメ等で一人二役、三役をこなしている声優もいることをみなさんご存知かと思います。キャラ同士の台詞の掛け合いシーンがある場合、キャラごとの台詞を抜き録りして重ねて会話を成立させることができます。

また、これまではスタジオに全員集合してアフレコをしていましたが、抜き録りで個別に収録した声を編集して作品を完成させる事も可能となりました。ただし、これに対して「役を演じる」と言う側面から賛否両論(さんぴりょうろん)の声が聞かれることも事実です。スケジュール管理などの安全性や作業効率性をとるか、よりリアルな演技をとるか、という問題ですね。

アフレコでうまく「抜き録り」をするために

抜き録りでの会話の掛け合いなどは、実際に抜き録りをしてみなければ、演技の間・感覚を掴むことは難しいと言われています。放送されているアニメを使い自分で「抜き録り」をしてみたり、専門学校などで実際に抜き録りに触れる機会があれば、必ず体験しておきましょう。

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