声優の専門学校と養成所の違いは?
声優の専門学校と養成所の違いは?
声優になるためには、専門学校や養成所に通い、基礎を学んでから、プロになるという道が一般的です。ただ専門学校と養成所は何が違うのか気になりますよね。ここでは、その違いについて詳しく説明していきたいと思います。
基礎的な内容から教えてくれる専門学校
専門学校は主に2年間、基礎から応用まで声優のありとあらゆることを学ぶことできます。もちろん授業も多く、週5日間の授業があることがほとんどです。そのため、細かなイントネーションや発声の基礎、アナウンスの基礎などから、声優実習や演技実習などプロに必要と思われる技術練習を網羅することできます。その分、学費も養成所に比べて高くなりますが、プロになるためにしっかりと基礎を学ぶことができるのが専門学校です。また専門学校の場合、プロダクションや事務所の系列ではないため、事務所に所属する際に幅広い選択肢があるといった特徴もあります。
実践的な練習ができる養成所
養成所は主に声優の事務所やプロダクションが行っていることが多く、養成所に入所する際にはオーディションも行われることがあります。事務所やプロダクションが行っているため、かなりレベルが高く、実践的な声優としての勉強が可能になっています。また事務所やプロダクションに直結していることから、その後のデビューも有利に働くこともあり、実力さえしっかりしていればプロへの近道と言えます。ただし、授業も毎日あるわけではなく、週に数回ということが多くありますので、主に実践的な練習が中心となり、自身での基礎的なトレーニングや努力が必要となります。
どちらがよりよいか
考え方や声優の目指し方でどちらがよいかは変わります。例えば、費用はかかりますが、しっかりと基礎を抑えて時間をかけて声優になりたいと考える人であれば、専門学校がおすすめです。事務所やプロダクションに直結していなくても、もちろんプロの声優になった方は多数いらっしゃいますし、チャンスは必ずあります。ただもうすでに、やりたいジャンルが決まっている方は、そのジャンルに強い事務所やプロダクションが持つ養成所で勉強され、プロになるという選択肢もあります。費用も抑えられますし、デビューの可能性も努力次第では飛躍的に高くなる可能性があります。