声優でユニットを組むメリットデメリット
声優でユニットを組むメリットデメリット
声優業は基本的に個人で行っていきますが、アイドルやアーティストとしてデビューする際にユニットを結成することも少なくありません。ではこのユニット結成にはどのような効果があるのか、そのメリットやデメリットについて解説していきます。
声優がユニットを組むメリット
声優がユニットを組むメリットは、何と言っても仕事の幅が広がることです。声優がユニットを組む場合は、出演作品関連か所属事務所関連のことが多いですが、1人だとネームバリュー的に難しかった歌の仕事なども、ユニット全体としてであれば売り出しやすくなります。またユニットの知名度が上がることで、個人個人の知名度も上がることになるため、その後の色々なお仕事に繋がりやすくなるとも言えるでしょう。
ユニット関連のイベントには、自分のファンだけではなくユニットを組んでいる違う声優のファンも来てくれます。そのため今までより多くのファンを獲得できる可能性があります。声優の数も増えてきている中で、ユニットを組むということは人気声優へもつながる一歩だとも言えるでしょう。
声優がユニットを組むデメリット
声優がユニットを組むデメリットは、短命になりがちだということです。声優がユニットを組めば事務所やアニメ制作サイドのプッシュもあるため、少なくとも短期的には話題性を集めます。しかしアニメの放送期間というのはだいたい3か月です。その期間が過ぎると自然とプッシュも減っていくため、そこからどこまで頑張れるかは、個々の声優の技量による部分が大きいと言えます。また、ユニットを組むきっかけとなったアニメの評判があまりよくなかった場合などには、アニメ放送後も「○○で組んだユニットね......」と、アニメのよくないイメージをそのまま引きずっていくことにもなりかねません。所属事務所絡みで組んだユニットにはあまりこういうことは起きませんが、アニメ絡みで組んだユニットはよくも悪くもアニメに左右されるということを覚えておきましょう。
ユニットならではの出来事
ユニットならではの出来事としては、ユニットを組んだ声優同士の仲が急速に良くなっていくということが挙げられます。ユニット絡みの仕事が増えて一緒に過ごす時間が多くなるわけですから、ある程度想像の範囲内といったところでしょうか。その結果色々なエピソードが増えるわけですから、フリートークなどで話すネタが増えることにもなります。また、声優にはファンから呼ばれる「愛称」というものが存在します。これがユニットのメンバー同士ではお互いのことをファンからの愛称以外の呼び方で呼んでいたりすると、その呼び方がファンにも定着して、新しい愛称が生まれるきっかけにもなります。また、今まであまり絡みのなかった声優同士が触れ合うことで、その人の新たな一面が引き出されるなど、化学反応的な出来事が起こるのも声優ユニットならではと言えるでしょう。