声優に必要な演技力とは?

声優に必要な演技力とは?

声優になるために必要なことは、発声技術と演技力です。さらにストーリーを理解し、役作りをするためには国語力と読解力を鍛え想像する力を養わなければなりません。


必要な演技力の概要

演技力を高めるには、役の内面と外面を深く知る必要があります。
役の内面を知る
まず、演じる役の過去を想像してみます。台本を良く読みそのキャラクターの人格が形成されるまでの過去を頭の中に作り上げ、役に成りきってしまうのです。本番で他の人がセリフを言っている時も、自分のキャラクターはそのセリフにどう思うのか考える「セリフ外の演技」をすることでよりキャラクターと一体になれます。

役の外面を知る
演じるキャラクターの年齢や性別を知ることはもちろんですが、その過去や内面部分、行動パターンもより詳しく理解しておきましょう。クセやしぐさを知ることで、どんな生活を送っているのか、また服装や持ち物などの外面的特徴を考えることで、イメージが固まってくるでしょう。


演技力を高めるトレーニング方法

日頃からできる、演技力をつける基礎トレーニング方法もあります。ただセリフを読んでいるだけでは練習になりませんので目的を持って取り組んでください。

読書
漫画ではなく、文庫本をおすすめします。さまざまな登場人物の生き方に感情移入し、想像し、共感し、状況によってどのような感情が現れるのか疑似体験できる本は役作りに効果的です。アニメでは非日常的なことが多く起こりますから、自分の経験ではカバーしきれない部分を読書で補いましょう。

朗読
まずは自分の好きな小説・絵本・漫画で試してみてください。セリフは感情を込めて、それ以外のところはナレーションの練習だと思って読んでください。それを録音し客観的に聞いてみると、自分の勉強不足な部分が見えてくるはずです。


俳優との違い

では、同じように演技力が求められる「俳優」と「声優」とは何が違うのでしょう。 「俳優」は、全身を使って役を表現します。表情だけででも感情が伝わるように演じなければなりません。 「声優」は、声だけの勝負です。喜怒哀楽もキャラクターによって表現方法が変わります。声優の演技を 聞いて泣いたり笑ったり心が温かくなるのは、声だけにキャラクターの多くの情報を集約しているので見ている方も感情移入がしやすいのです。人の心を動かせる「声優」になるには、やはり演技を向上させる他ありません。


    

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