各年代で声優になるにはどうしたらいい？

声優オーディションは、声優養成所に通っている生徒しか受けられないものがほとんどです、まれに一般公募でのオーディションもありますが、よほど実力がない限り合格することは難しいです。

中学生が声優になるには

声優になるにはまずは養成所に入り基礎を学ばなければなりません。声優業界では、これまで養成所に入るために高校卒業程度の資格が必要でしたが、最近では小学生・中学生を対象とした「ジュニアクラス」を開講する養成所が増え、最年少の養成所では小学校1年生から受講できます。

内容は基礎の声出しや、滑舌の改善、ダンスや歌・芝居で自己表現力を磨いたりとスクールによってレッスン内容は様々ですが、ジュニアクラス時代は声優の基礎を固めることを重視しています。中学校を卒業したら、ジュニアコースから一般の養成所コースへ進み、授業を受けながらオーディションに応募して事務所所属を目指します。

高校生が声優になるには

高校では演劇部に入って演技を学ぶのもいいかもしれませんが、養成所であればプロの授業を受けることが出来ます。学業が優先であることには変わりありませんが、週1回3時間からのレッスンで、より実践的な授業を受けることが出来ます。例えば、アニメや洋画のアフレコの練習、発声時の筋肉のメカニズムを、本格的に学ぶことが出来ます。

大学生が声優になるには

大学生は、就職も迫っているので進路に迷う時期です。就職せずに卒業と同時に声優の道を選び、理想と違ったと挫折するのでは後戻りできません。 本気で声優を目指すのならば、在学中にサークルに入るのではなく、養成所へ行きましょう。大学生活と両立させられる土日のみや週1回からのレッスンもありますので、そこで勉強したことを糧にオーディションを受け事務所所属となれば大学卒業と同時にプロデビューも夢ではなくなります。

社会人が声優になるには

フリーターや社会人から声優になった人もたくさんいます。

養成所には10代の若者が多く在籍してますが、彼らより多く年齢を重ねた分、さまざまな人に出会い経験をし得てきたものがあるはずです。それを声優として演技に活かすために、まずは養成所の週1回からのレッスンで滑舌や腹式トレーニングなどの技術を学びましょう。養成所で勉強するレッスンやマナー講座は社会で必要なスキルですので決して無駄にはなりません。夢をあきらめずに地道な努力で開花することもあります。