声優養成所と専門校はどっちを選ぶべき？

声優になるには、養成所もしくは専門校で学んでからなるというのが一般的です。しかし、声優の養成所や専門校ではそれぞれ、異なる部分もあります。どちらが良いかは一概には言えませんが、それぞれどのような特徴があって、どちらがより自分に合っているのか事前に把握しておきましょう。

声優の養成所と専門校の違いとは？

声優の養成所とは、多くの場合声優プロダクションなどが行っています。一方専門校とは、声優になるための技術を磨く訓練校のようなものです。

まず、養成所と専門校の違いはオーディションがあるかないかの違い。専門校は受け入れる生徒数も多く入りやすいというのが特徴です。一方養成所では、オーディションがあります。オーディションに合格しないと養成所に入ることはできません。入りやすさの面から考えると専門校の方が、メリットがあります。一方、養成所だと自分の入りたいプロダクションに養成員として入れることがメリットとして挙げられます。

次に学ぶ時間の違い。専門校の場合は、一日にみっちりと授業が詰まっていることもしばしばですが、養成所の場合は週に数回など専門校と比べて授業のコマ数は少ないです。集中的に声優の勉強をしたいという場合は専門校で学ぶほうが良いかもしれません。一方、養成所の場合は、コマ数が少ないので、自由な時間が増え、自由に練習できる時間を確保できたり、アルバイトと両立しながら学んだりしやすいというのがメリットです。

次に、学習内容の違い。声優の養成所の場合は、コマ数が少ないため、どうしても実践的な演習になったりしがちです。例えば、地方出身者向けのイントネーションの練習など基礎的な学習が省かれる場合もあります。一方、専門校では、イントネーションから発声練習まで基礎的な訓練も行っているのが特徴。自身がない場合は、専門校で基礎からみっちり練習をしていく方が良いでしょう。

養成所や専門校はどちらがデビューしやすい？

養成所の場合、声優プロダクションが直接養成所を設けている場合が多いです。そのため、養成所の中でも頭角をあらわせば、デビューにつながりやすいというメリットがあります。養成所からデビューを考えるのであれば、事前に声優プロダクションの下調べをしておくことが大切です。
一方、専門校の場合は、養成所とは異なりひとつのプロダクションに縛られないため、より多くのプロダクションを受けることが可能になります。プロダクションとのコネクションという点でも専門学校選びを考えてみると良いでしょう。
どちらがデビューしやすいのかは、結局は本人の努力次第です。養成所に行ってもデビューできないこともあります。どちらが自分のスタイルに合っているのかよく吟味したうえで、選択するようにしましょう。