【マンガ】線画の描き方【イラスト】
- マンガカレッジ
2018年03月02日(金)
皆さんこんにちは!総合学園ヒューマンアカデミー京都校
マンガカレッジの枡田です!│´ω`)ノドモ
作品展も終了し、あとはいくつかの行事を残して今年度も終わりに近づいてまいりました。
そんなわけで、本日は「新年度をきっかけに絵を描いてみようかな…」という方へ向けて、比較的一般的な作画の工程を紹介していこうと思います!(∩›ω‹∩)♡
イラストの工程は大きく分けて…
・線画
・着彩
・仕上げ
となります。
けれど「一つ一つの工程はどうすれば?」って思ったことはないですか?
先にぶっちゃけてしまうと「好きに描いていい」なのですが、「少しでも効率的に描きたい!」「消しゴムかけ過ぎて紙がボロボロ、薄黒くなっちゃった!」って人は、各順番を少し見直してみましょう(・∀・)b
長くなってしまうので、今回は【線画】の描いていき方をやってみようと思います!
手順は…
①アタリ
②下描き
③ペン入れ
④消しゴムかけ
⑤線画の仕上げ
となります!
さっそく画像つきでやっていきましょう!
①【アタリ】キャラクターや背景などの大まかなイメージを描く
多少歪んでいてもいいですが、頭の大きさは極力この時点で確定させましょう!
でないと、頭と体のバランスが崩れてしまい、消しゴムかけが多くなってしまいます
一番多いアタリは○の中に顔の方向を意識して+を入れて、体は骨格を極端に省略した棒人間が描かれていますが、私はそれが苦手なので、人っぽく見えるシルエットだけ描いたりしています。
この時点では服のイメージも描いていいですが、基本人間や動物の場合は毛のない丸裸の状態を描きましょう!
消えるカラーシャーペン(おススメはライトブルーかグリーン)で描くと下描きの線と区別がついて少しやりやすいです。
②【下描き】アタリで描いたものを整えていく
下描きの目安は「自分がペン入れしやすい状態まで整ったか」です。筋肉、服のデザインと素材によって変わるシワ、体のバランス、いろいろな部分を注意しながら描いていきます。
…が、「いきなりそんな覚えられない」って人は、「バランス」と「自分が好きなパーツ」をまず一か所だけを意識しましょう!
筋肉がいい加減でも、体の比率がある程度整っていると、ひとまず人間には見えます(笑)
そこに「好きなパーツ(手や足、胸やくびれなどあなたがフェチを感じる部分)」だけでもこだわって描きましょう。
服を描くときは、「体が立体」というのを意識して裾や袖を曲線で描いてみましょう
今回は二本のペンを紹介します。
ミリペンは一定の線を描くのに便利ですが、強弱が付けづらいので描きたい細さでペンの太さを変えるといいです。
つけペンの中でも今回はほしく強弱をつけられる丸ペンを使用しました。先が鋭利なので力を入れすぎると紙を傷つけたり、インクを少しずつつけて描いていくのでミリペンより手間ですが、慣れるととても綺麗な線が描けます。
慎重に描きすぎると線が震えてしまうので、多少は勢いで描いてしまいましょう
ペンやインクの種類によって乾き具合はかなり差があります。
自分が購入した画材の特徴を意識して、しっかり乾いたか確認してから、消し残しがないように、力を入れすぎて紙を折り曲げたり傷つけないように丁寧に消しましょう。
消しゴムをかけると実際の線画が見えてきます。
「下描きの方がよかった」と絵を描いてる人から聞くことが多いですが、それは下描きはたくさんの線重ねているので誤魔化されているだけです。
あとは、やり直しができるという考えがあるので、一本一本の線に迷いが減り、ペン入れよりぶれた線が減っているためです。
ですので、消しゴムを描けた後、「きれいな線画」になるように細かなところを修正、調整していきましょう。
修正は、修正ペンや、ちょっと高いですがドクターマーチン、最近は白いインクの筆も出ていますので、お好みで探してみましょう!
以上が、線画工程のやり方でした
もちろん「これが正解、これ以外するな!」というわけでなく、例えば、消しゴムかけが面倒なら、トレース台を購入して、下から下描きを透かしながら、ペン入れをするという手もあります。
ペンも自分の描きたいイメージに合っているならボールペンでも、筆ペンでも、1つの絵に全部使ってもOKです!
最初はきっと一生懸命描くと思いますが、枚数を重ねて少しずつ慣れてくると、あれもこれも出来ていない、自分の下手な部分がどんどん見つかって、もどかしい思いもします。
そうなってきたら、1つずつでいいので、資料を見ながら描いてみてください。
それを一通り頭に入れ終えると、今度はその知識を使って絵を描いていくので、迷いながら描くことが減ってその分スピードが上がってくるはずです。
そうすると、描くのが楽しくなってきます…!
上達具合は人それぞれですが、まず半年~3年くらいじっくり描いてみてください!
それだけでも見返すと、最初より上達してるはずです
それでは、今日はこの辺で。
他の工程も機会がありましたら!!
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