あなたの絵が3Dになる!?【3DCG】最後のオンライン体験授業!
- ゲームカレッジ
2020年07月13日(月)
こんにちは!
ヒューマンアカデミー京都校、入学事務職です。
5月から4回にわたり開催してきた3DCGのオンライン授業でしたが、
ついに最後の授業を終えました。
前回の人体(男性)に続き、
最後はこれまでにも何度かリクエストを頂いていた「女の子」、それもリアルなものではなくアニメっぽい女の子をZBrushで描いていただきました!
また今回は、参加して下さる方々に事前にオリジナルのキャラクターデザインを募集し、その中からピックアップして描くという試みでした!
応募の条件としては、
① 10代後半から20代前半の女性
② 白黒でも可
③ 正面・真横・真後ろの三方向から描くこと(三面図を描くこと)
参加者のキャラデザから選ばせていただいたのはコチラの女の子↓↓↓
![girl.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/girl.png)
![heart04 heart04](http://ha.athuman.com/mt-static/plugins/CKEditor/ckeditor/plugins/mobilepictogram/images/heart04.gif)
描いてくださった参加者の方の言葉をお借りすると、
幼すぎず、大人すぎないお顔と体のバランスで、筋肉のあんまりない細身体型。
髪型は角をもった羊をイメージで、巻髪にこだわった・・・とのことです。
三面図も非常にうまく描いてくださいました。
また、髪の毛や腕で隠れているはずの服のデザインがどうなっいるのかを分かりやすく表してくださったのも非常に助かりました(*^^*)
それではさっそく、今回の授業の様子を見ていきましょう!
レポートしていきますよ~!!
![pencil pencil](http://ha.athuman.com/mt-static/plugins/CKEditor/ckeditor/plugins/mobilepictogram/images/pencil.gif)
![shine shine](http://ha.athuman.com/mt-static/plugins/CKEditor/ckeditor/plugins/mobilepictogram/images/shine.gif)
![shine shine](http://ha.athuman.com/mt-static/plugins/CKEditor/ckeditor/plugins/mobilepictogram/images/shine.gif)
① 体型の個性
年齢や肉付きによって体型に個性が出ます。
女性の体の特徴は主に肩と胸と腰に現れます。
なので、なで肩・あばらが細い(胸が薄い)・腰骨が狭い→幼い・華奢な女性
いかり肩・胸が大きい・腰骨が安定している→成人女性・女性らしい女性
に描き分けられます。
② デフォルメ体型とリアル体型の比較
![11.png女の子.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/%EF%BC%91%EF%BC%91.png%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90.png)
左にあるのが、ZBrushにもともと入っているリアルな女性の人体(以下、ジュリーさんと表記)です。
また、右にあるドールっぽい頭も、もともとZBrushに入っている素材です。
ジュリーさんの体にドールのお顔をつけて、体をデフォルメ体型に変えていきます。
ちなみにZBrushはこんなこともできるんですよ!
資料を透かして重ねて形を合わせるという、いわばトレースのようなことができるので、ちょっと人体描くのに自信ない人も楽々ですね!
![無題.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/%E7%84%A1%E9%A1%8C.png)
![女の子2.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90%EF%BC%92.png)
一方でデフォルメ体型は頭が大きく、肩幅が狭く、お腹が薄く、胸とお尻がしっかりして誇張されているのがわかるでしょうか?
現実的にはあり得ないけれど、華奢でありつつも女性の特徴はしっかりしているという、夢が詰まった体型ですよね・・・
また、足の長さの比率でひざ下の方が長く美脚なのもアニメ体型の特徴です!
(いくらモデル体型の人も、ひざ上とひざ下の比率は半々という厳しい現実・・・)
![女の子3.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90%EF%BC%93.png)
![shine shine](http://ha.athuman.com/mt-static/plugins/CKEditor/ckeditor/plugins/mobilepictogram/images/shine.gif)
続いて、女性の体にさらに夢と希望を詰めてみましょう(*^^*)
![女の子5.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90%EF%BC%95.png)
![女の子4.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90%EF%BC%94.png)
リアル体型ではお胸が外側に膨らむのに比べ、デフォルメ体型はそのまま前に膨らみます。
③ 髪の毛のスカルプト
髪の毛の基になるものを作ります。
光の速さで作業が進むので、なんという機能を使っていたのかわかりません・・・
![sweat01 sweat01](http://ha.athuman.com/mt-static/plugins/CKEditor/ckeditor/plugins/mobilepictogram/images/sweat01.gif)
![女の子7.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90%EF%BC%97.png)
ここで皆さん今更ながら思ったと思うのですが
「もともと髪の毛ある状態から作らないんですね\(◎o◎)/」
![flair flair](http://ha.athuman.com/mt-static/plugins/CKEditor/ckeditor/plugins/mobilepictogram/images/flair.gif)
さらに言うと、「服を着た状態から作らないんですね\(◎o◎)/」
![flair flair](http://ha.athuman.com/mt-static/plugins/CKEditor/ckeditor/plugins/mobilepictogram/images/flair.gif)
![flair flair](http://ha.athuman.com/mt-static/plugins/CKEditor/ckeditor/plugins/mobilepictogram/images/flair.gif)
もちろん人によって描き方に個性はあるのですが、
もとの人体を先に描き、その上に服を着せたり髪を生やしたりすることが多いようです。
3DCGは実際にそのキャラクターを動かすことを想定して、服の下や髪で隠れているところも描くようです。
「服の下どうなってるのかわかって作るのと想像で作るのでは全然違う」と先生はおっしゃっていました。
さて、今回は髪がメインと言っても過言ではありません。
髪の工程は長いので1~4に分けてお伝えしますね!
1. だいたいの形を作る
先ほどの資料と重ねながら正面と真横の形を整えます。
![女の子8.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90%EF%BC%98.png)
2. 髪の流れを作る
最初は大きく彫り込んでいきます。
髪の毛は流れを作ることが命。
短いストロークではなく、生え際から毛先までを一筆で描く方が髪の流れをきれいに描けます。
![髪.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/%E9%AB%AA.png)
![女の子10.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90%EF%BC%91%EF%BC%90.png)
![女の子12.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90%EF%BC%91%EF%BC%92.png)
![スパイラル.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%AB.png)
そして、この毛先の可愛らしい渦巻きは『スパイラル』というブラシを使っているそうです!!
3.バナナ
![banana banana](http://ha.athuman.com/mt-static/plugins/CKEditor/ckeditor/plugins/mobilepictogram/images/banana.gif)
前髪をつけていきます。
この工程は『バナナ』と言って、細長い毛束をいくつか作って張り付けていきます。
![女の子14.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90%EF%BC%91%EF%BC%94.png)
![女の子15.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90%EF%BC%91%EF%BC%95.png)
ちょっと前髪が生えただけでこんなに可愛くなりました!!
常に前髪を上げていた子が、たまに前髪を下ろしたりすると少し幼く見えたり、イメージが変わって可愛かったりしますよね
![lovely lovely](http://ha.athuman.com/mt-static/plugins/CKEditor/ckeditor/plugins/mobilepictogram/images/lovely.gif)
サイドの髪もハーフアップツインテールの髪も『バナナ』で作っていきます。
![女の子16.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90%EF%BC%91%EF%BC%96.png)
![17女の子.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/17%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90.png)
![髪2.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/%E9%AB%AA%EF%BC%92.png)
4.オリジナルブラシの追加
そして、髪の毛の仕上げに、結び目のアクセサリーも再現してくださいました。
実はこのアクセサリー、先生が即席でオリジナルのブラシを作ってくださったのです!!
こういったビーズを繋げたものやチェーンなどは、素材を作って3つほど繋げたものをブラシに登録しておくと後々の作業が楽ですよ~という、先生のワンポイントアドバイスです!
![完成形.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/%E5%AE%8C%E6%88%90%E5%BD%A2.png)
このようにして、アニメ風の女の子の体と髪の毛が出来上がりました![shine shine](http://ha.athuman.com/mt-static/plugins/CKEditor/ckeditor/plugins/mobilepictogram/images/shine.gif)
今回は服を描く時間までは作れなかったのですが、
ZBrushで服を描くときの例は検索すればたくさん出てきますので、いろいろ参考にしてみてください(*^^*)
ちなみに先生は、服を描くときの資料として型紙までチェックするそうですよ!
2Dも3Dにも言えることですが、骨格や筋肉の付き方を勉強することで自然で違和感のない人間を描くことができます。
解剖学が大事だと聞きますよね。
服の型紙を知ることはつまり服の解剖学を学ぶこと。
どんな形の布をどう縫製してどのような服が出来上がっているのかを理解しておくことで、より自然に服を描くことができます。
筆者は、第一回のドラゴンを作る回から毎回ZBrushのオンライン体験授業を見てきましたが、絵を描くということは単に技術が必要なのではなく、物体の構造や質感をとらえる観察眼が非常に大切なのだなと感じました。
このような形での3DCGオンライン体験授業は今回で最後となりましたが、
少しでも皆さんに3DCGの魅力をお伝えできていれば幸いです(*^^*)
授業してくださった先生、参加してくださった方々、本当にありがとうございました!
今後も楽しいイベントをたくさん企画していきますので、皆さんどしどし参加お待ちしております!!
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![女の子18.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%9018.png)
実はこのアクセサリー、先生が即席でオリジナルのブラシを作ってくださったのです!!
こういったビーズを繋げたものやチェーンなどは、素材を作って3つほど繋げたものをブラシに登録しておくと後々の作業が楽ですよ~という、先生のワンポイントアドバイスです!
![完成形.png](http://ha.athuman.com/kyoto/blog/img/%E5%AE%8C%E6%88%90%E5%BD%A2.png)
このようにして、アニメ風の女の子の体と髪の毛が出来上がりました
![shine shine](http://ha.athuman.com/mt-static/plugins/CKEditor/ckeditor/plugins/mobilepictogram/images/shine.gif)
今回は服を描く時間までは作れなかったのですが、
ZBrushで服を描くときの例は検索すればたくさん出てきますので、いろいろ参考にしてみてください(*^^*)
ちなみに先生は、服を描くときの資料として型紙までチェックするそうですよ!
2Dも3Dにも言えることですが、骨格や筋肉の付き方を勉強することで自然で違和感のない人間を描くことができます。
解剖学が大事だと聞きますよね。
服の型紙を知ることはつまり服の解剖学を学ぶこと。
どんな形の布をどう縫製してどのような服が出来上がっているのかを理解しておくことで、より自然に服を描くことができます。
筆者は、第一回のドラゴンを作る回から毎回ZBrushのオンライン体験授業を見てきましたが、絵を描くということは単に技術が必要なのではなく、物体の構造や質感をとらえる観察眼が非常に大切なのだなと感じました。
このような形での3DCGオンライン体験授業は今回で最後となりましたが、
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