声優・俳優
夏恒例「81オーディション」のこれまでを振り返る!合格者の活躍も紹介!
毎年5月~8月に行われている声優発掘オーディション、「81オーディション」。毎年多数の応募者が殺到しています。2022年の応募は既に締め切られていますが、「81オーディション」に合格したらどんなメリットがあるのか、合格者の活躍はどうなのか気になりませんか?
本記事では「81オーディション」のメリットや、過去の合格者が現在どのような作品で活躍しているのかをご紹介します。「来年こそは自分も挑戦してみたい!」「まだわからないけれど、声優の仕事に興味がある!」「81プロデュースに所属している声優さんが好き!」という方は、ぜひ、将来の選択の参考にしてください。
【目次】
①「81オーディション」とは?
②「81オーディション」のメリットは?
③「81オーディション」に合格し、活躍している声優は誰?
④まとめ
①「81オーディション」とは?
「81オーディション」は、江口拓也、上田麗奈などの人気声優が所属する声優事務所、81プロデュースが行っている新人声優オーディションです。「先人たちが築いてきた声優業界の技術や文化、そしてマインドを継承し、長きにわたって活動することができる才能の発掘・育成を目指す」をモットーに、専門学校卒業者や養成所に所属している人だけではなく、一般からも声優の卵を募集しています。1次審査は、指定原稿のボイスサンプル、歌の音源、写真2枚の提出。2次審査では1分間の自己PRに加え、実技試験も行われます。
毎年8月1日に最終審査が行われ、2021年は応募総数2626名の中から優秀賞1名、特別賞3名が選ばれました。2020年の倍率は過去最高の706倍、2021年の倍率は656.5倍と、声優オーディションの中でも極めて難関な、最高峰のオーディションと言われています。自粛期間中にアニメ作品に触れ、声優に憧れを持った人も多いと考えられるので、今後もどんどん応募者が増えていくのではないでしょうか。
https://www.81produce.co.jp/audition.html
②「81オーディション」のメリットは?
「81オーディション」には、「81オーディション」の合格者しか受けられない魅力的な特典やバックアップが沢山あります。まず、合格者は「81ACTOR'S STUDIO特待生」として、81アクターズスタジオの授業を無料で受けることができます。81グループのスタッフやディレクターによる特別授業も実施され、デビューに向けて着実に実力を身に着けられます。卒業後にそのまま81プロデュースに所属している合格者も多く、事務所のバックアップが期待できますね。
そして、最大のメリットが合格者は授業料が免除されることにあります。声優学校や声優養成所の授業料はかなり高く、2年間通うとすると、約250万円以上のお金がかかると言われています。そのため、経済的な事情から声優への道を諦める人も多いのだとか。「81アクターズスタジオ」も、本来は入所金や授業料で初年度は90万円ほどかかってしまいます。そう考えると、全ての授業料が無料というのはかなり魅力的なポイントです。
さらに、オーディション合格者は、81グループ制作作品・協力企業制作の作品でのデビューも確約されています。これは大手の声優事務所だからこそできること。様々な制作会社やプロダクションとの繋がりがあるため、デビュー後も色々な作品に出演しやすいのではないでしょうか。デビュー後に活躍できるかどうかはもちろん本人の努力次第ではありますが、地盤がしっかりとあり、整った教育体制の中で学べるというのは、貴重な経験となるに違いありません。
③「81オーディション」に合格し、活躍している声優は誰?
ここからは、「81オーディション」出身で、現在も声優として活躍している方々をご紹介します。まずは、第1回グランプリの江口拓也。「A3!」「俺物語!!」「あんさんぶるスターズ!」などアニメ好きなら誰もが知っている作品に多数出演しています。ラジオパーソナリティー、歌手としても活動し、188cmというスタイルの良さから多くの女性ファンを虜に。
第2回グランプリの斉藤壮馬は、爽やかな容姿を活かし、声優のみならず歌手としても活躍中。俳優界きっての読書家としても有名で、「本にまつわるエトセトラ」というコーナー連載をするなど、様々な分野で活動しています。同じく第2回グランプリの原紗友里は、「ラブライブ!」「ゆるキャン△」などの人気作に出演。「アイドルマスター シンデレラガールズ」の本田未央役に抜擢されたことで注目を集めました。ユニット活動や、友人と共に自主制作ラジオを配信するなど、枠にとらわれない活躍を見せています。
第3回に単独グランプリを獲得した大久保瑠美は、その可愛らしい見た目からか「るみるみ」の愛称で人気となり、「スイートプリキュア♪」「一週間フレンズ」など、これまた可愛らしいキャラクターを演じることが多いです。その他にも、第5回の特別賞の上田麗奈、高橋李依、第7回グランプリの南早紀も今をトキメク声優へと成長。上田麗奈は声優ユニット「アニソア」のメンバーとして活躍しながら、「女子高生の無駄づかい」「フルーツバスケット」「鬼滅の刃」など幅広いジャンルの作品に出演しています。役柄の性格に自分自身が影響されてしまうほどの、憑依型の演技が魅力です。高橋李依は声優ユニット「イヤホンズ」のリーダーを務めながら、ソロアーティストとしても活躍中。「魔法つかいプリキュア」「からかい上手の高木さん」など人気作品の主要キャラの声優を務め、女性声優の中でも高い支持を得ています。
南早紀は人気シリーズ「アイマス」系作品への出演や、「ライフル・イズ・ビューティフル」ではオープニング楽曲の歌唱にも挑戦。4人組ユニットの一員として、キャラコスプレをしたパフォーマンスが話題となりました。近年は顔出しをしている声優や、期間限定のユニットを組む声優の人気が高い傾向があり、南早紀もアイドル要素のある声優活動を行っています。
④まとめ
声優を目指す人たちにとって、夏の重大イベントともいえる「81オーディション」。一般からの応募も可能ということだけあってかなりの高倍率ですが、合格した暁には明るい将来が待っているに違いありません。
少しでも「声優になってみたい」と思う気持ちがある方は、ぜひ「81オーディション」に挑戦してみてはいかがでしょうか。