声優・俳優
声優オーディションで見られる5つのポイントとは
声優になりたいと考えたことはありませんか? この記事を読めば、声優オーディションで審査員からチェックされる5つのポイントについて理解できます。ぜひご覧ください。
【目次】
➀1.キャラクターと声の親和性
➁2.演技力・対応力
➂3.人間性・熱意
④4.ビジュアル
⑤5.将来性
⑥まとめ
<1 1.キャラクターと声の親和性>
オーディションでまずチェックされるポイントは、そのキャラクターと声がマッチするかどうかです。
役柄を指定して開催されるオーディションは、キャラクターにぴったりの声優を見つけるために実施されることが大きな理由。よって、合格するためにはキャラクターに関する分析は必須です。
例えば、おしとやかでかわいらしいイメージのキャラクターの声が元気いっぱいの野太い声だったら、少し違和感がありますよね。
逆に、戦闘力が高いパワフルなイメージのキャラクターの声がか細い場合もミスマッチ感があります
聞いている人が疑問点を覚えずに作品を視聴できるように、キャラクターの特徴を満たした声をつくりあげることが重要です。原作が存在する作品の場合はじっくりと読み込み、オリジナル作品の場合はそのキャラクターに関するデータをくまなく確認しましょう。
そのうえで、「審査員が求めている声」をオーディションで披露することがオーディション合格の必須要件です。もし自分の声質と合わないと感じたら、ほかのキャラクターのオーディションを受けてみるのもひとつの手ですよ。
<2 2.演技力・対応力>
オーディションでは声優としてのポテンシャルも確認されるため、自分の演技力の高さをしっかりと審査でも出していきましょう。どれだけ声そのものがキャラクターのイメージとマッチしていても、喜怒哀楽の演技を行った際に演技力が乏しかったら合格には至りません。
演技力は一朝一夕で身につくものではないので、日頃から地道なトレーニングを行うことが大事です。作品を視聴する人に伝えたい感情の起伏などを表現するために、基礎スキルである滑舌のよさや聞き取りやすい発声のスキルを身につけましょう。
また、審査員から違った演技を要求された時にすぐリクエストに応えられる対応力も重要です。迅速かつ完璧なアドリブ対応ができる声優は決して多くないので、制作側から非常に重宝されます。
オーディション本番を想定したシミュレーションを繰り返して行い、さまざまな要求に対応できる地力を鍛えておきましょう。
<3 3.人間性・熱意>
意外かもしれませんが、オーディションでは応募者の人間性もチェックされています。
なぜなら、「これからこの人と一緒に仕事をやっていけるかどうか」という点を把握しなければならないからです。
もしも基本的なあいさつや敬語などの社会人としてあたりまえのマナーが身についていなかったら、どれだけ声優としてのスキルが高くても合格は難しいでしょう。
もちろん、大幅な遅刻や忘れ物はもってのほかです。演技をしている最中だけでなく、入室から退室までていねいな対応ができるように心がけてください。
また、質疑応答をする際に「この人は話しやすいな」というポジティブな印象を持ってもらえると、審査に有利です。演技のブラッシュアップが問題なく行えるレベルのコミュニケーションスキルがあることを、オーディションでアピールしておきましょう。
これに加えて、自己PRの際は、オーディション合格にかける熱意も審査員に伝えなければなりません。どれだけこの作品に思い入れがあるのか、どれほどオーディションに合格したいと思っているのか。その思いを、わかりやすい文章に乗せてアピールしましょう。
<4 4.ビジュアル>
応募する作品の系統によっては、応募者自身のビジュアルも合格に影響していきます。最近の声優はただキャラクターに声を吹き込むだけでなく、主題歌やキャラソンを歌唱したり、イベントに登壇する機会も与えられたりするからです。
すべての声優がアイドルのように美しい見た目をしている必要はありませんが、ビジュアルレベルが高くて損することはありません。自分の魅力がもっとも伝わりやすいヘアメイクや表情を意識したうえで、応募書類の撮影や演技審査に挑みましょう。
とはいっても、あまり奇抜すぎるファッションやメイクは常識外れだと思われるかもしれません。TPOをわきまえたうえで、自分が1番美しく見えるよう工夫をこらしてください。
<5 5.将来性>
オーディションでは、「これからどんなスピードで成長するか」という将来性の高さも厳しくチェックされます。
特に新人声優を募集する場合、今はまだ荒削りでも、光るものを感じる応募者をあえて合格させるケースも多数。現時点でハイレベルな技術がないからといって、オーディション合格の可能性がないわけではありません。
そして、将来性の高さは「指摘されたことをしっかり自分のものにしているか」という観点から判断されるケースが目立ちます。演技のアドバイスや指摘事項を素直に受け止め、自分のスキルに変えていける人材はとても貴重だからです。
たとえ演技や受け答えがうまくいかなくても、将来性の高さを評価されて合格できるように、最後まで諦めないでオーディションに挑戦する心意気が求められます。
<6 まとめ>
声優オーディションでチェックされるポイントは、「キャラクターと声の親和性」「演技力・対応力」「人間性・熱意」「ビジュアル」「将来性」などです。念入りに準備をして、本番を迎えましょう。