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声優1年目にやるべきこととは?

44_アートボード 1.jpg活動にあたっての手続きと心構え


声優を目指す人のなかには、これから所属審査やオーディションを控える人も多いかもしれませんね。みなさんにとって、まずは声優として活動するまでが一つのステップだと思いますが、実際に声優になった後を想像することって意外と少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、実際に声優として活動していくときにどんなことをすべきなのか。必要な手続きから心構えについて紹介していきます。

個人事業主として

声優になったら何が変わるのかといえば、まずは「個人事業主」になるということですね。

このとき、原則として役所に「開業届」を提出する義務がありますが、出さないからといって特別に罰則があるわけでもないので、実際のところ提出しない人が多いのも現状です。そして、本業で一定の所得を超えるようになれば「確定申告」を行う必要があります。

  • 本業のみ:年間48万円以上
  • 本業+アルバイト等:年間20万円以上

声優1年目にやるべきこととは?

ある月に仕事をすると、その数ヶ月後にギャラの手続きが行われ、事務所から「支払調書」が送られてくるようになりますが、これを大切に保管しておきましょう。年間分(1/112/31)の計算をして、所得が一定以上あれば2月中旬〜3月中旬の間に役所や指定の会場へ行って確定申告を行います。

その際に、声優活動の一環として必要となった経費や出費の「請求書」「領収書」等を提出すると控除を受けるにあたっての証明になるので、その都度忘れずに発行し保管しておくのがおすすめです。また、収入を受けるにあたって、事務所に振込先の口座番号を提示する必要がありますね。場合によっては、特定の銀行・支店を指定されることもあるので、所属に伴って新しい口座を開設することになるかもしれません。

  • 開業届の提出
  • 確定申告
  • 口座番号の提示・開設

個人事業主は、小さな会社を一人で運営しているイメージに近いです。

一見すると想像しにくいかもしれませんが、申告や節税のためにも日頃からこうした細かい作業が必要になることも認識しておきましょう。

声優として

事務所のホームページには、各所属声優のプロフィールボイスサンプルが掲載されていますが、みなさんも所属すれば同じように作成することになります。例えば、年度末に養成所を卒業した場合だと、3月〜4月頃に作成し数ヶ月後には掲載されるケースが多いですね。

  • タレント名(本名・芸名など)
  • プロフィールの考案
  • 写真撮影
  • ボイスサンプル作成

声優1年目にやるべきこととは?

声優事務所だと一人一人のタレントにマネージャーが付くわけではないですが、ボイスサンプルの作成に関してはだいたい担当が決まっていて、どういったものを作るのかは両者の意見を交えながらという感じですね。

【ボイスサンプル作成までの流れ】

  1. 打ち合わせ
  2. 原稿の考案・作成
  3. テスト・本番収録

プロとして

続いては心構えについてですが、マネジメント契約をしたからといって声優は会社に雇用されるわけではありません。

しかしながら、所属することによって芸能活動を支援してくれるメリットがある他、万が一の時にも責任や過失を負ってくれる関係性にあります。だからこそ、そこに所属するということは事務所の看板を背負うということで、タレントのイメージが損なわれることは事務所だけでなく他の所属タレントや取引先にまで影響が出てくることになりますね。よく、オーディションの募集要項にも「常識が備わっていること」が挙げられるように、声優としても、人としても、このプロ意識がとても大切な心構えになります。

まとめ

というわけで、今回は声優1年目にやるべきことや心構えなどをご紹介しました。

この他にも、各事務所や個々によって必要なことが出てくるかもしれませんね。特殊な職業なだけにイメージしにくいことがあるかもしれませんが、実は活動をはじめる際にもたくさんのやるべきことあるので忘れずに覚えておくといいかもしれません。

ライター:ゆうき

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