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ゲームをプレイするだけでなく、自分で作ってみたい!ゲーム好きな人であれば一度は考えることでしょう。ゲームを作る仕事としてゲームプログラマーがあります。ゲームプログラマーになるのであれば、仕事内容はもちろんのこと、やりがいや大変なことについても知っておくことが大切です。この記事では、ゲームプログラマーについて詳しく紹介します。


ゲームプログラマーの主な仕事内容

基本的には、企画書や仕様書に合わせて、プログラミングをすることになります。

そもそもなぜ、ゲーム作りに企画書や仕様書が必要になるのでしょうか。ゲームは、ITなどの技術が急速に進歩したことにより、映像や音楽、ストーリーなど、多様な要素を組み合わせて制作する必要があります。それぞれの要素には高度な専門知識が求められるため、ゲームを1人で制作することは困難です。そのため、必然的に複数人のチームで取り組むことになります。1人1人が勝手に作業を進めてしまうと、ゲームにつじつまが合わなくなったり、作業工程が一貫しなくなったりなど、円滑にゲーム制作をすることができません。それを避けて、みんなで1つのゲームを作れるように必要なものが、企画書や仕様書ということになります。

ゲームプログラマーに関する誤解としてよくあるものが、企画書や仕様書の通りにプログラムを書くだけだから楽だというものです。確かに、ゲームプログラマーは企画書や仕様書に従って仕事を行うことになります。しかし、企画書や仕様書が、何のミスもなく、完璧に構成されているわけではありません。なぜなら、ゲームプログラマーにとってプログラミング技術を熟知しているのは当然のことであっても、映像や音楽、ストーリーなどを作る人にとってはプログラミング技術などわからないからです。たとえば、映像担当の人が「こういう映像を使いたい」と思っていても、それをプログラミングで表現できるかは別問題です。そのため、ゲームプログラマーは、企画書や仕様書に従いながらも、技術的に可能であるかどうかを確認しながら、企画書や仕様書を修正していくことが求められます。

当然ながら、企画書や仕様書を独断的に修正することはできません。会議などの話し合いの場が必要です。その際には、技術的に不可能であることを、プログラミング技術について知らない人に説明することが求められます。

もう1つ、ゲームプログラマーの大切な仕事があります。それはデバックです。デバックとは、プログラムにバグや欠陥がないかを確認して、それを修正する作業のことです。プログラムは論理的なものであり、ミスはないと考える人もいます。しかし、プログラムを作るのは人間であり、完全にミスをしないとは言い切れません。そのため、プログラムを作って終わるのではなく、ミスがないかを確認する作業が必要になります。

仕事内容で大変なこと

ゲームプログラマーはやりがいのある、楽しい仕事ですが、大変なことがあることも忘れてはなりません。ゲームプログラマーの大変なこととして、原因不明のバグに遭遇することがあげられます。プログラムは人間が作る以上、必ずミスが生じます。そのミスが、単純なキーの打ち間違いなど、わかりやすいものであれば修正は簡単です。しかし、中には非常にややこしいミスもあります。全体のプログラムは、何らかの機能を持つ複数のプログラムが組み合わされることで成り立っています。適切にプログラムが組み合わさって機能すれば問題ありません。

ただ、場合によっては、プログラムの相性が悪く、矛盾を引き起こすこともあります。そのときは、どのプログラムとどのプログラムが矛盾を引き起こしているのかを特定しなければなりません。プログラムの数は膨大であるため、ゲームの規模が大きくなるほど、特定が困難になります。

バグの原因が特定できない場合はどうなるのでしょうか。バグがある状態では商品として売り出すことはできません。ですから、バグの修正が行えるまで残業です。時には徹夜をすることもあります。

やりがいを感じられることは何?

ゲームプログラマーのやりがいとして、大きく3つ挙げることができます。1つ目は達成感を味わえることです。1つのゲームを作り上げるには膨大な時間と作業量が必要です。それらの困難を乗り越えて、1つの作品が出来上がったときには、大きな達成感があります。ゲーム作りの苦労を共有したチームの人たちとも喜びを共有することができるでしょう。さらに、自分が携わったゲームが店頭に並んでいる様子、実際にゲームを遊んで楽しんでいる人を見たときには、言いようのない格別の喜びが感じられます。

2つ目はこだわりのプログラムを作れることです。プログラムは論理的に動くため、誰が制作しても同じであると考える人がいます。しかし、実際には、プログラムは多様であり、制作者の個性やこだわりが入り込む余地が多くあります。つまり、自分が理想とするプログラムを作ることができるということです。ゲーム業界は変化が激しく、最新のIT技術を導入するスピードも速いです。プログラム技術に自信のある人にとってゲーム作りは、こだわりのプログラムを作る挑戦の場でもあるでしょう。

最後はユーザーからの高い評価を得られることです。ゲームを作って、商品として販売することは、世間からの評価を問うことでもあります。販売されたゲームは、ゲーム雑誌やSNSを使う個人などから評価されることでしょう。もし、素晴らしいゲームを作ることができれば、それらから賛同を得ることができます。そのような賛同はゲーム制作においてのモチベーションアップとなり、さらなるゲーム制作へとつながるでしょう。

ゲームプログラマーを目指すには?

ゲームプログラマーとして仕事をするための国家資格はありません。つまり、「私はゲームプログラマーです」と名乗った瞬間からゲームプログラマーになることは可能です。基本的にゲームは複数人で作るものですが、スマホゲームのような比較的規模の小さいゲームに関しては、個人で制作することもできます。まずはゲーム作りに興味を持つことが重要です。

規模の大きなゲーム制作に携わりたい場合は、ゲーム制作会社に就職するのが確実です。その場合、ゲーム制作に関する技術や知識を持っていることを証明しなければなりません。ゲーム会社へ証明するためには、作品とポートフォリオが必要です。ヒューマンアカデミーでは、在学中に約10本のゲームを開発・制作しポートフォリオを何度もブラッシュアップしていく授業も実施しています。

また、基本情報技術者試験資格の取得が目指せるITカレッジもヒューマンアカデミーにはあります。
ITカレッジの紹介はこちら▶

基本情報技術者試験資格とは、「高度 IT 人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者」に与えられる国家資格です。ゲームプログラマー限定の資格というわけではなく、幅広くプログラマーを目指す人のための資格です。ですから、基本的なプログラミング能力を持っていることの証明になるでしょう。

学校で専門的に学びたい場合は、専門学校か大学に通うことになります。最初からゲームプログラマーになりたいという意思が強い場合は、本学園のようにゲームプログラマーの育成をしている専門校は一番の近道です。幅広くプログラミングの理論を学んだうえでプログラマーを目指したい場合はITカレッジとゲームカレッジ両方を学べる制度もあります。
大学との大きな違いは、一般教養のようなゲーム以外の授業を極力なくし、とにかく専門に特化した2年~3年間で大学よりも安い学費で目指せるところにあります。

以上のように、資格の取得や学校に通ったうえで、ゲーム制作会社へ就職することができればゲームプログラマーとして活躍することができます。学んだことをしっかりと生かし、自分の理想的なゲームを作り上げましょう。


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