今回は、ゲームグラフィッカーの面接、特に「自己PR」と「志望動機」について考えてみましょう。
なぜ自己PRと志望動機に限定するかというと、通常の就職活動とは異なり、ゲーム業界ならではの押さえておくべきポイントがあるからです。
ゲームグラフィッカーはスキルと経験が全て
ゲーム業界は特別な職業人の集まりというわけでは決してありません。しかし、ことゲームグラフィッカーの就職面接に関しては、他の一般的な企業とは明らかに異なるところがあります。それは「徹底したスキル主義」ということです。
自己PR
自分のスキルのアピール
通常の企業に就職する場合、自己PRは「自分の人間性や経験」のアピールになりますよね。過去にどんな経験をしたのか、それからなにを学んだのか。成功体験や失敗体験などを交えて、それらの経験をその企業でどう生かすのかを話すと思います。
一方、ゲーム開発企業に就職する場合の自己PRでは、「自分のスキル」のアピールに終始します。得意な絵(デザイン)、自信のあるスキル、興味があるスキル、ゲーム制作の経験、勉強中の知識や技術、使用機材などです。
チームワークについて
自身の画力やスキルを中心にしつつも、「集団の中で働いたことがあるか、集団を率いたことがあるか(チームワークの有無)」もしっかりアピールしたほうがいいでしょう。ゲーム制作はチームで行いますから、チームワークの経験・リーダーの経験は一般企業と同様に重要視されますよ。
志望動機
志望動機は絶対に嘘をつかないようにしましょう。また、一般企業への就職面接と同様に、「どうしてウチ(志望した会社)で働きたいと思ったの?」という質問にしっかり答えられるようにしましょう。
特にゲーム業界は、面接を担当する人もコンテンツやエンタメを愛している人が多いので、適当な答えや知ったかぶり、社交辞令は大きなマイナスになります。「自分がいかにゲームを愛しているか」「どんなコンテンツを作りたいか」「自分の能力をどう生かしたいか」「貴社のどんなところに惹かれたのか」をしっかりと話すようにしてください。当然ですが、「とりあえずゲーム業界に入りたいな」程度で応募するのは無謀です。
幅広く深いスキルは必須
ゲーム業界に就職したいなら、人生経験や人間性よりも、自分が駆使できるスキルをきちんとアピールできるかがポイントになります。アピールできるスキルをしっかり身につけておきましょう。そして、「自分はグラフィッカーというゲームを産み出すクリエイターになるんだ」という情熱と意志を持って、それをわかりやすく伝えましょう。
ゲームグラフィッカーは人気職業ですからライバルも多くいますが、専門校では就職対策の講義も行っているので、参考にしてみることをオススメします。
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