【後編】ストリート界で若者より絶大なる支持を得るファッションアイコンCONVOYさんの服との向き合いかた。
前回の、【前編】ストリート界で若者より絶大なる支持を得るファッションアイコンCONVOYさんの服との向き合いかた。の続きです。
ついに、過酷すぎるバイヤーの仕事や、プレスという仕事の捉え方などを公開です。
✔️CONVOY流のバイイング。
じゃあここからは、バイイングの話をしようか。横にいる、この子は後輩なんだけどね。アシスタント兼dogスタッフのキャシーDです。
ねえ、仕入れて楽しい?しんどい?
『しんどい。死にたくなるほど。』
じゃあ、死ぬしなかないね。笑
冗談じゃなく、うちのバイイングはマジでしんどいんです。
僕自身、いろんな国に行きました。アメリカや東南アジア。
うちって変な店なんですよね。
普通のものっておいてなくて、変なものを探しに行く。
だからあのレディ・ガガもわざわざ買いにくるんです。
バイイングって、30分程度の決められた時間のなかで3〜4万点の商品を見ていかないとダメなんですね。
そんな中からピックできるのは1〜2点。
尋常じゃないスピードでみて行かないと全部チェックできない。
服をたくさん見過ぎて、指から血がでるんです。考えられないでしょ?
それぐらい神経と体力を使う。
だってガガって世界中のブランドから服を提供されているんです。
しかもアレキサンダー・マックイーンとかから最新の洋服をもらうことができる。
彼女が着るだけで宣伝になりますからね。
そんな彼女がわざわざ買いに来てくれる。
僕の買い付けてきた古着がハイブランドの洋服を越えないとダメ。
だから全神経を集中してバイイングします。
✔️CONVOYさんが考えるプレスのお仕事。
僕はプレスと言う仕事は、仕事を引っ張ってくることだと考えています。一般企業のプレスをしたことがないので、一般企業のプレスはわかりませんが。
販売促進とか広告が仕事ではないと思っています。
よくパーティにも呼ばれるんですけど、参加して終了。ではなく、そこでつながりを作って、来店を促したり、何かコラボができるものがないのかを提案したりします。
そうやって仕事を創り出しすのが本来のプレスのお仕事だと思います。
✔️学生にはこんなスタイリストは目指して欲しくない。
最近はスタイリストのお仕事をやらせていただきました。VOGUEと言う雑誌です。世界的に有名なカメラマンと一緒にお仕事しました。
ルィ・ヴィトンとのタイアップだったんです。
自分なりに考えたスタイリングを店から持って行きました。
スタイリストを目指している子っている?
気をつけて欲しいのが、ただのパシリみたいなスタイリストにはなって欲しくないんです。
自分の世界観や芯を持ったスタイリングが出来るスタイリストになって欲しい。
例えば、最近だとアーティストがスタイリングをある程度考えちゃう人もいるんです。
〇〇のトップスと〇〇のボトムスを着たい。ってなればそれをブランドまで借り行かないといけない。
それってただのパシリだよね?そうなって欲しくはないな。
✔️アパレルの原点は販売員
みんな、販売員ってどんなイメージだろ。正直「やりたくないなー」とか「販売って誰にでも出来そう」とか正直、世間から見る販売員って地位が低いのが現状だよね。
でも僕に取っての原点は販売員。
これから学校を卒業して店頭に立つ人が多いとも思うんだよね。
というか絶対に販売員は経験したほうがいいと思っています。
スタイリストを希望していても販売員を経験すれば強みが持てるんじゃないかな?
✔️販売員として一番大切なことは?
○○くん、いつも何が大切って言ってるけ?覚えてる!?「接客ですか?」
おい!違うだろう笑
正解は掃除。一番大切なのは100%掃除です。
どうしてかと言うと、少しでも洋服を良く見せようと思うなら綺麗にしているはずだから。
洋服の近くにホコリがあったら洋服が良く見えない。だから僕は掃除を徹底してます。
プロとして、服を見せることに力を入れて欲しい。
✔️CONVOYさんが考える服飾学生と大学生の違い。
アパレル企業の就職って専門学生だけが採用される世の中じゃないよね。大学生も採用されるんよね。
だから君たち服飾学生はプロ意識を持って挑むべき。
大学生って4年間楽しいそうだよね。僕大学生キライ。
だって羨ましいじゃん。笑
4年間楽しそう。
でもそういう人たちと肩を並べて働くんだよね。
社会に出た時に、プライドを持って欲しい。
2年間服飾を学んできたから、真摯に向き合って、勉強して来たことが分かることだから。
僕は努力してきたつもりだ。そこは自負しています。
君たちが卒業して、社会に出れば、俺たちはライバルだ。
✔️質疑応答
Q1.CONVOYさんみたいな方が僕たち若い世代に色々教えてくれるのはお金?教えたいから?どっちですか?
えっ、ぶっちゃけていいのかな。笑ガチでいうと半分は半分。
お金は欲しいよ。だって自分の仕事の時間を削ってここまで来ているし。
でも先生が教えられないことも、僕なら教えることがあるかなって思って今日は来ました。
今日だって適当に教えることは出来ます。適当に資料を作ってきて、講義することもできるよ。
でも情熱とセンスの部分を感じて欲しくて今日は教えに来ました。
Q2. 毎日いろんなジャンルの雑誌を読むと仰ってましたが、一文字一文字読むんですか?パラパラ読むんですか?
一文字一文字です。一冊で3〜4時間はかかるかな。
写真って見るのは一瞬だけど、そこにあるコンセプトを考えて吸収するようにしています。例えばリンゴがあっても人によって見え方や感じ方が違うよね。
だから、どういう感じ方、見方をしているのかを見ています。
Q3.どの職業が一番楽しいですか?
バイヤー。一番辛いから。笑
つまらないがモデル。笑
✔️最期にCONVOYさんよりメッセージ。
僕は服でご飯を食べています。
寒く感じるかもしれないけど、服が好き。
だから服を舐めている奴が一番嫌いです。
とにかくひたすら毎日、真摯に向き合って。
何年か後には、一緒にライバルとして戦っていけたらと思っています。
↓↓↓↓↓↓パンフレットのご請求は↓↓↓↓↓↓
相談や質問はLINEで出来ます!
1対1トークが可能なので、お気軽にメッセージをください♪
QRは下記コードより^^