ある程度絵を描き続けている人でも、ツヤベタのやり方に悩む人は多いようです。一見すると単調で簡単な作業に見えるツヤベタですが、実はとても奥が深く、プロでも悩むものだとか。今回は、そんな難敵であるツヤベタのコツを3つ紹介したいと思います。
苦手なツヤベタを克服! 3つの考え方とコツ
ツヤベタに苦手意識を持っている人は多いようですが、ちょっとしたコツで大いに改善されることもあります。ツヤベタは単純な作業だからこそ、うまくいかないときはドツボにハマってしまいがち。以下のコツを参考にして、苦手なツヤベタを自分のものにしちゃいましょう!
1.筆ペンを替える
使用する筆ペンを替えるだけで、やりやすさ・クオリティが大きく変わります……と言われると、「そんなの当たり前だろ!」と思う方もいるかもしれませんね。でも、あなたは本当に「筆ペンの違い」に着目したことがありますか?様々なメーカーから筆ペンのブランドが発売されていますが、それらは大別して2種類に分かれます。ひとつは、書道の筆のように細かい毛が集まってカタマリになった「毛筆系」。もうひとつは、フェルトペンのような素材のペン先を持つ「フェルト系」です。
この2種類は書き心地がかなり異なりますから、まずは両方を試してみましょう。ちなみに、「毛筆系」はいわゆる筆カスレが出しやすく、「フェルト系」は線の太さをコントロールしやすいという特徴を持っています。また、筆の長さが変われば使用感も大きく変わってきますよ。筆ペンは比較的安価ですから、ぺんてる、パイロット、サクラ、呉竹など、様々なメーカーのものを試し、自分だけの一本を見つけましょう。
2.力を抜く
ツヤベタの際に、必要以上に力んでいると、うまく線を描き出すことができません。指先に力を入れず、肩の力を抜き、筆の先だけを使って、払うように描いてみましょう。ツヤベタに気合いを入れすぎて力んでしまうのもわかりますが、筆先を自由に遊ばせるくらいの感覚で、軽やかに筆を走らせてみましょう!
3.パターン化しすぎない
ツヤベタをキレイに仕上げようとするあまり、規則的な線を作りすぎてしまうと、ツヤベタした箇所全体が人工的な印象になってしまいます。人間の髪の毛などにツヤベタを入れるときは、不規則性を意識して筆を入れてみましょう。たとえば、線の角度を微妙に変えてみたり、線の太さを変えてみたりなどです。ほんの少しの不規則性が、見る人にリアリティと安心感を与えてくれます。
ツヤベタは慣れと経験
今回はツヤベタのコツを3つ紹介しましたが、ツヤベタはとにかく多くの量をこなすことが大切です。モノにするまで時間はかかりますが、今回のコツを参考にして、日々練習を重ねてくださいね。
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