漫画が描きたい! けど、道具を買おうとすると種類が多すぎて、どれもこれも必要に思えてしまって選べない――。何もわからないうちに、 画材屋さんでたくさんの道具を見てしまうと 迷ってしまいますよね。まず最低限、これだけはそろえておきたい基本の道具を紹介します 。
基本の道具はペンと紙
まず漫画を描くために絶対に必要なものは紙とペン。これが一番重要です。紙は漫画用の原稿用紙を用意します。「漫画用原稿用紙」と商品名が書いてあるものや、ケント紙がおすすめです。そして次はペンですが、太い線を表すのにGペン、細線など万能な丸ペンの2種類を用意しておけばまずは大丈夫です。ペン先はたくさん種類がありますが、徐々に種類を増やしていったほうがいいでしょう。最初は基本のペン先になれるためにこの2種類で練習します。またコマをつくる定規、ネーム制作や下絵を入れるためにはエンピツも必要ですが、これは自分が使いやすいものを選びます。こうした道具は画材屋さん、東急ハンズなどのお店や、インターネット通販でも手に入ります。
漫画らしくするため に必要な道具
紙とペンで漫画を描く基本ができましたが、それだけでは寂しいので、効果を入れて作品をプロの描く漫画らしくしていきます。まずはベタ塗り用のインク類が必要です。一般的なものは墨汁で、漫画用インク、製図用インクでも大丈夫です。ただし漫画用インクなどは少々割高。一番コストが安いのは墨汁で、気兼ねなく使える点ではおすすめです。
そして美しく仕上げるためには、ホワイトも欠かせません。漫画用のホワイトは200円ぐらいからあります。もっとコストを抑えるなら100円ショップで売っている、アクリルガッシュの白がおすすめ。大きな修正であれば修正液や修正テープでも代用できます。
そしてスクリーントーンとカッターも必要になりますね。スクリーントーンはキャラクターの髪の毛や洋服、背景などさまざまな活用法があります。スクリーントーンには たくさんの種類があり、1枚あたり350円~と少々割高です。練習用にたくさん購入する場合は、画材屋さんのセールでまとめ買いしておきましょう。
パソコンで漫画を描く場合
紙とペンで漫画を描く場合の道具を紹介しましたが、パソコンで仕上げをしたり、漫画を書いたりする場合はPhotoshopなどのソフトが必要になります。そして線を入れるために、ペンタブレットも必要です。これはペンの代わりに使う道具ですが、実際のペンとは感触が違い、慣れるまでは使い方の練習が必要になります。Photoshopなどは十数万円とかなり高価です。最初は 紙とペンで漫画を描いて、ペン使いやベタ塗りなどを覚えてから、徐々にデジタルソフト類を使っていくことをおすすめします。
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