漫画を教えてくれる専門学校がある
かつて漫画は独学で学び、描くものでした。しかし、現在では漫画を教える専門学校が数多くあります。一人で描くことのできる漫画を、なぜ専門学校で学ぶ必要があるのでしょうか。
専門学校に通うメリット
専門学校ではプロの漫画家による指導が直接受けられるので、技術力UPはもちろんのこと、「現場の声を直接聞けること」というメリットがあります。その他にも、同じ志を持つ仲間たちと出会うことで、刺激を受けることも多く、結果的に独学よりも良い漫画が書けるようになります。ここでは、それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット1 基本的な技術が身に付く
一番大きなメリットは、基本的な技術が身に付くことです。漫画家になるためには、絵の描き方やキャラクターの作り方、ストーリー、演出、コマ割りなど身に付けるべき技術は多岐にわたります。でも、これらをすべて一人で勉強していくは大変ですね。専門学校なら、プロの漫画家やシナリオライターが講義してくれるので、効率的に必要な技術を学ぶことができます。
メリット2 同じ目標を持つ仲間と出会える
誰にも相談せずにたった一人で漫画を描き続けるのは、精神的にも苦痛です。かつて東京にあった「トキワ荘」というアパートには、手塚治虫や石ノ森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄といったそうそうたる漫画家が住み、たがいに切磋琢磨しながら漫画を描いていました。今、こうした環境を作るのは難しいですが、専門学校には同じ目標に向かって努力をする仲間が集まっています。その中には、自分には思いもつかないようなキャラクターを作る人もいれば、セリフを書くのが抜群にうまい人もいるでしょう。こういった仲間たちと競うように漫画を描くからこそ、成長が早くなるのです。
また、仲間は競い合うためだけにいるのではありません。仲間がいることで支え合うこともできるのです。壁に突き当たった時、一人で漫画を描いていたら自力で解決しなければなりません。でも、仲間がいれば同じ悩みを持つ友達から良いアドバイスがもらえることもあります。大きな目標がある時、仲間がいることは非常に良いことです。専門学校であれば、こうした仲間に自然と出会えるのです。
メリット3 漫画を仕事としている人に出会える
専門学校では、漫画家やシナリオライターなど、実際に漫画業界で仕事をしている人と出会えます。特に、編集者と出会えることは大きな魅力です。編集者は、漫画家とともに第一線で漫画を作っています。漫画家をデビューさせるかどうかを決めるのも編集者の仕事ですから、編集者ならではのアドバイスや、デビューのチャンスが得られるかもしれません。
専門学校に通うことで得られるもの
専門学校に通うか、それとも一人で漫画を描き続けるかを決めるのは、あくまで自分自身です。しかし、もし今回紹介したようなメリットに魅力を感じるのであれば、専門学校に通ってみるのもいいと思います。
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