声優・俳優
声優になるには? 気になる収入事情なども総まとめ!
声優になりたいと思ったことはありますか? この記事を読めば、声優の基礎情報について理解できます。なり方や収入に関するデータを紹介するので、気になる人はぜひ読んでみてください。
- ①声優のなり方〈通学する〉
- ②声優のなり方〈それ以外〉
- ③収入はどれくらい?
- ④声優になるための練習方法
- ⑤まとめ
①声優のなり方〈通学する〉
声優になる方法はいくつか存在しますが、その中でも有効な方法は「学校などに通うこと」です。自分のライフスタイルに適した学校や機関を選び、着実にスキルを身につけましょう。
・声優専門学校
もっともスタンダードな方法が、専門学校への入学です。声優にまつわる知識を基礎から教えてもらえることに加え、週5でみっちり授業を受けられます。卒業後のデビューサポートも手厚いため、業界とのつながりを作りやすいでしょう。
・大学
声優のスキルを学べる大学もあります。演劇コースや映像技術コースがある芸術大学が多く、有名声優が教壇に立つことも少なくありません。こちらも週5で授業があるため、スキルを1から習得できるでしょう。演技について、より総合的に勉強したい人に向いています。
・声優事務所の養成所
養成所で経験を積むこともひとつの手です。レッスン修了後、事務所のオーディションに合格すると、事務所所属声優になれます。レッスンは多くても週1〜2回なので、社会人でも無理なく通えるでしょう。
・私塾
声優が個人で開講している私塾も人気があります。マンツーマンでプロから指導を受けられるため、厳しいレッスンを希望する経験者に支持されているようです。レッスンの頻度は塾によって異なりますが、週1〜2回が目立ちます。
②声優のなり方〈それ以外〉
学校に通わなくても、声優になる方法はあります。ただし、初心者なら学校で基礎スキルを身につけたほうが将来役立つので、自分にあった方法を選びましょう。
・作品のオーディションを受ける
公募形式の声優オーディションを受ける方法もあります。フレッシュな人材を求めている作品の場合、未経験者や名が知られていない新人でも応募可能です。ただし、まったくの初心者が合格するケースはレアなので、先に学校で技術を身につけてから受けるほうがいいでしょう。
・タレント事務所に所属する
タレント事務所のオーディションに合格し、声優をメインにしたタレントとしても活動できます。声優以外の仕事も経験できるため、芸能活動全般に興味がある人に向いているでしょう。日本声優事業社協議会などの業界団体に加盟している事務所がおすすめです。
・劇団に入る
劇団に入り、演技を実践的に学ぶ方法も有効です。声優事務所が運営している劇団なら、業界関係者の目に入りやすくなります。演技力を重点的に鍛えられるため、人よりもワンランク上のスキルをマスターできるでしょう。一度演劇を学んだ経験がある人に適した方法です。
③収入はどれくらい?
声優の収入は、ランクによって大きく異なります。デビューしたばかりの初心者は月収数千円ほどしか稼げませんが、売れっ子になると数百万円以上のギャラを提示される人もいます。仕事内容によって変わりますが、平均収入は約15万円〜20万円ほどであり、足りないぶんの生活費はアルバイトでまかなうケースが多いようです。
なお、アニメアフレコのギャラは日本俳優連合によって画一的に決められています。新人期間中はジュニアランクなので、1作品あたり15,000円です。この金額はセリフの量などが加味されないため、何十個もセリフがある役も、1つしかない役も、ランクが同じならどちらも15,000円です。新人期間が終わると、30分あたり15,000円〜45,000円ほどにランクアップします。
ゲームのギャラは、1ワードごとにギャラが発生することが多く、新人は約数十円からのスタートです。ほかにもテレビ番組のナレーションの仕事(1番組につき約10万円ほど)やラジオ番組(1本約1万円ほど)などもあります。どんな仕事もキャリアを重ねるにつれてギャラが上がっていくので、地道に経験を積むことが重要です。
④声優になるための練習方法
声優になるには、自分から積極的にトレーニングを行ってスキルを上げなければいけません。おすすめの練習方法は以下のとおりです。
・腹式呼吸
お腹を使って声を出す腹式呼吸は、声優を目指すなら必要不可欠です。腹式呼吸をマスターした人は、長いセリフでもノンブレスで美しく発声できるでしょう。
- ① 肩の力を抜き、背筋を伸ばしてまっすぐ立つ
- ② 鼻から息を吸い(約3秒)、口から吐き出す(約5秒)
- ③ ①②を繰り返す
・発音練習
腹式呼吸の状態のまま、以下のように発声練習を行います。
- ①お腹に手を当てる
- ②鼻から空気を吸い込む(約3秒)
- ③3秒間呼吸を止める
- ④声を遠くに響かせるイメージで、なるべく長い間発声する
・滑舌トレーニング
早口言葉を日常的に練習して、歯切れのよいセリフを読めるようになりましょう。早く読み切ることではなく、「一単語ずつ、はっきりと発声すること」を目標にしてください。
・肺活量を鍛える
肺活量とは、どれだけ多くの空気を吐き出せるかを示した数値です。よりスムーズに呼吸できるようになるため、肺活量を鍛えるに越したことはありません。ペットボトルや風船に空気を吐き出すトレーニングや、マラソン、水泳などを通して心肺機能を向上させましょう。
⑤まとめ
声優になるにはさまざまな方法があります。その中でも、初心者は専門学校へ通う方法がおすすめです。声優として活躍できるように、自主的な練習を重ねていきましょう。