声優・俳優

【声優学校・養成所】入学後に感じた経験談

34_アートボード 1.jpg入学対策


今後、声優学校や養成所へ進学する人も多いかもしれませんが、いざ入学となるとレッスンや人間関係など気になることが多かったりしますよね。

僕自身も、学校や養成所へ通いたての頃は、その特殊な環境から学校生活にすんなり馴染めたこと、逆に悩んで苦労したことも多々ありました。そこで、今回はこれから入学を控える人たちに向けて、学校・養成所それぞれで感じた入学後のレッスンや生徒の印象について紹介していきます。あくまで一つの経験談に過ぎませんが、今後の学校生活の参考にしていただけたらと思います。

声優学校について

レッスン

僕自身もそうでしたが、声優学校へ進学する多く人はこうしたところへ通うのははじめてだと思います。

レッスンでは「どんなことをするのか?」「自分はついていけるのか?」などを考えながら登校初日はかなり緊張しますが、授業の初回はほとんどガイダンス形式だったりします。講師から、心構えや今後の流れなどを説明されることが多く、なかには生徒の自己紹介やちょっとした実践授業も行われるかもしれません。そうして、2回目以降から本格的なレッスンが始まり、体をつくる、声を出す、人前に立つ、感情を出す、セリフを読む、立ち稽古に入るなど。基礎から地道に行うレッスンがほとんどのため、ここで学校を辞めていく生徒も少なからず出てきます。また、回を重ねるごとに各レッスンで課題を出されたり、自分自身の改善点が見えてくるので、レッスン以外の時間の使い方もとても大切になってきます。そうして、数ヶ月が経つ頃には学校生活にも自然と体が慣れてくるので、レッスンを休まない、練習を怠らないといった当たり前を継続することが近道です。

クラス・生徒

【声優学校(全日制)】

  • 経験:未経験者が圧倒的に多い
  • 年齢:1820歳前後が中心
  • 競争意識:全体的に低め

声優を目指す人たちが集まるだけに、各クラスにも個性的な生徒が多いですが、それでも養成所に比べれば全体的に和気藹々とした雰囲気という印象ですね。リーダー気質な子や明るくムードメーカーになってくれる子、反対におとなしい子やマイペースな子など様々です。このへんは、養成所に比べて年齢層が低めなのもありますが、環境的な違いから良い意味でのびのびと学ぶ生徒が多いですね。学校によっては生徒数も多く、互いの趣味からすぐに人間関係を築けるはずです。

養成所について

レッスン

養成所は、学校に比べてレッスン数やカリキュラムなどが限定的です。

初回はガイダンス形式ではじまるものの、レッスンのテンポが早いのも特徴ですね。楽しく学ぶレクリエーション的な要素よりも、現場に即した実践的なアプローチが多いため、個々の力量や努力であっという間に差がついたりします。また、講師の影響や生徒の意識もあるかもしれませんが、レッスンの雰囲気は緊張感のあるものが多かったです。僕自身、声優学校を経て入所しているのでそこまで実感はなかったものの、未経験者にとってはかなり刺激的な場所に感じるかもしれません。欠かさず出席することはもちろんですが、日々、レッスンへの取り組み方がより結果として現れやすいのが養成所だと思います。

クラス・生徒

【声優養成所】

  • 経験:経験者がやや多め
  • 年齢:1825歳前後が中心
  • 競争意識:全体的に高め

専門学校などを卒業して入所する人がほとんどなので、学校に比べると年齢層はやや高めです。また、当然ですが入所審査を合格して入っているので、レベルが高く、しっかりとした目的意識を持った生徒が多かったですね。それだけに、良い面もたくさんありますが、進級・所属審査などを意識して人間関係がギクシャクするなど、学校とはまた違った悩みが生まれたりもします。

養成所では、こうした環境にある程度経験を積んだ生徒が集まることから、どうしても物事を深く真剣に捉えてしまう子が多く、周りから見れば「真面目な子が多い」と思われるのかもしれません。僕も、声優学校ではクラスメイトは「友達」という感覚がありましたが、養成所では「仲間」や「ライバル」という意識がより強かったなと実感しています。

まとめ

今回は、声優学校と養成所で感じた入学後のレッスンや生徒の印象についてご紹介しました。

学校生活の初日はものすごく緊張するものですが、実は、周りも同じように感じていることでもありますね。新しい環境に溶け込む方法は、そこでたくさんの時間を過ごすことなのかもしれません。

ライター:ゆうき

RELATED

この記事に関連する記事