声優・俳優
こんな声優オーディションはヤバい?!要注意チェックポイント
毎年数多くの声優オーディションが開催されているように、声優志望者にとっては魅力的に映るものも多いですよね。
そうしたことから、みなさんも一度は応募を検討したことがあるかもしれません。
しかし、声優オーディションにはおすすめできるものとそうでないものがあり、実際に合格してもその後トラブルに発展するケースは少なくありません。
そうした"後悔"を少しでも減らしていくために、応募者側も正しい知識を身につける必要があります。
そこで今回は、声優オーディションの基礎知識とチェックポイントについて紹介したいと思います。
ぜひ、今後のオーディション選びの参考にしてみてください。
声優オーディションの基礎知識
声優オーディションには、大きく分けて「キャスティングオーディション」と「プロダクションオーディション」の2種類があります。
キャスティングオーディションは、アニメやゲームタイトルなどに登場するキャラクターに適したキャストを選出するもので、「作品オーディション」とも呼ばれます。
プロダクションオーディションは、特定の声優事務所が今後マネジメントしていくにふさわしい人材を発掘するためのもので、合格者には所属、準所属、預かり、養成所特待生といった権利が与えられます。
声優オーディションの特徴としては、技量や人間性はもちろんのこと、第一に声が審査されることが特徴です。
そのため選考には、課題のテキストを録音する「テープ審査」、スタジオで実際にマイクを通した声を聞く「原稿読み」「アフレコ実技」などが有名ですね。
オーディションの基礎知識については、こちらでも詳しく紹介しています。
※【声優オーディション】受ける前に知っておきたい合格のための基礎知識(2019.10.22)
主なチェックポイントと注意点
声優学校などに通っていれば、日々安心してオーディション情報を手に入れられますが、一個人となるとその判断が難しいのは言うまでもありません。
また、2022年度から成人年齢の引き下げにより、応募要項によっては18歳以上であれば保護者の同意がなくとも応募できるケースも出てきます。
こうしたことから、今まで以上にオーディションに対する知識や見聞を深めていくことが大切ですね。
以下では、最低限チェックしておくべきポイントを挙げているので、応募を検討する際には必ず確認しておくことをおすすめします。
主催者情報
一般的なオーディションであれば、必ず責任元となる主催者の情報が明記されています。
例えば、企業名やプロダクション名などがそうですが、会社概要や連絡先といった部分は最低限チェックしておきましょう。
知名度や実績のある企業であれば安心ですが、近年では、SNSなどの普及により声優志望者の目に留まりやすい怪しいオーディション情報も多々あります。
見慣れない企業、団体、個人名などが記載されている場合は、しっかりと元をたどることが大切です。
年齢制限
新人発掘を目的とした一般公募の作品オーディションでは年齢制限を設けていることが多く、比較的年齢の若い声優志望者を募集します。
しかし、そうしたオーディションであるにも関わらず年齢制限がない場合は、主催者にとってより多くの応募者を集めやすい条件とも考えられるため細心の注意が必要です。
費用
オーディションの募集要項には、参加費が記載されていることがありますね。
無料のものから、大規模なオーディションでも数千円程度の参加費が一般的です。
しかし、なかには高額な参加費用がかかったり、あるいは参加費は無料でも合格後にレッスン代として高額なお金を請求され、断れば違約金が発生するというケースもあります。
応募の際は、合格特典など魅力的な情報に惹かれがちですが、主催者情報とあわせて他のオーディションと比較しながら検討することがおすすめです。
合格後の待遇
募集要項やオーディション情報には、応募条件や審査方法などが明記されていますが、それとあわせて合格後の流れや待遇がしっかり記載されているものが安心です。
せっかく合格できても、その後いつまで経っても不利益を被る状況では、かえって合格者が損をしてしまいますね。
合格後にレッスンがある場合は、何ヶ月かかりいくらの費用が必要か?など、応募の前には必ず確認しておきましょう。
おすすめできるオーディションの特徴
- 公式サイトがある
- 知名度・実績のある主催・運営会社
- 1万円以下の参加費
- 合格後の待遇・流れが明記されている
まとめ
今回は、声優オーディションの基礎知識と注意すべきチェックポイントについて紹介しました。
今や「声優」は多くの人が憧れる職業ですが、それに比例するようにたくさんの魅力的な情報がネットを介して流れてきますよね。
そうしたときに、一度冷静になって考える判断力も今後はより一層大切になってくるのではないでしょうか。
ライター:ゆうき