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【原稿読み】初見テキストに強くなる練習と対策

w_100.jpg実践向けトレーニング

みなさんは「初見読み」をご存知でしょうか?

声優やナレーターを目指す人なら一度は体験したことがあるかもしれません。

初見読みとは、言葉の通りその場で初めて渡された原稿を読み上げることですが、声の仕事をする上では欠かせないスキルで、現場によってはこうした形の仕事も意外と多かったりします。

しかし、慣れないうちは読み間違いを繰り返してしまうように、実際のところかなり難易度の高いことでもありますね。

そこで今回は、こうした初見読みに強くなるおすすめの練習と対策を紹介していきます。

ぜひ、今後の原稿読みスキルアップに活用してみてください。

初見読みスキルのメリット

初見読みが上達することで、以下のような場面で役立ちます。

例えば、オーディションのセリフ読みや審査などは、課題の原稿をその場で手渡されるケースが多かったりしますよね。

ある程度目を通せる時間はあるかもしれませんが、多くの場合そこまで余裕がなかったりしますし、審査に直結することでもあります。

また、仕事現場では原稿や台本に修正が入ることは多々ありますし、鮮度が肝心なテレビ番組などは時間的な余裕がないため当日に原稿を渡されることがほとんどです。

とかく学校や養成所のレッスンでは、一つの作品とじっくり向き合えることが多いだけに、こうしたスキルを養う機会があまりなかったりしますが、初見読みに強くなることで実践での対応力が磨かれるだけでなく幅広い知識も身につきます。

それでは、以下で初見読みに強くなるための対策と練習を紹介していきますね。

「初見読み」おすすめ対策

原稿チェック

実際のところ、原稿を受け取ってからの時間がないためできることは限られますが、それでも多少の余裕があればできる限りのことはしておきたいですね。

そこで、読み間違いを避けるためにも、難しい漢字やアクセントといった不安な部分はできるだけ早急に確認して、自分が読みやすいように原稿チェックしていくことが大切です。

普段から素早くわかりやすい記号やマークを取り入れてチェックする習慣をつけておくと安心ですね。

不思議と滑舌が良くなる!絶対に噛まないための原稿チェック法【裏ワザ】(2020.03.20)

リラックス

やはり、緊張していては声も滑舌も堅くなり失敗の原因になりますし、オーディションでは表情まで見られてしまいますよね。

プレッシャーへの耐性は練習や実践を繰り返すことで得られるものですが、それでも緊張してしまうときこそ深呼吸をしてリラックスしましょう。

目を閉じて鼻先に集中し、ゆっくり深く呼吸を整えることがおすすめです。

  1. 目を閉じて鼻先に意識を集中
  2. 7秒間:鼻から息を吸う
  3. 7秒間:口から息を吐く(細い糸を吐くイメージ)

先読み

「先読み」とは、文章の少し先に目を通しながら喋るテクニックです。

今喋ってる作業と同時進行でその先の文字をチェックしておくことで、脳や目が慣れて声に出すときに読み間違いが少なくなりますね。

慣れないうちはかなり大変なので、最初は黙読からスタートしてみましょう。

改行部分や句読点など、ちょっとした間()ができるときにすぐ先に視点を移すとやりやすいですし、原稿から少し距離をとって文章全体を俯瞰で捉えると、先の文章まで視界に入り読み間違いも少なくなります。

「初見読み」おすすめ練習

新聞読み

初見読みにとても効果的な練習が、新聞を声に出して読むことです。

漢字を中心に文字がぎっしり詰まって読みにくいだけでなく、政治・経済・エンタメ・スポーツなど、様々なジャンルの文章が新聞1部に凝縮されていますよね。

よく、アナウンサーの方などもトレーニングの一環として行なっているように、初見読みにもかなり役立ちます。

例えば、毎日1(30分程度)と決めて読むと同時に、書かれてある内容も理解しながら読めるとさらに効果的です。

【新聞読みのメリット】

  • 幅広いジャンルの記事に触れられる
  • 社会情勢や時事ネタなど最新の知識が養える
  • 縦読み・横読み両方の文章がある
  • 文字が凝縮され、改行もあやふやなため練習に最適
  • 固有名詞(地名・人名)なども多く漢字に強くなる

【練習題材】声優・ナレーター志望者におすすめの無料テキスト3(2021.02.14)

まとめ

というわけで、今回は初見読みの対策とおすすめ練習について紹介しました。

ここで紹介した内容は筆者である僕自身が過去に行った対策や練習ですが、みなさんが練習に取り組む中で自分自身にあった対策やトレーニングも見つかるかもしれません。

これからたくさんの台本や原稿に触れるだけに、ぜひ今のうちから初見読みに慣れることを初めてみてくださいね。

ライター:ゆうき

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