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ゲーム声優になるには?具体的なキャリアを徹底解説
ゲーム声優になりたいと思ったことはありませんか?この記事では、ゲーム声優になるための一般的なキャリアを徹底解説します。ゲーム声優に憧れている人は、ぜひご覧ください。
【目次】
①ゲーム声優ってそもそもどんな仕事なの?
➁キャリア①声優養成所に通う
➂キャリア②専門学校に入学する
④キャリア③一般のオーディションを受ける
⑤まとめ
<1 ゲーム声優ってそもそもどんな仕事なの?>
まず、ゲーム声優の仕事について説明します。ゲーム声優は、スマホアプリゲームやテレビゲームのキャラクターにアフレコを行う仕事です。
ギャラは1ボイスごとに換算され、相場は新人だと数十円、売れっ子声優になると数百円まで幅広く提示されています。
ゲーム声優として専業で仕事をしている人も存在しますが、アニメやナレーションなどの仕事と並行して行っている人も多いです。一般的な声優と異なる部分は、「担当するセリフの数が多いこと」などが例に挙げられます。
ゲームはプレイヤーの選択ごとにストーリーの展開が変わることもあるので、全体的にセリフの数が多い傾向があるからです。よって、1人の声優が複数人のキャラクターを演じ分けて担当することも少なくありません。
また、格闘ゲームなどは戦闘シーンでの「あっ!」「ヤッ!」のような短いボイスも複数パターン録音しなければならないため、短尺セリフが非常に多いです。
以上のことから考えると、ゲーム声優は「1人でさまざまなキャラクターを演じられるスキル」や「短いセリフの場合も、シーンの内容を理解して感情を乗せられるスキル」などが必要だとわかります。なお、ゲーム声優の現場は長時間のアフレコが多いため、タフな身体を作っておく必要があります。
<2 キャリア①声優養成所に通う>
ゲーム声優になるには、まず声優養成所に通う方法があります。声優養成所とは、声優プロダクションが運営している専門育成機関のことです。
養成所に在籍していると、ゲームのオーディションの話がよく舞い込んでくるので、オーディション参加→合格→デビューという流れに乗るといいでしょう。
一般の人だと応募できないオーディションにも参加できるので、デビューのチャンスが多く転がっています。声優プロダクションに在籍している先輩声優から貴重なアドバイスをもらえることもあるので、声優志望者にとっては非常に有意義な空間です。
また、声優養成所に所属すると、週1〜2回レッスンを受けられます。毎日レッスンがあるわけではないので、他の仕事や学業と両立できるところがメリットです。レッスン期間は養成所によって変わりますが、半年〜2年ほどの場合が目立ちます。
ただし、声優養成所に通うには、入所試験に合格しなければなりません。かなりの難関試験となるので、未経験者は不合格になる確率が高いです。
もしスキルに自信がない場合は、別の育成機関で技術を上げてから試験に挑むといいでしょう。
<3 キャリア②専門学校に入学する>
2つ目の方法は、声優専門学校に入学することです。声優専門学校とはその名の通り、声優になるための授業を受けられる専門学校を指します。
2〜3年制の学校が多く、基本的に週5で授業が組まれているため、在学中は声優に必要な知識やスキルをみっちりと勉強できるでしょう。
基本的な発声練習、滑舌練習、演技指導、朗読、アフレコ実習など、さまざまな授業を本格的な機材やブースを使いながら経験できます。オーディションで求められるマナーや一般常識も学習可能です。まったくの未経験者でも、声優専門学校に入学すれば声優として戦っていける基礎スキルが身につくでしょう。
多くの場合、学校が提携しているオーディションを受けながらゲーム声優としてのデビューを目指すことになりますが、声優プロダクションとパイプが強い学校の場合、卒業と同時にデビューのオファーが来ることもあります。学校の種類によって特性も大きく変わるので、複数の専門学校を調べて比較検討することが重要です。
<4 キャリア③一般のオーディションを受ける>
最後の方法は、一般のオーディションを受けることです。一般のオーディションとは、声優養成所や声優専門学校を通さずにエントリーできる、いわゆる「誰でも受けられるオーディション」のことを指します。
ゲーム声優のオーディションも、不定期に開催されています。育成機関でレッスンを積んだ人でなければ合格は難しいといわれていますが、今までに未経験者がオーディションに合格した過去があることも事実です。
とにかく早くデビューまでのチャンスを掴みたいなら、一般のオーディションを受け続ける方法も悪くはありません。
未経験者がオーディションに合格したいなら、志望動機に力を入れてください。どうしてこのオーディションに参加したいと思ったのか、具体的な実体験を盛り込んで説明しましょう。
圧倒的なスキル不足を埋めるのは、心から納得できる言葉のパワーしかありません。審査員を引き込む志望動機を履歴書に記載して、じっくりと丁寧に作り込んだボイスサンプルと一緒に提出しましょう。
ちなみに、ボイスサンプルは「幅広いキャラクターを演じ分けられるスキル」をアピールするといいでしょう。ゲーム声優は複数のキャラクターを演じる機会も多いので、キャラクター演じ分けのスキルは重宝されます。
<5 まとめ>
ゲーム声優になりたいなら、「声優養成所」「声優専門学校」「一般のオーディション参加」などといったキャリアを歩みましょう。今回ご紹介した内容を参考にして、夢を叶えられるように頑張ってください。