声優・俳優
【表情筋トレーニング】声優・ナレーター志望者におすすめの練習
みなさんは表情筋を鍛えることで様々なメリットがあることをご存知でしょうか?
実はこれ、俳優・声優志望者にとってはたくさんのプラス効果があり、よくテレビなどでも紹介されている「顔面体操」などは、声優のレッスンでも取り入れられているカリキュラムだったりします。
プロの声優さんも、実際マイク前ではかなり表情豊かに喋っていますね。
声は体と連動しているように、表情筋を養うことで自然と声がノッてくるポイントでもあります。
また、そのほかにも様々なメリットがあり、声の仕事を目指す人にはぜひ実践してほしい基礎トレーニングです。
そこでえ今回は、声優・ナレーター志望者におすすめの表情筋を鍛えるメリットと練習方法を紹介していきます。
実践するだけで確実に効果が期待できるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
表情筋を鍛えるメリット
表現力の向上
よく、表現力をどうやって磨けばいいのか悩む人も多いかもしれません。
自分で「こう表現したい!」というイメージがあっても、それをうまく表現できる力がなければ、結果として相手には伝わりませんよね。
ですが、先ほども挙げたように声と心は体と連動しています。
例えば、声優さんそうですが、モノマネ芸人の方は本当に表情豊かですし、日常生活で笑ったときや激痛がはしったときは、こうした気持ちが自然と顔にも声にも出てきますよね。
楽器の演奏で例えれば、心は演奏イメージで、声や体はそれらを鳴らす部分になります。
つまり、表情筋が鍛えられ豊かになることで、自然と声にも抑揚やニュアンスが伝わりやすくなるというメリットがあります。
普段から表情筋を鍛えると同時に緊張を和らげる方法を知っておくと、結果的にみなさんの表現力が向上するはずです。
滑舌の改善
滑舌で鍛える部分に、舌筋(ぜっきん)、腹筋などがありますが、これと同じように口周りの筋肉である「口輪筋(こうりんきん)」「口唇筋(こうしんきん)」「頰筋(ほおきん)」なども重要ですね。
これら表情筋を鍛えることで、滑舌が良くなるだけでなく、口角が上がり声のトーンが明るくなる効果もあります。
あわせて、発声練習のウォーミングアップにも最適です。
※【滑舌を良くする!】手軽で超効果的に改善できる絶対おすすめの練習(2019.10.28)
印象アップ
「第一印象がすべて」と言われるくらい、オーディションや審査では何かと初対面の印象が重要視されます。
表情が無愛想で堅い人よりは、柔らかい人の方が接しやすく明るい印象を受けますよね。
普段からトレーニングをすることで、口角が自然と上がり印象アップにもつながりますし、精神的にも前向きになれる秘訣でもあります。
※【声優オーディション合格対策】第一印象の重要性とおすすめの姿勢トレーニング(2020.11.24)
老化防止
メリットとしてよく挙げられるのが、老化防止につながる「アンチエイジング効果」ですね。
老けて見られる場合、以下のような顔の特徴が挙げられます。
- 眉と目の間隔が広い
- 瞼が下がってくる
- 頰がたるんでいる
- ほうれい線が多く深い
- 鼻下~口元までの間隔が長い
髪型、服装、言動なども挙げられますが、表情筋の衰えはなかなか改善しにくい部分でもあるので、継続的に鍛えておくことがおすすめです。
おすすめ表情筋トレーニング
では、以下で表情筋を鍛える具体的な練習方法についてご紹介していきます。
鏡で確認しながら、どの動作も最低10回以上を目安に練習するのがおすすめです。
眉の上下運動
左右の眉を交互に上下へ動かす運動です。
「左」を上げたら、今度は「右」という感じで、両眉が上がらないように片方だけを高く上げることを意識してみてください。
左右交互が終わったら、最後は両眉一緒に上げて下げしてみましょう。
- 左眉・右眉を交互に上げる
- 両眉を一緒に上げる
頰の上下運動
眉と同じ要領で、今度は「頰筋」を上げる運動ですね。
最後に、両頬を同時に上げ下げしていきましょう。
イメージは「ニコッ」っとする感じで、口角が上がる効果も期待できます。
- 左頰・右頰を交互に上げる
- 両頬を一緒に上げる
鼻を膨らませる
今度は、鼻の穴を膨らませるトレーニングです。
こちらは両方同時でOKです。
ヒクヒク動かす感じで続けていきましょう。
「い」「う」運動
次は、口輪筋と口唇筋を鍛える運動です。
口を「い」と「う」の形に繰り返し動かしてみましょう。
どちらも両極端な形のため最初は動かしにくいですが、大きく正確に「い」「う」と形をとるように意識してみてください。
口周りの準備運動にもなりますし、滑舌を鍛える上でも効果的な練習なのでおすすめです。
顔面の開閉運動
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、簡単に言えば眉・目・鼻・口など顔のすべてのパーツを「開く・閉じる」というように繰り返すトレーニングです。
開くときは「パッ!」と大きく解放し、閉じるときは「ギュッ」っと力を込めて圧縮するイメージですね。
かなり疲れるかもしれませんが、ゆっくりでもいいので各パーツをしっかり確実に動かすことを意識してみてください。
まとめ
というわけで、今回はおすすめの表情筋トレーニングを紹介しました。
表情筋は一見地味な部分ですが、筋肉が柔らかく鍛えられることでその効果やメリットはとても大きいです。
練習するときは、鏡を見て動かしたい部分がしっかり動いているかを確認しながら行ってみてください。
※【舌トレーニング】おすすめの滑舌練習5選!(た行・な行・ら行)(2021.11.15)
ライター:ゆうき