声優・俳優
滑舌を良くするおすすめの練習と方法まとめ
ですが、はじめは上達を実感できずに練習が辛く感じることも少なくありません。
僕自身も、これまでにいろいろな練習を試してきましたが、滑舌はただ漠然とやるよりも目的を決めて取り組んだ方が圧倒的に上達が早いです。
そこで今回は、おすすめの滑舌改善方法をこれまでに掲載した記事から紹介していきます。
現在、滑舌に悩む人はぜひ参考にしてみてください。
練習の取り組み方
声優になるには「良い発声」「良い滑舌」の2つは絶対に欠かせません。
しかし、これらは一朝一夕で効果が出ないのも確かです。
そうしたことから、トレーニングを継続できなくなったり、途中で辛くて諦めてしまう人も少なくないでしょう。
ですが、練習の取り組み方をうまく工夫することで、今よりも必ず効果はアップしていきます。
例えば、効果のないまま同じ練習を繰り返したり、負荷のかからない方法を試してもなかなか良くならないのは当然ですね。
滑舌には、息、顎、唇、舌、歯といった様々な部分が作用して音が作られています。
こうした、細かいところまで原因を追求し改善していくことが成長のポイントになります。
おすすめトレーニング
母音
全体的に口の開きが甘く、ボソボソした喋りになってしまう人は、母音を重点的に鍛えていくのがおすすめです。
母音は、あ〜わ行までのほぼすべて音に入るもので、ここを鍛えることによって音がクリアになるだけでなく声の響きも良くなりますね。
※【滑舌を劇的に良くするコツは「あ行」】母音の改善方法をナレーターが解説(2020.01.19)
ブレス
腹筋の弱い人が苦戦するのが「さ行」「は行」ですね。
息が弱かったり続かなくなると「は」が「あ」に聞こえてしまいがちです。
こちらはロングブレスなどをメインに行うと、より効果的に鍛えることができます。
※【ブレストレーニング】自宅でできるおすすめの音を出さない練習5選(2021.04.18)
※【「さ行」改善トレーニング】意外と言いにくい?正しい発音と練習法を紹介(2021.04.01)
舌
滑舌においてかなり重要なのが、舌の筋肉である「舌筋(ぜっきん)」を鍛えるトレーニングです。
舌を自在に動かし形を変化させることで、「た行」「な行」「ら行」といった発音がよりなめらかになるはずです。
※【舌トレーニング】おすすめの滑舌練習5選!(た行・な行・ら行)(021.11.15)
表情筋
口周りの筋肉に「口輪筋」や「口唇筋」などがありますが、それだけでなく表情筋全体を鍛えることもおすすめですね。
頰筋や口角が上がることで声のトーンが明るくなりますし、その他にもお芝居やオーディションで活きる様々なメリットがあります。
※【表情筋トレーニング】鍛えると滑舌も良くなる!様々なメリットとおすすめの練習法(2020.01.24)
効果的なトレーニング
滑舌を劇的に良くする方法としておすすめなのが「滑舌棒」を使ったトレーニングです。
例えば、毎日15分ほど滑舌棒を咥えて外郎売を読み上げるだけでも、1回の効果がかなり実感できるはずです。
こちらは負荷のかかるトレーニングなので口角を傷めないようほどほどに行いましょう。
滑舌棒がない場合は、割り箸などでも代用できます。
※【滑舌を良くする!】手軽で超効果的に改善できる絶対おすすめの練習(2019.10.28)
おすすめアイテム
負荷をかける方法として、自分に合ったボイトレグッズを購入してみるのもいいかもしれません。
「Be-Vo(ビーボ)」のボイトレグッズは、シリコン製で傷みにくくコンパクトなため携帯にも便利です。
「発声や滑舌のコツを掴みたい」「もう少し負荷をかけたい」という人におすすめですね。
※【Be-Vo(ビーボ)】ボイトレグッズの効果は?使ってみた感想(2020.04.09)
噛まないコツ
こちらは、ナレーションなどの原稿読みの際に僕が実践している噛まないための方法を紹介した記事です。
少し工夫をするだけで難読漢字や改行の誤読も減るので、滑舌を鍛えるだけでなく、視覚的にわかりやすく読みやすい原稿チェックを覚えておくのもおすすめですね。
※不思議と滑舌が良くなる!絶対に噛まないための原稿チェック法【裏ワザ】(2020.03.20)
まとめ
というわけで、今回は滑舌を改善するためのおすすめ記事を紹介しました。
筋トレと同じように、滑舌練習も正しい方法で継続して取り組むことで確実に成果が表れます。
地道なだけに、小さな目標と達成感を味わうことが続けていくコツかもしれません。
ライター:ゆうき