声優・俳優
アフレコだけじゃない?声優の主な仕事を9つ紹介!
「声優になりたいけど、どうしたらいいのだろう?」「声優って稼げるの?」「声優ってどんな仕事をしているんだろう?」そんな疑問を抱いたことはありませんか?
声優は、タレントや俳優と違って表舞台に出ることが少ない分、その実態を謎に思う方も多いかと思います。今回は、声優を目指している方へ向けて、声優の主な仕事内容を9つご紹介。声優になる方法や収入事情にも迫っていきますので、要チェックです。
【目次】
①声優になるためにはどうしたらいい?
②声優の収入はどれくらい?
③声優の主な仕事内容を9つ紹介
④まとめ
①声優になるためにはどうしたらいい?
はじめに、声優になる方法をざっくりと説明します。声優になる方法は、一般的に4つあります。
まずは、声優の専門学校へ入学すること。一から声優を目指したい!という方にとっては、ぴったりですね。挨拶やマナーなど社会人としての教養が学べるのはもちろん、学校からのサポートによってオーディションを受けられる場合もあります。現役声優が特別講師として授業をしてくれることもあり、貴重な学びの場になるでしょう。
2つ目は、声優養成所に入ることです。専門学校に比べて、デビューの機会が多い点が特徴です。夜間や休日にレッスンが行われることが多いので、仕事や学校と両立できるのもいいですね。
3つ目は、声優事務所のオーディションを受けること。様々な大手事務所が毎年、声優オーディションを実施しています。しかし、全くの未経験でオーディションに受かるのはなかなか難しく、専門学校や養成所でレッスンを積んでから挑むのが一般的です。
4つ目は、アニメや映画作品のオーディションを受ける方法。このオーディションに合格すれば、すぐに作品に出演することができるため、一番の近道と考える方もいるかもしれません。ですが、こちらも全くの未経験者が合格することは困難。事務所所属の声優が有利となる場合が多いので、注意してください。
②声優の収入はどれくらい?
では、そんな狭き門をくぐり抜けた声優たちの収入事情はどうなっているのでしょうか。
声優の給与は、歩合制の場合がほとんど。出演した作品や本数などによって大きく変化します。例えばゲーム作品の場合は、セリフ1文字単位で計算された報酬が支払われます。海外作品の吹き替えは1時間で5万円、ナレーションの仕事は新人でも10万円以上の報酬となることもあり、自身の人気に伴ってその額はアップ。また、新人から3年目までと、4年目以降では基本の出演料も変動するので、着実に実績を積めば収入の増加が見込めます。
③声優の主な仕事9つをご紹介
それではここから、声優の主な仕事を9つご紹介します。
アニメ作品のアフレコをしているイメージが強いと思いますが、声優の仕事はそれだけではありません。実際にどんな仕事をしているのか、詳しく見ていきましょう
1.アニメのアフレコ
声優といえば、なアニメのアフレコのお仕事。自分が出演したアニメがヒットすれば、一躍人気声優になれるチャンスもあります。しかし、アニメ作品のキャスティングはどれも厳しいオーディションばかり。自分の希望する作品に出演するのはなかなか難しいかもしれません。
2.海外作品の吹き替え
次に多いのが、海外の映画やドラマを日本語に吹き替える仕事です。洋画はもちろんのこと、最近は韓国映画も多く流通していますよね。慣れないうちは苦労するかもしれませんが、海外映画のヒットやシリーズ化に伴って自分自身も有名声優になれることも。海外作品が好きな方にとっては夢のようなお仕事です。
3.ゲームやアプリ内のセリフ吹き込み
今需要度が高まってきているのが、ゲームやスマートフォン向けアプリのセリフ吹き込みです。乙女ゲームはもちろん、育成ゲームなどでもオリジナルキャラクターが登場しますよね。セリフの量が膨大なため、収録には丸1日かかることもあるそうですが、多くのユーザーの記憶に残るやりがいのある仕事です。
4.テレビ番組やCMのナレーション
ドキュメンタリー番組やバラエティ番組などで、耳に残る特徴的なナレーションを聞いたことはありませんか?実はこれも声優の大きな仕事の一つです。アニメや映画のアテレコや吹き替えとはまた違った難しさがあるに違いありませんが、上手くいけばお茶の間の人気者になれるかもしれません。
5.商業施設、交通機関内でのアナウンス
意外と知られていないのが、商業施設や交通機関内でのアナウンスの仕事。アナウンスの仕事は、情報を的確に分かりやすく伝えるスキルが必要です。正しい発声や発音方法が身についている声優にとって、比較的やりやすい仕事なのではないでしょうか。
6.ラジオパーソナリティ
特徴的な声を活かして、ラジオパーソナリティに挑戦することもできます。声だけで情報を伝えるという点では、アナウンスの仕事と通ずるものがありますよね。プラスして、トーク力やコミュニケーションスキル、人間性なども大切になってくるので、向き不向きが分かれやすい仕事かもしれません。
7.イベントの司会進行
各地で開催される、ゲームイベントやアニメに関するイベントの司会進行を任される場合もあります。こちらも、場を織り上げるトークスキルや時間通りに進行する力が求められます。時には、この司会進行っぷりをきっかけに作品にキャスティングされることもあるようなので、司会だからといってあなどることはできませんよ。
8.舞台
最近は声優が舞台役者としてキャスティングされることもあります。声優の仕事は声だけの演技ではないの?と疑問に思ったかもしれません。しかし、表現力や発声方法など、舞台役者と声優に共通するものは多くあります。若手声優の中には、声優としてのスキルアップを図るために舞台に挑戦している人も多いようです。
9.歌/アーティスト活動
人気が出てくると、自分が出演したアニメの主題歌を担当したり、オリジナル楽曲を発表する声優も多くいます。いわゆる「アイドル声優」というもので、音楽番組に出演するなど活動の幅はどんどん広がっていますよね。歌うことが好き!という方は、歌手活動も視野にいれてみてもいいかもしれません。
④まとめ
ここまで、声優のなり方や収入事情、そして声優の9つの仕事を紹介しました。思ったよりもたくさんの仕事があるな、と思った方が多いのではないでしょうか。どの仕事が向いているかは実際にやってみないと分からないもの。貴方が声優として、自分にぴったりの仕事に出会えることを祈っています。