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話し方のクセを治すための5つのチェック項目

89 .jpgセリフ・原稿読み対策

みなさんは話し方のクセを指摘されたことはありませんか?

クセはその人の個性であり特徴でもありますが、それがオーディションや原稿読みなどで悪い方へ出てしまうと印象まで悪くなってしまいますね。

そこで今回は、話し方のクセを治すための5つのチェックポイントをご紹介します。

自分の声を聞いて、「ここが気になる!」というポイントを探してみてくださいね。

治すべき5つのチェックポイント

語尾が伸びる

「〇〇はー」「〇〇がぁ」「〇〇ですー」など、よく言葉の末尾が伸びてしまう人もいるかもしれません。

文章の途中なら目立つことはないですが、区切りや終わりのポイントで音が長くなるとフワッとしただらしない印象になってしまいます。

セリフや原稿読みでは、文字に書き起こしてみたときに「〇〇は」「〇〇で」「〇〇でした/」など、文字や記号(「ッ」「/)で区切ると意識的に止める言い方ができます。

また、柔らかいひらがなよりも、カタカナで書き起こした方がより鋭いイメージとして言葉にしやすいですね。

日常会話でも、語尾を締めることを意識しておくと自然と言葉全体の印象も良くなります。

【セリフの練習法】棒読み改善のコツは〇〇を意識(2019.10.31)

早口になる

スラスラ読めるに越したことはないですが、スピードが速いと聞き手は内容に置いていかれてしまいますね。

自分の声を聞いていて速いと感じたら、深呼吸をして落ち着いて喋りはじめることを心がけましょう。

また、喋っている間も目の前の相手が聞いてくれているイメージを持つと一呼吸置いて喋ることができますし、発音がぶつ切りになる場合は「わ」といった具合で母音をしっかり発音すると一音一音がさらに聞き取りやすくなるはずです。

弱い・暗い

声が暗くボソボソ喋りの傾向がある人は、姿勢や表情を変えることからはじめてみましょう。

胸を開いて口角を上げることで、自然と声が明るく前に出るようになります。

また、声が消えたり弱くなる人は腹式呼吸によるロングトーンの練習がおすすめです。

呼吸が安定することで、声がブレず語尾までしっかりと発音できるので、お腹から声を出す意識を身につけましょう。

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喋りがベタつく

口が横に開いた喋りになると、どの言葉もベタついた印象になってしまいますね。

そうした場合は、全体的に口を縦に開く練習がおすすめです。

発声前に、「はぁ〜」と手を暖めるように息を吐くウォームブレスを繰り返すと顎や喉が開きやすい状態になります。

  1. 手を口元に持ってくる
  2. 5秒間「はぁ〜」と手を暖めるように息を吐く

この他にも、母音の発音を改めて意識することで縦の音がより明瞭になります。

【滑舌を劇的に良くするコツは「あ行」】母音の改善方法をナレーターが解説(2020.01.19)

口癖が出る

会話の途中に、「あのー」「えっと」「やっぱり」などの口癖が出てしまう人も多いですよね。

間を埋めたり・繋ぐ効果はありますが、頻出するとかえってただの雑音になってしまいテンポ感も悪くなります。

この場合は、言葉のつなぎ目になったら鼻で呼吸することを意識してみましょう。

こうすることで、自然と口が塞がり口癖がもれなくなります。

自分のフリートークを録音して、あまりにも頻出するようならぜひ実践してみてください。

まとめ

というわけで、今回は話し方のクセを治すためのチェックポイント5選を紹介しました。

自分ではなかなか気づきにくいものですが、話し方のクセをより効果的に改善していくためには耳を良くすることもおすすめです。

プロのナレーターやアナウンサーなどを参考に、まずはクセのない喋りができるようにチャレンジしてみてくださいね。

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ライター:ゆうき

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