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【おすすめ朗読本】童話・児童文学14選

123.jpg作品紹介

はじめて朗読に挑戦する場合、どんな作品を読むべきかで悩むこともありますよね。

とかく純文学作品となるとハードルが高いですが、子どもが理解しやすい児童文学や童話などから選んでみるのもおすすめです。

そこで今回は、はじめての朗読にぜひおすすめしたい童話・児童文学作品を厳選して紹介していきます。

サクッと読めて共感できる作品をラインナップしてみたので、ぜひ作品選びの参考にしてくださいね。

作品選びのポイント

  • 読みやすい文章(漢字・字体など)
  • 聞き手の年齢や興味に合わせた内容
  • イラスト、キャラクターがあると便利

選ぶ際に「どういったポイントを基準に選べば良いか?」ですが、はじめは読み手も聞き手もわかりやすい作品を選ぶことがおすすめです。

また、童話や児童文学は基本的に柔らかい文体が多いですが、それとあわせてイラストがあればイメージしやすいはずです。

これらを意識した上で、作品のテイストに合わせて「明るく・大きく」または「ゆっくり・丁寧に」といったように表現するとより魅力が伝わります。

作品選びの具体的なポイントは、こちらも参考にしてみてください。

【朗読作品の選び方】初心者におすすめしたい作品選びのポイント(2021.02.08)

おすすめ童話・児童文学14選【国内作家】

『パンどろぼう』柴田 ケイコ

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出典:Amazon.co.jp

「おれはパンどろぼう。おいしいパンをさがしもとめるおおどろぼうさ。」

泥棒なのになぜか憎めないキャラクターとシュールなイラストから子どもウケ抜群。

「第11回リブロ絵本大賞」で大賞を受賞した柴田ケイコさんの人気作。

小さいにお子さんに、おすすめの朗読・読み聞かせ本です。

『なんだろうなんだろう』ヨシタケ シンスケ


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「友だちってなんだろう?」「しあわせってなんだろう?」

人気絵本作家・ヨシタケシンスケさんが描く、日常のちょっとした疑問をテーマにした作品。

哲学的な内容でありながらも、マンガのような会話形式で進んでいくので日常感覚のままに朗読しやすい内容です。

『がちゃがちゃ』夢野 久作


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三大奇書の一つ『ドグラ・マグナ』や『少女地獄』の作者として有名な夢野久作。

猟奇的な作品のイメージが強いですが、こちらは子ども向けで、滑稽な轡虫(クツワムシ)のお話。

短文でありながら登場する虫たちが個性的なので、初見でも読みやすく聴きやすい作品です。

ファンタジーな鈴虫と轡虫の世界と現実的なオチのメリハリがつくと、より滑稽さが出てくるのでおすすめ。

テキスト:https://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/46721_27681.html

『あし』新美 南吉

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『ごん狐』の作者として有名な童話作家・新美南吉の『あし』はとてもシンプルな内容で読みやすい作品です。

短いお話ですが、「本当に足が盗まれたら?!」と想像し感情移入すると、案外スケールの大きな物語になるのではないでしょうか?

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『去年の木』新美 南吉


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新美南吉のハートフルな短編童話作品。

シンプルな文章と小鳥の視点で進んでいくストーリーははじめての朗読でも読みやすく、聞き手も想像しやすい内容です。

また、人間への風刺も込められておりちょっとした教訓にもなるお話ですね。

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『手袋を買いに』新美 南吉

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現在でも、多くの人に親しまれる『手袋を買いに』は、程よい文量と柔らかい文章から朗読練習にもぴったりな入門作品です。

もの知りで心配性な母ぎつねと無知で無邪気な子ぎつね、それぞれの対比が動物の視点でファンタジーに描かれています。

親子愛はもとより、人間ときつね、両方の立場になって考えさせられるお話ですね。

『モンテロッソのピンクの壁』江國 香織


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「モンテロッソへいかなくちゃ!

寝ることが大好きなうす茶色の猫・ハスカップは、夢に出てきたピンクの壁がある場所を求めて旅をします。

ページ量はそれなりにあるものの文章自体は少なく読みやすい作品で、見開きごとに挿入されている淡くカラフルなイラストからイメージを掴みやすい一冊。

物語全体を通して読み進めていくと人生感や幸福、本当の自由とは何か?について考えさせられる奥の深い作品です。

『霧の向こうのふしぎな町』柏葉 幸子

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映画『千と千尋の神隠し』にも影響を与えたとされる柏葉幸子のファンタジー作品。

知らない町で出会う知らない人たちとの交流を淡々と描いた物語は、少しの怖さも相まって思わず先が気になってしまう内容です。

幅広い世代に読める児童文学で、ボリュームのある作品を探している人におすすめです。

『注文の多い料理店』宮沢賢治

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「当軒は注文の多い料理店ですからどうかそこはご承知ください」

日本を代表する童話作家・宮沢賢治の『注文の多い料理店』は、子どもだけでなく大人も読み返したい名作。

こちらはイラストやふりがなも添えられていて飽きずに読み進めることができます。

視点を変えると、人間社会への風刺などが盛り込まれていて大人でも読みごたえのある一冊ですね。

おすすめ童話・児童文学14選【海外作家】

『積木の町』スティーブンソン


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『宝島』の代表作で知られる小説家・スティーブンソンの短編童話。

子どもの頃に、誰もが楽しんだ積み木遊びをダイナミックかつファンタジーに表現した作品です。

こちらは、前半の無邪気な子ども心、後半の俯瞰した大人心を表現するとより作品のメリハリが効いてくるはずです。

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『きたかぜとたいよう』バーナデット・ワッツ

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「旅人の着ている服を脱がせることができた方が勝ち」

ときには、力ずくではできないこともあるという有名なイソップ童話ですね。

イラスト付きのわかりやすいストーリーは読み聞かせにも練習の題材としても最適で、登場人物の立ち位置をはっきりさせることでよりメリハリが効いた朗読になるはずです。

『しっかり者のすずの兵隊』アンデルセン

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「アンデルセン童話」として数々の名作を残した作家・アンデルセンの初期の作品。

すず()でできた片足の兵隊と踊り子人形の悲運な恋愛物語。

ロマンチックなファンタジー作品でありながら、人間の傲慢さを所々に風刺した内容は様々な視点から読み返したくなりますね。

朗読入門としても程よいボリュームで、読みごたえのあるイチオシの海外童話です。

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『マッチうりの女の子』アンデルセン

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こちらも、アンデルセン童話の名作『マッチうりの女の子』。

一見とても幻想的で悲しいお話に見えますが、幸せのあり方は人それぞれという教訓も込められており、幅広い世代に共感されるお話ですね。

読み手それぞれの視点で表現できる奥深い作品となっている読みごたえのある作品です。

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『ずーっと ずっと だいすきだよ』ハンス・ウィルヘルム

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作家・ウィルヘルムの愛犬「エルフィー」と飼い主の男の子の物語。

淡々と男の子の回想形式で進んでいく心温まるストーリーは「思いを伝える」ことの大切さを読者に教えてくれます。

文章のほどんどは男の子の語りで、とてもシンプルかつストレートな文章なので入門にはぴったりの作品です。

参考サイト

はじめて朗読をする方にとっておすすめの参考サイトが「青空朗読」。

こちらは、青空文庫に収録されているの多くの作品の朗読が試聴可能となっています。

ご自身で読んでみたい作品をぜひ一度チェックしてみてくださいね。

青空朗読:https://aozoraroudoku.jp

まとめ

というわけで、今回は朗読におすすめな童話・児童文学作品を紹介しました。

はじめて朗読に挑戦する際は、ストーリーがわかりやすいものや自分が知っている作品から選ぶのがおすすめです。

これらの中から気になった一冊があれば、ぜひチェックしてみてくださいね。

ライター:ゆうき

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