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気をつけよう!「オーディション詐欺」の手口と対処法は?

012.jpg皆さんは「オーディション詐欺」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

オーディション詐欺とは、夢への強い気持ちを逆手に取り、オーディションに合格したと見せかけて高額な金銭を要求する悪質なものです。この記事では、そんなオーディション詐欺に騙されないように、気を付けるべきことや詐欺の特徴をご紹介します。「おかしいな?」と思った時に間違った判断をしないためにも、ぜひオーディション前の参考にしてください。

目次

①オーディション詐欺の手口とは?

②注意しよう!オーディション詐欺の特徴はコレ

③オーディション詐欺に引っかからないためには

④まとめ

①オーディション詐欺の手口とは?

まず、「オーディション詐欺」はどのような手口で行われているのかを簡単にご説明します。今から挙げる状況下になってしまったら、詐欺の可能性があるので要注意です。

人の心の隙間に漬け込み、契約を迫る

「オーディション詐欺」で一般的なのが、「合格です!」と伝え、相手を興奮状態に持ち込むことです。自分にとっていい話を目の前にしたら、冷静な判断ができなくなってしまいますよね。そこで金銭の要求や、無理な契約を迫るのが詐欺の手口です。もしくは、「あと一歩のところで不合格で...」と伝え、相手を失望させたところで「〇〇円払えばチャンスがありますよ」と持ち掛ける場合も。このような話は、1対1の密室で行われることが多く、逃げられない空気を作っていることも特徴です。

長期契約を持ち掛ける

また、オーディション詐欺では長期間の契約を迫られることが多いです。「契約」という事実で縛り、他のレコード会社や事務所との繋がりを絶たせたり、途中で詐欺と気づかれても違約金を請求できるためです。「長期」と言われれば、「しばらくは契約を切られないから、安心だ」と思ってしまう気持ちを利用しようとしている可能性もあります。2年以上の契約は、怪しいと思っていいでしょう。少しでもおかしいと思ったら、すぐには決断せずに持ち帰ることをオススメします。

・オーディション内容とは関係のない仕事を紹介してくる

オーディションに合格したのだから、芸能界での仕事ができるのかな?と思っていたら、夜の仕事(バー、キャバクラ、ホストクラブなど)を紹介されるというのも多く見られるケースです。「芸能関係者が集まる」「芽が出るまでの繋ぎで」という誘い文句で、巧みに他の仕事へ斡旋していきます。通常ならば、これから育てるべき人材に他の仕事を進めるなんてありえない話なので、注意してください。

②注意しよう!オーディション詐欺の特徴はコレ

ここまでの内容で、詐欺に引っかかったらどうしよう...と不安に思ってしまった方も大丈夫です!オーディションを受ける前に、「詐欺だ」と気づければ詐欺は回避できますよね。続いては、詐欺の可能性が高いオーディションの特徴をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

過剰にオーディションの宣伝をしている

SNSの広告や、ネット上のバナーで、オーディション情報が出てくることがあります。誰もが知る有名事務所なら問題はないのですが、それが無名の会社の場合は注意が必要です。無名にも関わらず、高額なお金を使ってまでどうして宣伝をしているのか...?オーディションで集めた人材から直接お金儲けをするためと考えられますね。また、宣伝費にお金をかけすぎると、合格者の育成の費用が少なくなってしまいます。きちんとしたレッスンや教育を受けられない可能性もでてきますので、頻繁に広告に流れてくるオーディションには気を付けましょう。

募集年齢の幅が広すぎる

オーディションのほとんどが、若年層までの年齢制限を設けています。しかし、詐欺のオーディションの場合はお金さえ儲かればその人の年齢なんて関係ありません。「若くない自分でも活躍できるかも!」と思わせ、多額の契約金を迫ろうとしているのかもしれません。

他のオーディション情報としっかり比較して、怪しい点がないかを見極めましょう。

合格後の詳細が不明、レッスン料が高額

大手の事務所の場合は、「合格後は無料でレッスンが受けられます」など、デビューまでの工程が明らかになっています。そのため、合格後の詳細が書かれていない時点で詐欺の疑いがあると思っていいでしょう。もしくは、登録料やレッスン代があまりにも高額なのも詐欺の可能性が高いので注意してください。

③オーディション詐欺に引っかからないためには

最後に、オーディション詐欺に引っかからないために気を付けるべきポイントをまとめました。「あれ?」と思った時に、思い返して考えてみてくださいね。

金銭を要求されたらまず疑う

正規のオーディションでは、金銭の要求がされることはまずありません。むしろ、交通費等も事務所側が負担してくれるところもあります。少額であっても、支払いを求めたら一度立ち止まって考え直しましょう。

主催会社についてしっかり調べる

オーディションを受ける前、もしくは合格後は、主催者がどんな会社なのかを調べましょう。

ネットを検索したら、口コミや体験談が出てくるはずです。あまりにも情報が少なかったり、きちんとしたホームページが存在していない場合は注意してくださいね。

どんな人が所属しているのかをチェックする

ホームページに所属タレントの一覧があれば、ぜひそこも確認してみてください。近年はどんな作品に出演しているのか?エキストラでの参加ではなく、きちんと役がついているのか?などをチェックしてください。情報が古すぎたり、自主作品への出演が目立っている場合は、あまり儲かっていないと考えられます。

余裕があれば、所属者のSNSを見て、現場の様子や普段の生活を見てみるのもいいですね。

④まとめ

ここまで、「オーディション詐欺」に騙されないためのポイントをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

とにかく、少しでも不審に思う点があれば、主催者に問い合わせをしてみましょう。「やっと受けられそうなオーディションを見つけた!」「やっと合格できた!」と喜ぶ気持ちに漬け込む、悪い人が存在していることを頭の片隅において、オーディション活動に励んでくださいね。

一人で抱え込まず、家族や友人の力を借りながら、夢へと前進していきましょう!

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