ストレングスコーチのお仕事紹介
アスリートを支えるスポーツトレーナーの中に、ストレングスコーチというものがあります。簡単に説明すると、テレビなどでも良く目にする筋力トレーニングなどのサポートを行う職業です。そんなストレングスコーチになるためにはどうすれば良いのでしょうか。仕事の内容と必要なスキルについて紹介します。
ストレングスコーチとは?
ストレングスコーチは、スポーツ選手を対象にトレーニングのサポートを行うスポーツトレーナーの一種です。他のトレーナーと異なるのは、ストレングス・トレーニングを用いて、パフォーマンスの向上を図るという点。
ストレングス・トレーニングとは、いわば筋力トレーニングのことです。ストレングスコーチは、スポーツの種類に合わせて、アスリートの筋力が最大限、かつ適切に動かせるようにトレーニングを組み立てていきます。スポーツの理論をもとに、スポーツ選手に合ったプログラムをつくる訳ですから、いわばスポーツのサイエンティストのようなものなのです。
また、ストレングスコーチの役割はトレーニングプログラムの作成だけにとどまりません。ケガの予防を考えたプログラムの構築、アスリートに対するドーピングなどの教育もストレングスコーチの仕事のひとつとされています。
ストレングスコーチになるには?(必要な資格・スキル)
ストレングスコーチになるには、プロスポーツチームやスポーツクリニック、フィットネスクラブに採用されて仕事につくのが一般的です。こうした働き先では、体育系の大学や専門学校卒業者が多く働いています。
ストレングスコーチになるには一般的に、スポーツトレーナーとして経験を積んだ後、ストレングストレーナーのための専門知識を学んでなることがほとんどです。ストレングスコーチの知識を証明できる資格には、NSCA主催のCSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)やアメリカギャラップ社のストレングスファインダーというものがあります。
ストレングスコーチの年収は?
ストレングスコーチの初任給は20~25万円で、年収は300~1000万円。スポーツトレーナーを経て、ストレングスコーチの資格を取得したり、プロスポーツチームなどに所属できれば、高年収を得ることも可能です。
ストレングスコーチの求められる人物像は?
ストレングスコーチの知識は、スポーツトレーナーのより専門的な分野になります。そのため、就職してからでも自分の知識を常に磨く意欲のある、向上心を持った人物が求められます。
また、アスリートの体力や筋力的な面を支えるストレングスコーチは、常に選手の体調と科学的な側面から、どういったトレーニングが良いのか考える必要があります。そのため、冷静にものごとを判断できる人物もまた求められています。