季刊誌エスの表紙を飾る!mrkさんによるコピック着彩メイキングライブ!&エス編集長が語る、プロの必要なスキルとは?!
mrkさんによるコピック着彩メイキングライブ!
「季刊エス」「スモールエス」で活躍するmrkさんによるメイキングライブ!細密な画面づくりが魅力なmrkさんの着彩技術。
丁寧にコピックを塗り重ねることで、まるで水彩やCGのようにも見える美しい質感表現は圧巻です!
ロマンチックで愛らしい少女像とリボンやレース、ぬいぐるみなど、甘く華やかなモチーフによる細密な画面づくりも魅力のmrkさんの着彩を紹介します!
■プロフィール
mrk(まるこ)コピックで愛らしい女の子を描き、多くの展覧会や、「SS(スモールエス)」「季刊エス」などに参加する作家。単行本『コピックで描こう!』でもメイキングを披露している。
まさか、ほぼ99%コピックを使用しているとは思えない、作品!今日は、作品を作る過程を教えて貰います!
線画をお持ち頂いての着彩するところからスタートです。
mrk さんのコピックは4年ぐらい。デジタルに移行していく中で、コピックの需要が減っているのは事実なんですね。
イベントで原画などを見せたいと言う思いから、水彩画の様に使って描いていらっしゃいます。
まずは、肌から塗り始めます。
どうしても、ムラになりやすいコピックですが、紙に染み込むように、着彩していくとムラになりにくいのだとか!
画面で見ると大きく見えるけど、実際にはスゴク細かい作業になりますね。
肌色と言っても影の部分などには何色ものコピックを使用するんですね。
コピックってどうしても、色がドバァっと出てしまいますよね。力加減がポイントなんだとか!
mrkさんも、始めの頃はよく、はみ出してしまっていたそうです。
現在、mrkさんが持っているコピックは200本を超えるだとか!!
また、かわいいものが大好きなmrkさん、水色からピンクに変わるグラデーションがお好きだそう。
髪の毛もぬりぬり。コピックを使っているとは驚きのカラーです。
影を入れると、すごい立体感!
風船もmrkさんが色を入れると、本当に膨らんでいるように見えますね・・・
この後、mrkさんに直接、質問をする時間を貰いました!
〇何色あればキャラクターの絵が塗れるんでしょうか?
人それぞれですが、私の場合は30色程使うと思います。少ない方なら12色ぐらいの方もいますね。
〇mrkさん流の塗り方はどうやって編み出したんですか?
もともと憧れているコピック使いの方がいるんですが、最初はその人の絵を参考にしながら描いていました。
何度も何度も、書いているうちに自分らしくなって今の形になりました。
〇表紙の絵を書くのにどれぐらいの時間がかかりますか?
作品にもよりますが、30時間ぐらいかかります。
〇用紙は何を使っていますか?
マルマンスケッチブックを使っています。
〇絵を描いていて色を選ぶのが苦手なんです・・・
どうしても配色が浮かばないときは、自分が好きな雑貨などを見て、かわいい色の組み合わせを勉強するといいと思います。
編集者の方からもお答えいただきました!
〇持ち込みで『これをしたら即アウト!』ということはありますか?うちの場合は持ち込みをしていないので、知り合いの編集さんから聞いた印象をお話しします。
まずは、きちんと挨拶が出来て、お話や相談もしやすいこと。これから一緒にお仕事をしたい!と思える方が良いそうです。
例えば、メールの返信もきちんと早めにしてくれるなどです。
〇どうすればエスやSSに掲載されますか?
画力だけが全てじゃなくて、人がつい見てしまうイラストがあると思います。たくさんの投稿があるなかで、見ていると伝わってくる作品があります。
その作品を見ただけで、『こんな世界観が好きなんだろうな』 『こんなキャラが好きなんだろうな』 『こういう表現をしたいんだろうな』 と伝わってくるものですと、そのイラストを他の人にも紹介したくなります。そういう風に愛される作品があると思っています。
■エスの編集長からのメッセージ■
プロを志望されている方に、よく言われていることがあります。作品を描いていると、「いろんな人に読んで欲しい。見て欲しい」という気持ちがわくと思います。
たくさんの人に読んでもらえる漫画誌で描きたいと思うこともあると思います。
もちろん、有名な雑誌にはたくさんの、作家さんが持込や応募をしてくれています。
でも、それはメーカーさんや出版社さんも同じで、自分のところに良い作家さんが来て欲しいと思っています。
絵描きさんは、ずっと求められているという状況があります。
ピクシブやツイッターでも作品は探されていますよね。
だから今は自信がなくても、まず見せに行くことは大事だと思います。
発表することも大切です。どこで人が見ているかわかりません。突然の依頼が来るという人も多いです。
そして、各社の編集さんたちは「絵は一点勝負です」とよく仰います。
女の子のキャラクターが良ければ、それを突き詰めるほうが良いと言われます。
もし背景が苦手なら、背景を必要としていない仕事もあると思います。
例えばライトノベルだと、白バックの場合もありますよね。
女の子ばかり描いていると、背景を勉強しないで大丈夫かな?と不安になることもあると思いますが、逆に背景を描くのが大好きで、上手な人も多いもの。
その場合、今からその人より良い背景を描くのは難しいかもしれない。
それよりは、自分が好きで、ずっと描いているもので、まずはアピールする方が良いと思います。
なかには、背景、人物、動物、etc いろいろ描くけど、意外と特徴がなくて、あまり見てもらえない絵もあるかもしれません。
やっぱり、「これが好きだ!」という思いが前面に出ている絵のほうが、同じものを好きな人に受け取ってもらえますし、強みになるかもしれないです。
プロになってから、悩む人もいます。
自分が好きなことを描いている人の方は、楽しく仕事をしていると思います。
自分のこだわりが出せる絵、この絵だったらずっと描いていたいと思える絵、ずっと練習が出来る絵。
そういったものが大切になると思います。
メーカーさんから「絵描きさんを探しています」と、問い合わせが来るときも、そのときに探しているひとは、一つのテーマに沿っていることが多いです。
時代モノを描ける人
格好いい男性を描ける人
愛らしい動物を描ける人 ・・・・・
プロになってから、悩む人もいます。
自分が好きなことを書いて、割り切ってる人の方が楽しく仕事をしている。
自分の拘りを持てる絵、この絵だったらずっと書いていたいと思える絵、ずっと練習が出来る絵。
そういったものが大切になります。メーカーさんから問い合わせが来るときの内容ってどんなものかって言うと限定されているんですよね。
時代モノを描ける人
車を描ける人
動物を描ける人 ・・・・・
自分の得意な絵を作ることが大切だと思います。そのためには、好きなものを突き詰めることが近道かもしれません。
最後は、持込み会が行われました!
一人ひとり、じっくりと批評を頂くことが出来て、来場者のみなさんも大満足☆プロの方が来てくれて、直接指導してくれるのはヒューマンアカデミーだけ!
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