【シナリオライターになるには?】奥村惇一朗先生のインタビュー 後半
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2018年02月28日(水)
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――とても文章が下手という人の話には聞こえません(笑)。色んな媒体で書くコツなどはあるんですか?
奥村:あるかもしれませんが、私は分かってません(笑)。ただ、色んな方に「セリフ回しが良い」と言って頂けます。
確かにどの媒体の作品でも、キャラクターにセリフがありますので、そこを工夫するのがコツかもしれません。
セリフ回しは、漫画のネーム作りを練習する中で試行錯誤を重ねてました。
――ネームの練習というのは、具体的にどんなことですか?
奥村:ただひたすらに描いてきただけです。
学生時代、シリウスの担当さんに「話の順序(構成)が上手くない」とよく言われてましたので、1日1本、44ページの読み切りネームを描くという訓練を自分に課しました。
同じネタの物語でも、情報の出し方やセリフ回し次第で違った作品になりますので、1つのネタで1週間、7本作った中で一番良さそうなものを担当さんに見せるというのを繰り返してました。
――1日1本…ということは今まで何本描いたのですか?
奥村:流石に読み切りデビュー以降は、本格的な仕事になってきたので練習どころじゃなかったですが、そのデビューまで少なくとも1000本は描いてたんじゃないでしょうか。
漫画とラノベとゲームでは、書き方に色んな違いが出てきますが、慣れないラノベやゲームの仕事に何とか対応できたのは、これだけの数の物語を組み立て続けたんだという支えがあったんだと思います。
――ということは、この度発売する漫画「WILD WIGHT WEST」こそ、練習の集大成ですね。見どころは?
奥村:西部劇と吸血鬼モノの融合を目指した本作は、セリフも世界観も、西田君による絵も全て「カッコよさ」を追求してきました。
荒野の日差しを感じさせるコントラストの強い画面とガンアクション、そして1850年代のアメリカを舞台に、歴史と密接にリンクしていくストーリー。
合衆国の歴史に隠された吸血鬼「ワイト」の暗躍…その中で「自由」を求める主人公の物語は加速していきます。
そのスタートダッシュである今回の第一巻を、是非とも宜しくお願い致します!
――なるほど、「イー・ヘブン」や「タガタメ三章」とはまた違ったテイストですね。
最後に、ヒューマンアカデミーで学ぶ後輩たちへのメッセージをお願いします。
奥村:不器用でも、ハンデがあっても、ガムシャラに作品を書き続けて、今の私があると思ってます。
舞い込んできたチャンスを掴む握力は、筆を握りしめた時間の長さで決まる気がします。
私もまだまだ駆け出しです。
これからもずっと、手探りを続けていきます。
この業界を目指す人は諦めずガムシャラに自分を信じて頑張っていきましょう!
あ、ラノベの新作も頑張って書いておりますので、こちらも発売の際は宜しくお願いします!
――ちゃっかりしてますね! ありがとうございました!
WILD WIGHT WEST(1)(シリウスKC)原作:奥村惇一朗 漫画:西田拓矢
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