【シナリオライターになるには?】奥村惇一朗先生のインタビュー 前半
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2018年02月28日(水)
こんにちは、ヒューマンアカデミー広島校です。
今回は、11月9日に発売となりました、新作コミックス「WILD WIGHT WEST(ワイルドワイトウエスト)」、
漫画原作者・奥村惇一朗先生のインタビューをお届けします。
奥村先生は現在、「漫画原作者」「ライトノベル作家」「ゲームシナリオライター」と、幅広く活動されてます。
そして実は、我が総合学園ヒューマンアカデミー広島校の卒業生でもあるんです!
今日は先生がどのようにしてデビューし、どのようにしてこれらのお仕事をこなしているのかに迫りつつ、
新作「WILD WIGHT WEST」の見どころも語っていただきます。
【奥村惇一朗】
総合学園ヒューマンアカデミー広島校 マンガカレッジ卒業後、2014年、第29回少年シリウス新人賞・大賞を読み切り作品「NEOTHOLOGY(ネオソロジー)」で受賞。
同作品において「ネーム原作」を担当し、漫画原作者としてデビューを果たす。
その後も掲載誌での連載デビューを目指す傍ら、翌2015年、講談社ラノベ文庫の主催した新人賞、
第4回講談社ラノベチャレンジカップに応募。投稿2作目で佳作を受賞し、
その受賞作である「イー・ヘブン」シリーズを同レーベルにて発刊。
さらに翌年には、株式会社FgGが運営するスマートフォン向けゲームアプリ、
「誰ガ為のアルケミスト」©FgG における本編シナリオである、
ストーリークエスト第三章の執筆も担当。
そして本年、目標としていた少年シリウスでの連載デビューを果たし、その連載作である、
「WILD WIGHT WEST」の単行本第一巻を11月9日に発刊する。
WILD WIGHT WEST(1)(シリウスKC)原作:奥村惇一朗 漫画:西田拓矢
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――本日はお忙しいところありがとうございます。この度は新作発刊おめでとうございます。
奥村惇一朗先生(以下、奥村):ありがとうございます。ここまで、長く険しい道のりでした。
――経歴を見ると、順調なように見えますが? 幅広く活躍されてますよね。
奥村:新人のうちにこれだけのお仕事に恵まれたのは、本当に幸運なことです。
ですが漫画家を志してヒューマンアカデミーへ入学したのが7年前ですから、連載デビューにかかった時間だけ見れば、私自身は苦労したと思ってます。
――そういえば、もともと漫画家志望でしたよね? どうしてシナリオ方面に?
奥村:きっかけは運転中の事故で、右手をケガしたことです。
今では完治してますが、もともと絵が下手だったのでスッパリと作画は諦めて、作話一本に専念しました。
もともと物語を考えるのが好きでしたので、表現の媒体にこだわりはなかったのです。
――それで今は、色んな媒体で物語を作っているのですね。改めて、今の仕事内容を教えてください。
奥村:漫画原作者として、月刊誌で連載してます。ネーム原作といって、セリフやコマ割り、キャラクターの動作や演出を漫画形式で紙に描いて、作画の西田君に渡すのが私の仕事です。
ライトノベルも書いてます。ネームと違って全てを文字で表現しますので、違った難しさがあります。お恥ずかしながら、絵だけでなく文章も下手なもので…。
それと最近では、いわゆるソシャゲのシナリオも書かせてもらってます。
文章を書くという点ではラノベと同じですが、会話劇中心で地の文を使わないのと、各キャラクターや舞台などの設定をラノベ以上に細かく作るという点で、やはり違った難しさがあります。
特にゼロから作ったキャラクターの数は、今のところゲームの仕事のが一番多いのではないでしょうか。
――3つの仕事を掛け持ちですか。作話のプロになれたわけですから、文章が下手ということはないのでは?
奥村:いえいえ、これがもう大変で…(笑)。ネーム作りはデビュー前から練習してましたが、ラノベやゲームシナリオに関しては、お仕事を頂いてぶっつけ本番…いつも手探りで、プレッシャーとの戦いでした。
――ぶっつけ本番というと? そもそも漫画はともかく、ラノベやゲームの仕事を始めたきっかけは何ですか?
奥村:まずはヒューマンアカデミーで、定期的に漫画の編集者を呼んで頂き、セミナーや持ち込み会を開いて頂いたおかげで、今のシリウスの担当さんと知り合えたのですが、その担当さんがある日「ラノベも書いてみたら?」と勧めてくれたのです。私はとても無理だと思っていたのですが、編集者さんが勧めるということは、出来る見込みがあるのかもと思い、頑張って書いてみました。ネットで書き方を調べて、「行頭は1マス空ける」とか、小学校で習うようなことを23にもなって学び直してましたから、今考えると無謀ですよね。
――でも結果的にラノベもデビューできたということは、シリウスの担当さんの目は確かだったんですね。
奥村:それが後から聞いたら、「本当にデビューするとは思わなかった」らしいんですね(笑)。
初めて書いたラノベが二次選考止まりで、運よく講談社ラノベ文庫の担当さんが付いてくださって、アドバイスを頂きながらもう一度書いたら受賞して、そのままデビューさせて頂いたんです。
そのデビュー作をゲーム会社の方に読んで頂いたのがきっかけで、シナリオの仕事も頂いたのです。
ですので、ラノベとゲームは本当にぶっつけ本番で書いていたんですよ。運が良かったんです、本当に。
次回へ続く!!!
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