【地域デザイン】気になる基山
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2016年01月13日(水)
地域デザインカレッジ担任青木です。12月7日、19時より基山町役場で開かれた住民会議に、今回も学生とともに参加してきました。
佐賀県の呼びかけにより、地元住民と町役場の方々が中心となって、
新しい基山町の魅力を探り、最終的には、都心に住む人々に向け、
基山を楽しんでもらうツアーを開発しようというこの事業。
会議自体は今回が二回目ですが、これまで実際、町歩きやヒアリングの機会が設けられました。
縁あってこの事業に初回から関わることのできた、我がカレッジ生。
担任の私は町歩きには参加できませんでしたが、
このブログでも学生たちの町歩きの体験リポートが紹介されています。
授業で関わる前までは、町の名前すら知らない学生もいたのですが、
何度か通ううちに、親しみがわいてきたことと思います。これぞ「関係人口」!
時間が遅いために、今回の会議に参加できなかった学生の中には、
自分なりに基山の魅力をまとめたツアーを提案してきた人もいました。
基山の観光地として最も有名な「大興禅寺」は、
縁結びの神様も祀られていることから「恋人の聖地」という局面からのPRもなされています。
流行の婚活ツアーをイメージし、そこでくくってのツアーをと、
20代男子学生は考えてきたようです。
さて、本日の参加者は約20数名。4班に分かれて、アイデアを出し合い、
一定時間内にそれぞれ一本のツアーをまとめるということです。
なかなかの大仕事。しかも、班編成も突発。メンバー同士は初対面も多く、
立場も違う。これはどうなることかと思いましたが、
とりあえず福岡市からやってきた私たち4名は4班バラバラとなりました。
一緒に参加した学生のひとり、高橋くんは、なんとそんな中で、
すすんでまとめ役を買って出たようで、横で垣間見ながら嬉しくなりました。
http://s.ameblo.jp/akahyoutan/entry-12104586217.html
私自身、基山の町を歩いたのはきょうで二回目、しかもいづれも夜。
駅から役場までの約15分ほどの道のりだけです。
それでも基山を知らない、外からの印象や発見を魅力に繋げる何かを提案できたらと、
会議前の短い時間でしたが、出来るだけ周りを見ながら歩きました。
私が参加した6人の班のうち、基山以外の住民は私を含めてふたり。
一人は佐賀県庁にお勤めのこの会の主催者でした。
最初、基山のことをよく知らない我々は、パンフレットや地図を片手に、
あれやこれやと面白そうと思う場所を話題にしようとしましたが、
長く基山を知る方々からは、さして珍しくもなく、誰でも知っている当たり前なこと、
さて時間をかけて歩くにしても、わざわざどうだろうかと返ってきます。
いやいや知らない人から見たら新鮮ですよー
あら!そんなもんですかー
そんなやりとりの中、県庁の方が、基山の水の恵みが気になる。
水をテーマにするのはどうかという案が出ました。
基山には歴史ある水門があり、水が良いから、酒蔵もあり、工場も建つ。
私は基山発のラーメン屋さんも気になっていたので、水でくくると、
ストーリーがぴたりと決まる!ぜひそれで!と、得意の書記を買ってでて、
目の前の模造紙に次々と目に見えるカタチを描いていきました。
アイデアが目に見えるカタチになると、効果てきめんです。
たちまち、皆さんも喜んで賛成して下さいました。
こうして完成した私たちのツアープランは、投票の結果、1位となりました!
他班で頑張っていた仲間を思いつつ、やはり素直に嬉しいものです。
さて、次回からこの案をもとにさらに進んでいくことになるそうです。
基山観光のメイン、大興善寺をあえて外したこのプラン。水モノにならないように、頑張らないと!
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