ジュエリーデザイナーの仕事を知ろう！

デザイン学科の目指せる職業のひとつにジュエリーデザイナーという職業があります。ジュエリーデザイナーで有名な人物と言えば、ティファニーのデザインを手掛けるパロマ・ピカソ氏や、ブルガリの創業者でもあるソティリオ・ブルガリ氏など。ジュエリーデザイナーの名前がブランドになるケースもあります。華やかな印象のあるジュエリーデザイナーですが、具体的にはどのような仕事をするのでしょうか。仕事内容と必要なスキルについてチェックしてみましょう。

ジュエリーデザイナーとは？

ジュエリーデザイナーとは、金や宝石などを使ったジュエリーのデザインを手掛ける仕事です。宝飾店で見かける指輪やネックレスなどのアクセサリーのデザインの多くは、ジュエリーデザイナーがデザインを行っています。 デザインと言っても単に紙やパソコン上でデザインを提案するだけではありません。金属によっても性質などが異なるため、実現可能なデザインなのか、実際にデザインしたものを製作するまでがジュエリーデザイナーの仕事になります。ただし、会社によってはデザインと製作を分業しているケースも見られます。 また、会社の規模などにもよりますが、オーダーメイドでアクセサリーの制作を受けている会社の場合、客のニーズに合わせての制作が付随することも。そのため、顧客とのすり合わせなどの仕事を行うこともあるのです。

ジュエリーデザイナーになるには？（必要な資格・スキル）

ジュエリーデザイナーになるには、ジュエリーメーカーやジュエリーショップなどに採用されて仕事につくのが一般的です。こうした働き先では、ジュエリー系の専門学校や美術系の大学卒業者が多く働いています。 ジュエリーデザイナーになるのに、特別な資格はありません。しかし、貴金属という特殊なものを扱うことから、ジュエリーに関する資格を持っていた方が、就職の際に評価してもらえる可能性があります。ジュエリーコーディ―ネーターや宝石鑑定士あたりの資格取得を狙ってみると良いでしょう。

ジュエリーデザイナーの年収は？

ジュエリーデザイナーの初任給は18～22万円で、年収は200～500万円。デザインが売れたり、有名になってフリーで活躍できるようになったりすると年収1000万円以上を狙うことも可能で、やりがいのある仕事だと言えます。

ジュエリーデザイナーの求められる人物像は？

ジュエリー業界は、ファッションなどと同じく流行があり、ニーズが変化していく業界です。そのため、優れたデザインを提案できるだけでなく、ニーズに合ったものをデザインできる必要があります。流行に敏感で、広くアンテナをはれるような人物、もしくは洞察力に優れた人物が求められます。