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セリフが覚えられるか不安! 効率的な覚え方ってある?
声優は基本的に台本を持って演技しますが、セリフを覚えて収録に臨んだほうが余裕を持って演技できることは確かですよね。現に、自分の担当するキャラクターのセリフは全て覚えてから収録に向かう声優が多いのだとか。
けれど、セリフを覚えるのはとても大変です。暗記が苦手な人だと苦労するかも……?
暗記が苦手でもセリフを覚える方法
人によって暗記の得意不得意は確かにあると思います。でも、セリフを暗記するコツ、覚えるコツもあるんです。「暗記だなんて、まるで受験勉強みたいだな……」と思わずに、今回のコラムを参考にして、ぜひ実践してみてください!
身体で覚える
セリフをひたすらくり返し言って、唇と舌に覚えさせてください。「えっ!? そんなのコツでもなんでもないし、当たり前のことでしょ!」とツッコミが入るかもしれませんが……大事なのは、唇と舌だけでなく、「身体全体で覚える」ことです。
行動を合わせる
そのキャラクターと同じ行動を取りながらセリフを言ってみてください。走りながらのセリフなら、自分も走ってセリフを言ってみてください。料理をしながらのセリフなら、自分も一品作りながら台本を読んでみましょう。
場所を合わせる
場所を合わせることも重要です。晴天の野外でのセリフなら、実際に外に出てください。夜の屋内のセリフなら、実際に夜間に自室で台本を読んでください。
以上のように、できるかぎり「そのキャラクターがセリフをしゃべっているシチュエーション」に合わせてセリフを言ってみてください。身体と五感を使えば、驚くほどスムーズにセリフが頭に入ってくるはずですよ。
専門用語はその意味を頭で理解しておく
特にSF系のお話だと顕著ですが、初耳の専門用語がバンバン出てくる場合がありますよね。そういった言葉・単語が出てきたら、必ず辞書やインターネットで検索して意味を理解するようにしてください。聞き慣れない言葉や意味の分からない言葉は、どうしても覚えにくいものです。
全体の流れを理解しておく
ストーリーの流れを完全に把握し、どんな状況でそのセリフを発するのかを理解してください。原作があるなら、原作小説や原作コミックを買って読んでみることも大切です。
「ああそうか、このシチュエーションだからこのセリフを言うんだ!」「このキャラクターはこんな気持ちだから、このセリフを言ったんだ!」という納得感が得られれば、セリフを覚えることがグッと楽になってきます。
紙に書いて覚える
紙に書くという行為はモノを覚えるのに効率的です。自分が担当するセリフをすべて紙に書き写してみましょう。この方法を実際にやっている声優さん・舞台役者さんも少なくないそうですよ。
コツはあるけれど、時間・気合い・根性が必要
セリフの覚えかたは色々ありますが、基本は反復です。覚えるためにどんな方法を使うにせよ、とにかく何度もセリフを口にする以外の近道はありません。こればかりは根性と気合いの世界ですので、今回紹介したコツを実践して、がんばってみてください!
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