作文プロジェクト★優秀賞紹介『電車』
2012年11月09日(金)
仙台校 作文プロジェクト
10月のテーマ 『 電 車 』 の優秀作品を紹介します
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ゲームカレッジ プログラム専攻 1年 黒須 優駿さん
父からもらったはじめてのプレゼントは「プラレール」というおもちゃの電車だった。
体が弱く、外で友達と走って遊ぶことができなかった私は、電車を走らせる為の
レールをたくさん買ってもらい,、家全体を使って一つの線路を作ったりしていた。
同じマンションに住んでいた友達も、たくさんの種類の電車や私よりも多くのレールを
持っていたので、必然的によく遊ぶようになり、お互いの家を行き来しながら様々な
変化をつけた線路を作るようになった。
私たちは、たまに親に怒られながらも自分達が思い描く線路を目指して、いつも笑っていた。
あの頃から十数年の月日が流れた今も、あの頃のまま何も変わらずに私の部屋に置いて
ある。私はたまにその中からお気に入りだった電車を取り出して、今の自分はあの頃の
ように楽しんでいるかと問いかけてみる。高校まで続いた友達は就職をし、日々頑張っている。
私は今の道を選び楽しんでいると確認して、そっと戻す。
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