Principal column校長コラム

東京校|佐治 恒孝校長

総合学園ヒューマンアカデミー首都圏合同入学式 式辞

今年は異常気象で寒暖の差が激しく、例年になく早めの春を迎え、桜の花が散ってしまそうですが、いつの年も春はやってきますが、この春は特別な思いをあらたに決意する春と感じています。先日、新年号が発表され、平成から令和と五月から変わります。令和の意味は、厳しい寒さのあとに、春の訪れを告げ、美しい花を咲かせる梅の花のように一人ひとりの日本人が明日への希望を持ちそれぞれの花を咲かせることができる日本でありたいとの意味で、これはヒューマンアカデミー教育グループの根底に流れている実践教育愛にも通じる元号であります。

今日の入学式は平成最後の入学式で、平成と令和時代の節目ともなる入学式です。
本日、このように多くの皆様とともに、平成三十一年度ヒューマンアカデミー教育グループ、東京校、横浜校、富士河口校、新宿校、柏校、大宮校、秋葉原校、国際大学機構及びヒューマンキャンパス高等学校 首都圏入学式を挙行できますことを喜ばしく、各校を代表して式辞を申し上げます。本日は、ご多忙にもかかわらず、ワシントン州立スカジットバレーカレッジ・インターナショナルプログラム部長 シュルツ・クリスタ様、株式会社スクウェア・エニックス第八ビジネスデビジョン シニアマネジャープロデューサー 時田貴司様はじめ、多数のご来賓の皆様には、ご多用のところ、ご臨席を賜り、心より御礼申し上げます。ありがとうございます。また、ご参列の保護者の皆様、お子様はただ今、総合学園ヒューマンアカデミー、各校カレッジ、国際大学機構HIUC、ヒューマンキャンパス高等学校の新入生としてお迎えいたします。心よりお祝い申しあげます。おめでとうございます。
  
さて、新入生、863名の皆さん、「入学おめでとう」心を込めてお祝い申しあげます。皆さんは今日からヒューマン教育グループ各校舎、ヒューマンキャンパス高等学校の学生です。総合学園ヒューマンアカデミーは株式会社が運営する教育機関です。最も重視しているのは、社会の変化に柔軟に対応でき、また学生の夢を実現する専門校として、よりよい社会人、国際人として、また、先進的な業界の即戦力としての人材を育てることにあります。ヒューマンアカデミーの理念は、後ほど皆さんで唱和いただく学生綱領、これは校訓に代わるものですが、その綱領の為世為人、つまり、世のため人のため、以下に述べられている通り知識、技能の専門教育を通して社会に貢献できる人間教育にあります。つまり、専門力と人間力を身につける人材育成の学校です。その実現のため、産学官連携はじめ多様な教育活動のプログラムに加えて現役プロ講師陣を迎え、また、セルフィングの実施やきめ細かい親身の担任指導などを通しての人材育成に努めております。ヒューマンアカデミーが首都圏に創立され二十余年の長きにわたる歴史や卒業生の業界での活躍、在校生の充実した学園生活を見ていただければお分かりと思います。

さて、入学生には、本日の入学式を、人生の大きな節目として自己の選択した事実を自ら問い、決意を新たにする場として、ヒューマンアカデミーで自らの可能性や能力を発揮・成長して欲しいと思います。
  
ところで、国外は、イギリスのEU離脱、アメリカトランプ大統領の自国主義、中国の一帯一路等の台頭、北朝鮮の核問題、北方四島等、今までにない危機に直面していると言っても過言でない状況にあります。また、国内では、少子高齢化による生産年齢人口の減少、経済規模の縮小、さらに税収減少の中、東京オリンピック、パラリンピックの開催の明るい話題はあるものの、八年前の東日本大震災や熊本地震からの復興も十分に進まない事態があり、今まで経験したことのない社会状況があります。またITが進歩し、自動運転の車に見るように、AI人工知能が進化して、人間が活躍できる職業がなくなると言われ、先行き不透明です。皆さんもその変化や厳しさをテレビやスマホで実感していることと思います。どんな時代が来ても、最も大事なのは、次代を担う教育であります。ヒューマンアカデミーの各カレッジは人工知能では補えない実践的な専門力と人間力の育成を目指しております。入学式にあたり、心がけてほしい事の話しをしておきます。それは変化と改善なのです。まず変化の話は、皆さんが使っている、携帯のことで、ガラ系とスマホがあることはご存じでしょう、そこから話をいたしたいと思います。

ガラ系はガラパゴスの意味で生物が単独の島ゆえに独自に進化したことをさしていることで、日本独自の進化した携帯とう言うことでグローバルに通用しなかったようです。スマホはスマート、つまり、賢い携帯と言うことです。ガラ系に起源であるガラパゴスの独自の進化は、今から百五十年前、ダーウィンの進化論の中で有名な言葉を述べています。それは「生き残るものは誰なのか、最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き延びるのでもない。唯一、生き残るものは変化できるものである」と述べていました。

次に、改善についてです。大リーグで活躍し、先日の東京での公式戦で引退したイチローの所属チームマリナーズでの話です。イチローは今年初め、長年活躍してきた秘訣を監督から何かと聞かれ、それに対して改善あってこそと答えたそうです。それが、今年のチーム飛躍の合言葉となっていることです。それは年ごとに変化し、改善する一人ひとりの意識と実行が良い結果を生むとの意味の様です。

変化とは依然と変わること、改善は今までのことを良い方向に持っていくことです。つまり改善を一人一人に呼びかけることがチーム標語になっていると報道されていました。新入生もこの機会に今までの自分を振り返り、将来への目標達成のため、今までの自分から変化し、改善をしなければならないことがあると思います。是非これまでを振り返り変化と改善にチャレンジしてください。皆さんのこれまでの学びは、どちらかというと受け身の学びで、知ることが優先されてきたと思います。今日からのヒューマンアカデミーでの学びは、自ら進んで今までの自分を変え、主体的に知識や技能を吸収し、それを実践で活かすことにあります。そうでなければ、自分の夢や目標は絶滅してしまいます。よく、過去と他人は変えられない、未来と自分は変わられるといわれます。ぜひ、皆さんの底にねむっていたよさを、よき未来、よき自分に変えていってくれるよう期待しています。

では、どのように学べば社会に出てもはずかしくない実践、仕事ができるのでしょうか。

その一つ目は、進路目標を早くに定め、見失わないことです。顔をしっかり上げ、遠くを見たり、自分の足下を見ながら歩みを進めることです。その基礎となるのは授業です。アルバイトの必要な学生もいるとは思いますが、各カレッジの授業を第一に考え、緊張して授業を受けて下さい。

二つ目は、健康な学校生活を送ることです。それには、規則正しい生活習慣を身につけて、実践することです。規則正しい生活からは、集中力が生まれます。それは自分の成長や技能・知識の向上につながります。健康に留意し、集中力のある学校生活を送って下さい。

三つ目は、社会の中で生きるには、人間社会の常識が大事です。それをあらわす言葉があります。それは、時を守り、場を清め、礼を尽くすとの言葉です。つまり時を守りは、時間や約束を守る、場を清めは場面に応じた言葉使いや行動、服装です。礼を尽くすは挨拶から感謝の言葉のことです。AIの進展で社会が変わろうと人間社会の常識は変わりません。時を守り、場を清め、礼を尽くす精神を忘れないでください。

これが自分の夢や希望の実現へ導き、成長になるはずです。   

結びに、保護者の皆様、お子様は次代を担う人材で、現在は多感な年齢であり、悩んだり、揺れることもあるかもしれません。大切なのはご家庭と学校が「連絡・相談・報告」を密にして、同じ気持ちで社会人への事前教育にあたることだと考えます。

最後に、新入生には、ヒューマンアカデミーでの学びや、卒業後の、就職を含め、実り豊かな結果を出していけるよう、教職員一同最善を尽くしてまいりますので、新入生、保護者の皆様やご来賓の皆様、業界、地域の皆様から今後もヒューマンアカデミーへ、ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げ、式辞といたします。

改めて、新入生入学おめでとう。

専門力に加え人間力も強化し、どこに出しても恥じないスペシャリストを育てあげます。

東京校

佐治 恒孝 校長

都立高等学校で38年勤務、晴海総合高等学校校長を最後に退職、その後、教職員研修センター教育経営課教授を経て総合学園ヒューマンアカデミー東京校校長に着任。元東京都公立高等学校長協会会長、元東京都高等学校体育連盟副会長、元東京都保健体育研究会会長、元日本バスケットボール協会理事、現同評議員、現秀明大学学校教師学部客員教授。