Principal column校長コラム

東京校・大宮校|佐治 恒孝校長

台湾の教育の現状(日本と比較して)とヒューマンアカデミーの教育スタイル

 就職とは、就社ではない。就職である。とよく言われる。昔は、できるだけ有名な会社に入ることが、経済的に恵まれ、かつ親が見栄や外聞を気にする時代であった。
また、多様化が進んでいる現代は、自己の得意や好きなことする職業に就くことが、自己を生かすことなり、以前のように自己を犠牲にして経済的な観点を優先にする職業探し時代は時代遅れとも言われている。
 高校教育での進路指導は、子どもが自らの将来について設計していく中で、進路を適切に選択し、決定する能力を育むために、学校全体として組織的・体系的に取り組む教育活動である。
近年の進路指導は、キャリア教育の中に位置づけられ、キャリア発達を促す指導と進路決定のための指導が系統的に展開され、幅広い能力の形成を目指したものとなっている。
 このような特徴をもつ進路指導と、子どもに対して社会生活における必要な資質や能力を育む生活指導とは、子どもの人格形成に大きくかかわるという点で共通しており、個別的な進路指導の取り組みは、人としての在り方生き方を考えさせ、生きる力の育成に寄与する等、生徒指導における大きな役割を担っている。しかし学校において進路指導の中核を担う教師に対しては、職業や産業に関する専門的な知見と子どもに進路を選択し決定する能力を育むための技能を有していることが求められがちである。
また、一般の学校では進路指導は生徒指導とは異なる校務分掌として位置づけられていることもあって、進路指導と生徒指導は別物とかんがえている場合が多い。
 しかし、今まで経験した事だが、進路に対して、本人の意向は勿論だが、保護者の意向や同意も必要で、これがうまくいかないと、せっかく決まった進路先に迷惑をかけることとなり、加えて、家族の中が不仲になる場合等、取り返しのつかない事態を生ずる場合がある。
そのため、本人の興味・関心・意向から進路指導するが、保護者とも面談も是非する必要があり、学校生活や家庭での生活を含めた生徒指導と並行に進路指導を行い、進路決定に至ることが大事で、時には就職する企業等や職種を掘り下げて説明、助言、説得する機会にしている。
 特に、現在の若者の価値観は昭和の時代と異なり、転職に対しての拒否感も少なく、キャリアが増加し、ヘッドハンテングされる事等、かっこいい仕事への憧れで、転職するものも少なくない。
現在社会状況は急速に変化し、雇用の形態も、正社員からアルバイト・パートあり、また、専任でも無期、有期採用があり、将来の待遇に影響してくることを説明しておかねばならない。意に反した雇用関係になった場合、採用時には戻れず、後悔先に立たずであり、被害を被るのは学生本人、保護者である。
 ヒューマンアカデミーの進路指導とは、学生の好きな仕事に就くことを基本に、これまでの知識、技能、興味、関心から、経済的に収入を含めた、生き甲斐、遣り甲斐あって、社会貢献が出来るよう指導している。
ヒューマンアカデミーの就職内定は、一般の就職のように、ウエブからエントリ―して、何回かの面接をして内定を勝ち取る場合もあるが、学校として業界と密接な連携を早くから実施してきた実績が、学生の進路先の開拓やインターンシップを通して、企業側から就職斡旋があったり、企業間での紹介から就職が決定したりしている。
 特に、本人の特色・特徴・個性が業界での生きるパフォミングアーツや声優は技術や創造性が問われるファション、ヘアー関係のカレッジでは、将来の職業を視野に入れ、夢と希望の実現に、在学中の即戦力となるカリキュラムでの受講状況やインターシイプ、業界からの説明会を通じて、業界経験のある担任や講師が、生徒指導と進路指導を区別なく、個々の学生へ内定を勝ち取るまで指導している。
このことは、先に述べて一般的な学校に存在する進路指導部と生徒指導部との垣根のない指導体制で取り組んでおり、知識・技能、才能だけでなく、業界での生き抜く力の育成・養成に全人的な観点から指導している。そのため、なりたい自分に目標を定め、有意義な学園生活を作り出していると確信している。
言いかえれば、業界の最新の情報・技術を持った先生方と、好きを仕事でなりたい自分になるよう、そして、よりよい社会人としての素養持つよう、専門力と人間力を備えた人材育成に学校全体であたっている総合学園ヒューマンアカデミー東京校・大宮校です。

専門力に加え人間力も強化し、どこに出しても恥じないスペシャリストを育てあげます。

東京校・大宮校

佐治 恒孝 校長

都立高等学校で38年勤務、晴海総合高等学校校長を最後に退職、その後、教職員研修センター教育経営課教授を経て総合学園ヒューマンアカデミー東京校校長に着任。元東京都公立高等学校長協会会長、元東京都高等学校体育連盟副会長、元東京都保健体育研究会会長、元日本バスケットボール協会理事、現同評議員、現秀明大学学校教師学部客員教授。