Principal column校長コラム

　アドミッションズ・オフィス入試、いわゆるＡＯ入試は１９９０年慶応大学が初めてアメリカの大学入試制度を採り入れ実施した。大学側から求める学生像を明示し、その学生像にふさわしいと自負し、その大学に入学したい意欲が高い高校生に論文や面接等学力を問わずに入学試験を実施し、合否を決定するという入学試験の一方式である。現在では東京大学の推薦入試、京都大学の特色入試も名こそ違えＡＯ入試であり、ほぼすべての大学や専門学校で行われている入試制度である。
　大学では一時は推薦入試や一般入試に先立って大学側が募集を開始することができるため「青田買い」と言われ、学力に関係なく定員充足のためにどんどん合格者を出していく大学があり批判を浴びていた時期もあった。ＡＯ入試で合格した学生は他の入試方式で合格した学生に比べ学習意欲が高く成績が良く、研究の成果を上げる大学がある一方、ＡＯ入試で入学する学生の学力がその大学での教育・研究ができるレベルに遠く及ばず、大学生に高校レベルの内容を再学習させざるを得ない等の問題が一部の大学に起きて、次第に必要最低限の学力は身につけておいてもらいたいと、学力も重視する入試方法に変化しながら現在に至っているようだ。
　一方、専門学校では今後の社会に必要なＩＴスキルを身につける素地は大学と同様に必要であるが、高校までの学習の成果として必要とされる基礎学力は大学ほど高くない学校が一般的である。しかし、何より専門分野に対する興味・関心・意欲はより高いものが要求される。ＡＯ入試ほど専門学校に合致した入学制度はない。
　総合学園ヒューマンアカデミーは各校舎の入学事務局の担当者がその校舎のおかれた都市の特性を踏まえ、各カレッジの求める人物像と能力を明確かつ丁寧に説明しＡＯ入試を展開している。夢をかなえたい、夢を仕事にしたいと考えるみなさんはぜひこのＷｅｂページから問い合わせをしてみてもらいたい。特にこの時期には高校2年生のみなさんに強くお勧めする。