Principal column校長コラム

横浜校・静岡校|瀬木 明校長

第45回技能五輪国際大会(ロシア連邦・カザン)メダル獲得~ 語学力と専門教育で世界を牽引する存在に~

 横浜校のゲームカレッジでは、プログラミングの学習の一環として学生を募り、授業終了後に講師による特訓を重ね、技能五輪全国大会のウェブデザイン職種の神奈川県予選に参加している。ほぼ毎年県予選を勝ち抜き、全国大会に県代表として学生を派遣し上位入賞を果たしている。

 2018年度は特に好成績を収め、金賞受賞をはじめ銀賞受賞2名、敢闘賞受賞4名もの2年生が入賞した。その結果、2019年8月に開催される第45回技能五輪国際大会(ロシア連邦・カザン)に日本代表として研究生となったA君(19歳)が出場することになった。

 日本代表選手団の結団式の後、皇嗣同妃両殿下の御接見を賜り、内閣官房長官、厚生労働大臣政務官を表敬訪問してロシアに向け出発した。大会結果は敢闘賞受賞という素晴らしい結果であった。

 A君は中学時代、不登校で他人とのコミュニケーションをとることが非常に苦手な内向的な性格であった。高校進学にあたり、ゲームが好きだった彼は通信制高校の学校法人佐藤学園ヒューマンキャンパス高等学校横浜学習センターに入学しゲームの専門コースで学ぶことを選んだ。一年間の専門コースの授業で手応えを掴んだ彼は、翌年横浜校のゲームカレッジプログラム(現プログラマー)専攻に入学し、通信制高校と専門校のダブルスクールに挑戦し、努力の結果、技能五輪全国大会、技能五輪国際大会の受賞に至ったのである。技能五輪国際大会では、他国の選手とチームを組んで課題に挑戦するエキシビジョン競技もあり、A君は代表となった後、ウェブデザインの特訓のみならず、英会話の特訓もこなし、内向的で他人とのコミュニケーションが苦手だったにもかかわらず、技能五輪国際大会の本番では外国の選手と英語でコミュニケーションを取りながら課題に取り込む成長を見せ、語学力と専門力の両方を見に付け技能五輪国際大会で入賞し世界を牽引する存在となったのである。

 A君は現在、株式会社DeNA Games Tokyoに内定獲得に向けたアルバイト勤務中であり、技能五輪国際大会の敢闘賞受賞はA君の就職活動にとって大きなキャリアアップとなったことは間違いない。

 A君の成長は総合学園ヒューマンアカデミーと学校法人ヒューマンキャンパス高等学校のヒューマングループ2校の確かな教育力の成果として誇らしい限りである。

2年間の学びで大きく成長します。今こそ、自分の未来につなげられる選択をしてください。

横浜校・静岡校

瀬木 明 校長

神奈川県出身、東京教育大学理学部応用数理学科卒業後、神奈川県立高校に勤務。神奈川県立大楠高校校長として神奈川県初のクリエイティブスクールを立ち上 げる。その後、神奈川県立舞岡高等学校校長を歴任し、総合学園ヒューマンアカデミー横浜校、静岡校校長に就任。