Principal column校長コラム

名古屋校|寺西 藤代校長

得意なことを仕事にする

 「あなたの得意なことは何ですか?」入学試験や就職試験の面接で、必ずといってよいほど行われる質問の一つです。先日就職ゼミを受講している学生たちにこの質問をしたところ、
料理・笑うこと・スポーツ・一日中ゲームをし続けられること・どこでも寝られること・根気があること・整理整頓・職業技術・相手の話を聞く・疑問に思ったことを解決する・まわりを見て行動する・対応力・走る・タイピング・ピアノ演奏・アクセサリー作り・人の長所をみつける・前向きな考え方ができること等々・・・。様々な得意が挙げられました。彼らの思う得意は「他の人より自分が優れていると思っている才能」「自信のあること」「好きなこと」という意味で使われている場合が多いようです。そこでさらに、「この得意なことを仕事にするとしたら、どのような仕事が考えられるか」という質問を投げました。すると、教員・カウンセラー・職人・プロのゲーマー・ハンドメイドのアクセサリー販売・・・。得意なことの種類よりはるかに少ない回答でした。ということは、「得意なことは仕事にしにくい」ことになるのでしょうか?
 「得意」という言葉を辞書で調べると「意志を得ること」と書かれていました。言い換えると「志したことを実現する」ということではないかと思います。「なりたいと志したこと」、これは具体的な職業だけでなく「なりたい自分」にも繋がることであると思います。「生まれつきの才能」や「これまでの経験で身につけた技能や知識」だけでなく、そこに「こうありたい・なりたい」という志が存在してこそ、「得意なこと」になるのではないでしょうか。
 この「得意」という言葉の意味から専門学校で学ぶということを考えてみると、「専門分野について学べば得意なことになる」ということではなく、そこに「なりたい自分が存在する」からこそ、楽しく学べ自信に繋がり「得意になる」のではないかと思います。さらに、この考え方で重要な「なりたい自分」は「なりたくないこと」や「やりたくないこと」も経験してこそ発見できるのではないでしょうか。興味や関心の有無に拘わらず、今やらなければならないことを、とにかくやるという経験が、「なりたい自分」の発見に繋がり「得意なこと」「得意なことを仕事にすること」に繋がっていくと思います。特に、プロの方や現場に近い研修・インターンシップの経験は、「楽しくない・やりたくない」と感じることもあり、それが成長の基になるので、とても重要だと思います。
「楽しくないこと」にも挑戦することが「得意な仕事」に繋がるきっかけになる・・・。本校では、プロとして活躍されている外部講師の授業だけでなく、実習や現場へのインターンシップ経験を重視しています。それは、学生たちが「やりたくないこと」からも「やりたいこと」や「なりたい自分」を発見し、「得意なことを仕事に繋げる」を実現すると考えているからです。

人生100年の時代に必要な力を!

名古屋校

寺西 藤代 校長

キャリアコンサルタント(国家資格)・三重県スクールカウンセラー・専門学校講師。 三重県公立小学校教員を経て独立起業。総合学園ヒューマンアカデミー名古屋校では就職に関する授業と学生相談を担当している。 インターネットラジオ「ゆめのたね放送局」パーソナリティー。 番組名「おかあさんおつかれさま」(名古屋校の学生達が多数ゲスト出演中)